2010年02月28日
コワイ話 動物虐待の報い
動物虐待の報い
149 本当にあった怖い名無し 2008/02/23(土) 03:09:22 ID:xQfjZi6pO
すべて実話です。この前同窓会があったので
まぁ聞いたのは数年前なんですど・・・思い出したので、聞いて下さい。
私の同級生の父親の話しです。
実話だから私まで聞かされました。怖いから聞いてって言われて…。
同級生の父親は警察官なんですけど、警察とゆう仕事柄、様々な事件を取り調べますよね。
事件と言っても家族にはほとんど仕事については話した事なかったそうなんですけど、今から話す、動物の虐待の事件はお父さんから口にしたそうです。
ある街で約半年で異常の数の猫の死体が発見されました。どれの無惨な姿だったそうです。毒死や、耳を切られて死んだり。。首に、釘を刺されてたり。他にも見てはいられない殺され方だったそうです。
その犯人(K容疑者)は捕まって現在は刑務所に入れられてるので安心なんですけど、刑務所に入ってからK被告の行動が日に日におかしくなっているそうなんです。
同級生の父親は、刑務所勤務じゃないので話しを聞くだけなんですけど、話しがリアルすぎるそうなんです。
K被告は入ったばかりの頃、就寝の時に「眠れない!うるさい!あっちいけ!殺さないでくれ!」
と叫ぶんだそうです。
刑務官が、「○○番!静かにしろ!」と注意しても叫ぶんだそうです。
「俺を助けてくれ!!」と泣きながら。
あまりに酷い為、医者に見てもらうと解離性(転換性)障害と診断されたそうです。
でも刑務官の間では、あれは、病気じゃない。。本当に見えるんじゃないか。と噂になりました。
今では、個室に入れられてるんですけど、
毎晩、声が廊下まで響くそうです。
さすがに、刑務官も呆れて何も注意しなくなり、ただ毎晩K被告の声が響きます。
続きます
150 本当にあった怖い名無し 2008/02/23(土) 03:11:38 ID:xQfjZi6pO
一人の勤務が終わった刑務官がロッカーの部屋にいた同僚に言いました。
青ざめた表情で
「僕、霊感があって心霊的なものが昔から見えたり聞こえたりするんですけど…K被告は本当は病気じゃないですよ。僕、聞こえるんです。憎しみを込めたような鳴き声で
ウーウーウーウーギャーヲー(うまく言い現せない)
って叫んでK被告の周りを飛び回ってる猫達が。懸命に爪を立ててかかじろうとするんです。生きてる猫の顔じゃないです。怒り狂った恐ろしい顔で。
嘘じゃないですよ…。正直僕も不気味なんです。」と言うんです。
人から人へ話しが広まって、私まできました。
でも本当にあるんだそうです。加害者に殺された者の呪いはもちろん動物の呪いも…。
刑務所には様々な霊達がくるそうです。
ただ目的は、集中するそうなんですけど。
149 本当にあった怖い名無し 2008/02/23(土) 03:09:22 ID:xQfjZi6pO
すべて実話です。この前同窓会があったので
まぁ聞いたのは数年前なんですど・・・思い出したので、聞いて下さい。
私の同級生の父親の話しです。
実話だから私まで聞かされました。怖いから聞いてって言われて…。
同級生の父親は警察官なんですけど、警察とゆう仕事柄、様々な事件を取り調べますよね。
事件と言っても家族にはほとんど仕事については話した事なかったそうなんですけど、今から話す、動物の虐待の事件はお父さんから口にしたそうです。
ある街で約半年で異常の数の猫の死体が発見されました。どれの無惨な姿だったそうです。毒死や、耳を切られて死んだり。。首に、釘を刺されてたり。他にも見てはいられない殺され方だったそうです。
