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2010年03月08日

泣ける話 19 嗚咽

No.491 嗚咽 その7 より


650 :威月 ◆KqZQ//HYDE :05/01/19 05:51:48 ID:l7flPOtp

9歳の時、お父さんが車を使い排ガス自殺した。
私はお父さんが遺書を書いていたところを見ていたのに、それと気付かず…

幼かった私はお父さんがうつ病だと知らずに、仕事を休んでいたのをズル休みだと言ったり、汚い言葉を吐いた。
でもお父さんは私を叱ることなく困ったように笑っていた。
「○○(名前)、お父さん体良くなったらステーキでもなんでも食べに連れていってやるぞ」
反抗期で機嫌が悪くなるとこう言って私の機嫌をなおしてくれた。

お母さんの作るレバニラ炒めが好きで、死ぬ少し前、夕飯の残りのレバニラ炒めを一人で泣きながら食べていた。
今思えば遺書といい、予兆はたくさん出ていたのに…
お父さん、ごめんね…私気付いてあげられなかった……。


今年6月、私はかなり年上の彼と結婚することになった。
お披露目もかねてお正月の挨拶に二人で実家に行った時、親戚のおばちゃんたちがくちぐちに
「利行(父)にそっくりな人だねぇ」
と。
…言われるまで気付かなかったよ…
思わずみんないるところで号泣してしまいました(´;ω;`)

お父さん、私あの人と幸せになるよ。
お父さんは私を絶対嫁に出さないって言ってたけどねf^_^;
でも、あの人は本当に私を大切にしてくれるから!
だからずっと見守っていて下さい…



695 :687 :05/01/29 02:45:44 ID:fiw2yBFJ

まず、俺の婚約に泣いて喜んでくれた友に感謝したい

11年も前になるが、俺には婚約者がいた
彼女は両親と姉を交通事故で亡くし、自身も聴覚と右腕に障害を負っていた
そんな境遇のせいか、俺と付き合っていた頃は暗くて泣いてばかりの記憶しかない
(彼女の同級生に昔の話を聞くと、明るい感じのイメージが残っているらしいが)

俺は当時、仕事がかなり忙しく、式の日取りとか決めなきゃなーと思いつつも
なかなか会えない日々が続いていた
たまにしか会えなかったが、会う度に嬉しそうな顔をする彼女が本当に愛しかった..

ある日彼女は失踪した

慌てて警察に届け出たが、対応は恐ろしく冷たかった
家族でない俺が届け出たことで、逆に疑われていたようだった
結局、今も彼女の行方は知れないままだ

失踪当初は警察への怒りで満ちていたが、時間が立つにつれ自己嫌悪にまみれていく
精神安定剤を飲んでいた事も知らなかった
いつも泣いていた彼女を支えられなかった

それからと言うもの、生活も荒み転職ばかりしていた
女性と付き合うのも怖いと感じるようになっていた
自分が許せなかったのもあるが、何よりも恋愛に傷つくのがとても恐ろしかった

あれから11年。友の叱咤激励に押され、ちょっとづつではあるが気持ちの整理がついたと思う
新しい彼女との婚約を友に報告すると、

「お前は色々苦労したからな、幸せになれ」

と泣いてくれた
なんでお前が泣いてるんだよ! と思ったが、もう涙でそいつの顔見えないや

なれと言われるまでもなく俺はもう幸せです。

あと、4年前と2年前に死んだ、お袋と親父に
「孫の顔見せられなくてごめん。でも俺なんか幸せかも」



712 :大人の名無しさん :05/02/02 18:46:14 ID:jWN7gCbd

俺が小3の時、ガンを患っていた母が亡くなった。
それから父は、俺と当時2歳だった妹の世話をすることになった。
慣れない家事と仕事の両立に父は懸命だった。
当然遊び盛りだった俺も否応なく、家の事を手伝わせられた。
なぜ母を奪ったのかと、ずっと己の不幸を呪い、この世に神様はいないと天を恨んだ。

やがて幼かった妹にも手がかからなくなり、俺は高校へ進んだ。
学費はバイトを始めることで何とかなった。

ところが妹も小学校の高学年に進み、胸が膨らみ始めた。
これまで恥を忍んで妹の下着を買って来た父も、ブラジャーなど買った
ことがあるはずもなく、途方にくれていた。
そんな時、俺にバイト先で知り合った彼女ができた。
事情を話すと、彼女は妹と一緒に下着を買いに行ったり、生理用品の事など、なにかと妹の面倒を見てくれた。


当初戸惑っていた妹も、やがて彼女を実の姉のように慕うようになった。
彼女が遊びに来て4人で食事をしていた時、母が死んで以来やめていた酒を父が久しぶりに飲んで酔っていたのをはっきり憶えている。
俺は亡くなった母が彼女と俺を引き合わせてくれたのかと、神様に深く感謝した。

母がいないことをのぞいて、やっと普通の家庭とはこんなものなのかと思える日々が訪れた。
そして社会人となった俺は彼女と結婚した。父と妹も、もちろん祝福してくれた。
父は定年退職したが、子会社のちょっとした役職で再雇用して貰えたと嬉しそうに話していた。