その犯人(K容疑者)は捕まって現在は刑務所に入れられてるので安心なんですけど、刑務所に入ってからK被告の行動が日に日におかしくなっているそうなんです。
同級生の父親は、刑務所勤務じゃないので話しを聞くだけなんですけど、話しがリアルすぎるそうなんです。
K被告は入ったばかりの頃、就寝の時に「眠れない!うるさい!あっちいけ!殺さないでくれ!」
と叫ぶんだそうです。
刑務官が、「○○番!静かにしろ!」と注意しても叫ぶんだそうです。
「俺を助けてくれ!!」と泣きながら。
あまりに酷い為、医者に見てもらうと解離性(転換性)障害と診断されたそうです。
でも刑務官の間では、あれは、病気じゃない。。本当に見えるんじゃないか。と噂になりました。
今では、個室に入れられてるんですけど、
毎晩、声が廊下まで響くそうです。
さすがに、刑務官も呆れて何も注意しなくなり、ただ毎晩K被告の声が響きます。
続きます
150 本当にあった怖い名無し 2008/02/23(土) 03:11:38 ID:xQfjZi6pO
一人の勤務が終わった刑務官がロッカーの部屋にいた同僚に言いました。
青ざめた表情で
「僕、霊感があって心霊的なものが昔から見えたり聞こえたりするんですけど…K被告は本当は病気じゃないですよ。僕、聞こえるんです。憎しみを込めたような鳴き声で
ウーウーウーウーギャーヲー(うまく言い現せない)
って叫んでK被告の周りを飛び回ってる猫達が。懸命に爪を立ててかかじろうとするんです。生きてる猫の顔じゃないです。怒り狂った恐ろしい顔で。
嘘じゃないですよ…。正直僕も不気味なんです。」と言うんです。
人から人へ話しが広まって、私まできました。
でも本当にあるんだそうです。加害者に殺された者の呪いはもちろん動物の呪いも…。
刑務所には様々な霊達がくるそうです。
ただ目的は、集中するそうなんですけど。
2010年02月28日
コワイ話? 四指死天昇
四指死天昇
352 本当にあった怖い名無し 2009/03/28(土) 06:49:52 ID:LLvHrLlr0
俺が高校生だった頃の話。
当時、俺は柔道部に所属していた。段位は弐段。
150kgのバーベルを持ち上げる事も出来るくらい鍛えていた。
そんな俺にはライバルであり、仲間であり、親友と呼べる奴がいた。
ある日、そいつと俺は足腰を強化する為に校庭で走行訓練を行っていた。
そして走り終わり、校庭の隅で休憩している時、背中に強い衝撃を感じた。
振り返ると、そこには巨大な楔(くさび)を持った友が居た。
友の手に握られた楔は校庭で使うロープを固定する為の物で
太さ2cm、長さ30cmで先の尖った鉄製のシロモノだ。
どうやら友は、そいつを俺の背中に突き立てたらしい。
俺は友に「何をしているんだ?」と聞いた。
友は「う~ん、痛いかなぁ、と思って」と答えた。
俺の背中に何か生暖かい物が流れる感触がする。どうやら出血したようだ。
俺が「痛くはないが、血が出たぞ」と言うと「う~ん、血が出ただけかぁ」と友は言う。
「いいから、楔を元に戻せ」そう言うと友はつまらなさそうに楔を元の場所に戻す為に振り返った。
その時だった。
353 本当にあった怖い名無し 2009/03/28(土) 06:51:09 ID:LLvHrLlr0
俺は友の将来の為に何か御仕置きをしなくてはならない、と思った。
俺だったから良かったが、これが一般人相手だったら大事だ。
悪い事をしたのだと躾けなければならない。
その頃、俺は対人用として「必殺」と言える技の開発をしていた。
ボクシングの「カエル飛びアッパー」を知っているだろうか?
低い体勢から全身のバネを使い、下から上に一気に拳を突き上げる技だ。
あれを浣腸でやる。
しかも両手の人差し指と中指の計4本の指を使う。
ただでさえ危険な、その技を鍛え上げられた肉体を持つ
俺がやると洒落では済まない威力を発揮する。
正に「必殺技」
名を「四指死天昇」と言う。
354 本当にあった怖い名無し 2009/03/28(土) 06:52:17 ID:LLvHrLlr0
楔を元の場所に差し込んでいる友の背後に素早く近づき
俺は「四指死天昇」を炸裂させた。
肛門とは実に脆いものだ。中指の第二関節までキレイにめりこんだ。
それと同時に肉が裂ける感触も伝わる。
友は何も言わず、その場で前のめりに崩れ落ちた。
衝撃のあまりに一瞬で落ちたのだ。そして痙攣していた。
友は救急車で病院に搬送され、緊急手術となった。
その後、俺と友は教員や親に度重なる尋問並びに説教をされる事になった訳だが
俺も友も「俺とあいつは親友だ。何も問題はない」と言い通した。
後遺症で友は便を排出する度に激痛に襲われる症状が1年間続いた。
友は自分にこれほどのダメージを与える俺を尊敬していると言う。
俺もまた、肛門の激痛に耐える友を尊敬している。
そんな昔話を職場の同僚に話すと必ずキチガイ扱いされる。
352 本当にあった怖い名無し 2009/03/28(土) 06:49:52 ID:LLvHrLlr0
俺が高校生だった頃の話。
当時、俺は柔道部に所属していた。段位は弐段。
150kgのバーベルを持ち上げる事も出来るくらい鍛えていた。
そんな俺にはライバルであり、仲間であり、親友と呼べる奴がいた。
ある日、そいつと俺は足腰を強化する為に校庭で走行訓練を行っていた。
そして走り終わり、校庭の隅で休憩している時、背中に強い衝撃を感じた。
振り返ると、そこには巨大な楔(くさび)を持った友が居た。
友の手に握られた楔は校庭で使うロープを固定する為の物で
太さ2cm、長さ30cmで先の尖った鉄製のシロモノだ。
どうやら友は、そいつを俺の背中に突き立てたらしい。
俺は友に「何をしているんだ?」と聞いた。
友は「う~ん、痛いかなぁ、と思って」と答えた。
俺の背中に何か生暖かい物が流れる感触がする。どうやら出血したようだ。
俺が「痛くはないが、血が出たぞ」と言うと「う~ん、血が出ただけかぁ」と友は言う。
「いいから、楔を元に戻せ」そう言うと友はつまらなさそうに楔を元の場所に戻す為に振り返った。
その時だった。
353 本当にあった怖い名無し 2009/03/28(土) 06:51:09 ID:LLvHrLlr0
俺は友の将来の為に何か御仕置きをしなくてはならない、と思った。
俺だったから良かったが、これが一般人相手だったら大事だ。
悪い事をしたのだと躾けなければならない。
その頃、俺は対人用として「必殺」と言える技の開発をしていた。
ボクシングの「カエル飛びアッパー」を知っているだろうか?