そんなある日、高校生になっていた妹が突然交通事故で死んだ。
葬式の数日後、父は会社に辞表を出し、俺は悲しみで何をする気力もなかった。

妻は父と俺のそんな気持ちを察してか、
妹の遺品を全て処分しようとして妹のタンスから
最初に買ってやったブラジャーを見つけて、泣き崩れた。

あの日から、俺は神も仏も信じられなくなった。



790 :大人の名無しさん :05/02/20 12:08:16 ID:GpnFoYJu

うちのかーちゃん 
おやじの酒乱で離婚 
以後3人の子を一人で育てる 

姉貴二人遠くに嫁ぐ 
俺とかーちゃん二人暮らし
かーちゃん 
酒を飲むようになる 
度を越すようになる
俺に怒られるから隠れて飲む。
友達から「電話したらお前のかーちゃんまたよぱらってたぞ」と言われ 
怒ってかーちゃんを蹴っ飛ばす 
「クソババー てめー電話出るなこの!!」
「お母さん飲んでないよ」
ろれつが回らない言葉で俺に許しを乞う 
それを聞いてまたかーちゃんの頭を思い切りひっぱたく

そんな日が続いた

結婚が決まった 
嫁と2人きりで海外で挙げた。
かーちゃんには式の写真とビデオをやっただけ 
嫁にも極力合わせないよーにしてた 

別々に暮らして半年 
ある日夜遅く保険の証書を取りに実家に帰ると真っ暗な部屋の中 
テレビのあかりだけ 
その前にかーちゃんがボーッと正座していた 
「こんな夜中に何やってんのよ
 またさけ飲んでるのかこの野郎っ」
叩こうと思ってふとテレビを見ると 
俺の挙式のビデオだった   

「叩かないで
 ごめんね
 ごめんね」
  
ろれつが回らない言葉で這いつくばって懇願するかーちゃん 
俺はぼーぜんとした

毎晩一人ぼっちでこのビデオを見てたのか・・・
ごめんねお母さん 
本当にごめん。もう叩かないから
来週嫁さんと一緒にどっかおいしいものでも食べに行こうよ。














昨日の晩 
母と嫁と食事してきました。

「嫁さんが母さんとメシ一緒に食べたいんだってさ」

って言ったら喜んでた。自分がビール飲みながら
「母さんも1杯どう?」
て言ったら
「私はいいから」

って・・無理すんなよな 
嫁に嫌われたくないのだろうか

一生懸命嫁に俺のこと頼むって 
優しい子だからって 
親バカだなー

嫁さんニコニコして頷きながら聞いてた。
母さん嬉しそうだった。



896 :大人の名無しさん :05/03/08 10:32:35 ID:B2ZTecn2

小学校入学を控えた長男のもとに、新しい学習机が届いた。
無邪気に喜ぶ長男は同じ歳で白血病になり天国に行ってしまった実弟と
同じ笑顔をしていた。

涙が止まらなかった。わあわあ声上げて泣いた。




897 :大人の名無しさん :05/03/08 12:05:52 ID:x/fgHAEW

>>896
あなたは女性(姉の立場)ということでよろしいのでしょうか。
いえ私も姉&弟の構成なので…
もし自分だったらどうだろうと我が身を重ねてしまいました。

あなたの弟さんを思う涙とお気持ちはきっと天まで届いていますよ。




898 :896 :05/03/08 17:30:04 ID:B2ZTecn2

>>897さん
レスありがとうございます。恥ずかしながら、また泣けてしまいました。
私は姉の立場になります。
といっても、6年しかねーちゃんやらせてもらえなかったんですけどね……。

弟とは年子なので1歳違ってたんです。私は弟のことが大好きでした。
入院したのは小学校入学して最初の夏休みからでした。
母からは「長い風邪だ」と聞いてたんで、すぐ治ると思ってましたが
よく考えれば母はもうその時に病状を知っていたんでしょうね。

入院中に母に買ってもらったアニメのまくらを、弟は
「これねーちゃんが好きだから、ねーちゃんにあげて」って言ったらしいんです。
まくらをもらったとき、私は弟に
「お返しに退院したら大好きな超合金のおもちゃをおこづかいで買っちゃるね」
って約束していたんです。弟はとても喜んでいました。
でもその約束は果たせませんでした。退院したらじゃなくて、すぐ買えば良かったです。
当時小学2年生の私は「入院しても必ず退院できるもの」と思ってましたから……。

来週にはランドセルが届きます。その時また泣くんでしょうね。
だって息子…… 弟にすごい顔が似てるんですもの。




899 :大人の名無しさん :05/03/08 17:34:46 ID:3RHg1b5M

>>898
ねーちゃん大好きだから生まれ変わったんだよ。
今度は楽しい思い出いっぱいいっぱい作ろうね!



900 :896 :05/03/08 17:46:01 ID:B2ZTecn2

>>899さん
ありがとうございます。勿論、息子達(2人いますが)とは
弟の分まで精一杯幸せになってほしいし、楽しい思い出を
家族で作ろうと思ってます。

あと…… 母にも一杯親孝行したいです。
今になって、看病してる母がどれだけ辛い思いでいたか分かったような気がします。
以前
「○○と××(長男と次男)に遊べるおもちゃいっぱい段ボールにしまってるけど、
なかなか開けられんのよね」

といったときの、寂しそうな表情が忘れられないんです。



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Posted by アマミちゃん(野崎りの)  at 16:32 │Comments(0)泣ける話

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小さい頃の夢はマザーテレサとジャンヌダルクでした。
あれから20数年、今では立派なメタボとなりました。

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