低い体勢から全身のバネを使い、下から上に一気に拳を突き上げる技だ。
あれを浣腸でやる。
しかも両手の人差し指と中指の計4本の指を使う。
ただでさえ危険な、その技を鍛え上げられた肉体を持つ
俺がやると洒落では済まない威力を発揮する。
正に「必殺技」
名を「四指死天昇」と言う。
354 本当にあった怖い名無し 2009/03/28(土) 06:52:17 ID:LLvHrLlr0
楔を元の場所に差し込んでいる友の背後に素早く近づき
俺は「四指死天昇」を炸裂させた。
肛門とは実に脆いものだ。中指の第二関節までキレイにめりこんだ。
それと同時に肉が裂ける感触も伝わる。
友は何も言わず、その場で前のめりに崩れ落ちた。
衝撃のあまりに一瞬で落ちたのだ。そして痙攣していた。
友は救急車で病院に搬送され、緊急手術となった。
その後、俺と友は教員や親に度重なる尋問並びに説教をされる事になった訳だが
俺も友も「俺とあいつは親友だ。何も問題はない」と言い通した。
後遺症で友は便を排出する度に激痛に襲われる症状が1年間続いた。
友は自分にこれほどのダメージを与える俺を尊敬していると言う。
俺もまた、肛門の激痛に耐える友を尊敬している。
そんな昔話を職場の同僚に話すと必ずキチガイ扱いされる。
2010年02月28日
コワイ話 コトリバコ
コトリバコ
912 小箱 1 2005/06/06(月) 12:57:48 ID:lJdBivui0
俺、暇なときにまとめサイト見てる者です。
俺自身霊感とかまったくなくて、ここに書き込むようなことは
ないだろうなぁって思ってたんですが、
先月あったホットなお話を書き込もうかと思いここに来た次第。
一応話の主役の許可は取って書き込んでます。
ここなら多くの人が信じてくれそうなので。
長文かも。(文才もなく長文カキコもほとんどしたこと無いので読みにくいかも)
冒頭述べたように、俺自身にはまったくもって霊感などは存在してません。
なのでこれ、ホントに霊とか絡んでる話かは俺には判別不可。
皆さんに判別してほしい。
会話の内容も、覚えてるものを書いているのでかなり乱文かもしれません。
で、本題。
この話は、霊感の強い友達の話。
その友達は中学生の時からの付き合いで、30手前になった今でも
けっこう頻繁に遊んだり、飲みに行くような間柄。
そいつん家は俺らの住んでるところでもけっこう大きめの神社の神主さんの
仕事を代々やってて、普段は普通の仕事してるんだけど、正月とか
神事がある時とか、ケコーン式とかあると、あの神主スタイルで拝むっていうのかな?
そういった副業(本業かも)をやってるようなお家。
普段は神社の近くにある住居にすんでます。
で、その日も飲みに行こうかってことで、とりあえず俺の家に
集合することになったんです。
先にそいつと、そいつの彼女が到着して、ゲームしながらもう一人の女の子を待ってたんです。
その神社の子をM、遅れてくる子をS、俺のことをAとしますね。Mの彼女はKで。
913 小箱 2 2005/06/06(月) 12:58:15 ID:lJdBivui0
しばらくゲームしながら待ってたら、Sちゃんから電話がかかってきたんです。
Sちゃん「ごめんちょっと遅れるね、面白いものが納屋から見つかって、家族で夢中になってた~
「Aってさ、クイズとかパズル得意だったよね?面白いものもって行くね!
「もうちょっと待ってて~~~
ってな感じの内容でした。
で、40分くらいしたころかな、Sちゃんがやってきたんです。
その瞬間、というかSちゃんの車が俺ん家の敷地に入った瞬間かな
Mが「やべぇ。これやべぇ。やべ・・・・ どうしよ・・ 父ちゃん今日留守だよ」
って言ったんです。
俺「ん?Mどうしたが?また出たんか?」
K「大丈夫!?またなん?」
M「出たってレベルのもんじゃねぇかも・・・・ はは・・ Aやべぇよこれ、Sちゃん・・まじかよ」
Mは普段は霊感あるとかオバケみるとか神社の仕事とか、あまり話題には出さないんですが、
たまにこうやって怯えてるんですよ。
俺もSもKも、そのことは知ってるんですがMが突っ込んだ話されるのを嫌がるので
普段はあまり話題にしません。
Sちゃんが俺の部屋まで上がってきました。
Mは顔面蒼白ってかんじで、
M「Sちゃんよ・・・・ 何持ってきたん?出してみ・・・」
S「え?え?もしかして私やばいの持ってきちゃった・・・のか・・な?」
M「うん・・」
S「これ・・・来週家の納屋を解体するんで掃除してたら出てきたん」
そういってSちゃんは木箱を出したんです。
20㌢四方ほどの木箱でした。電話でパズルって言ってたのはこのことだろう、
小さなテトリスのブロックみたいな木が組み合わさって箱になってたと思う。
914 小箱 3 2005/06/06(月) 12:59:09 ID:lJdBivui0
M「それ以上触んなや!触んなや!!」
その瞬間、Mはトイレに猛ダッシュ「おぅえぇええ。ぅぇえぇうぇええええ」
嘔吐の声が聞えてきました。
Kがトイレに行ってMの背中をさすってやってるようでした。(良い彼女だ・・w)
一通り吐き終えたMが戻ってきました。
Mが携帯を取り出し電話をかけました。
M「とうちゃん・・・・コトリバコ・・・ コトリバコ友達が持ってきた」
M「俺怖い。じいちゃと違って俺じゃ、じいちゃみたくできんわ・・」
M泣いてました。とうちゃんに電話かけて泣いてる29歳・・・
それほど恐ろしいことなんでしょう。俺も泣きそうでした。
M「うん付いちょらん、箱だけしか見えん。」
M「跡はあるけどのこっちょらんかもしらん」
M「うん、少しはいっちょる、友達のお腹のとこ」
M「シッポウの形だと思う・・・シッポウだろ?中に三角ある。シッポウ」
M「間違いないと思う、だって分からんが!俺は違うけん!」
(なにやら専門用語色々でてたけど、繰り返していってたのはコトリバコ、シッポウ
(もっと色々言ってたけど忘れました、ごめん)
M「分かったやる。やる。ミスったら祓ってや、とおちゃん頼むけんね」
Mここで電話を切りました。
最後にMは2分ほど思いっきり大泣きして、しゃくりあげながら「よし」
と正座になり、自分の膝のあたりをパシっと叩きました。
もう泣いてませんでした。なにか決意したようで。
915 本当にあった怖い名無し 2005/06/06(月) 13:04:02 ID:ZG1MS4t70
山口県?
916 小箱 4 2005/06/06(月) 13:04:52 ID:lJdBivui0
M「A・・カッターか包丁貸してごせや」
(「ごせ」ってのはうちらの方言で、~してくれとかの語尾ね)
俺「お、おい、何するん!?」
M「誰か殺そうっちゅうじゃない、Sちゃん祓わないけん」
M「Sちゃん、俺みて怯えるなっちゅうのが無理な話かもしらんが、怯えるな!」
M「KもAも怯えるな!とにかく怯えるな!怯えるな!!負けるか!負けるかよ!!」
M「俺が居る!怯えるな!怯えるな!」
M「なめんな!俺だってやってやら!じいちゃんやってやら!見てろよ糞!糞ぉおおおおお!」
Mは自分の怯えを吹き飛ばすかのように咆哮をあげていました。
Sちゃん半泣きです・・・怯えきってました。
俺もKも泣きそうです。ほんとにちびりそうだった・・・
S「分かった、分かった、がんばっでみる」
俺もSもKもなにやら分からないけど、分かった分かったって言ってました。
M「A包丁かカッター持ってきてごせや」
俺「お、おぅ・・」包丁をMに手渡しました。
M「A俺の内腿、思いっきしツネってごせや!おもいっきし!」
もう、わけ分からないけど、Mの言うとおりにやるしかありません。
M「がぁあああああがあぐいうううあああ・・・・・”!!!」
Mの内腿をツネり上げる俺。
俺に腿をつねり上げられながら、Mは自分の指先と手のひらを包丁で切りつけました。
たぶん、その痛みを消すためにツネらせたのかな?
M「Sちゃん口開けぇ!」
MはSちゃんの口の中に、自分の血だらけの指を突っ込みました。
M「Sちゃん飲みぃ、まずくても飲みぃ」
S「あぐ;kl:;っぉあr」
Sちゃん大泣きです。言葉出てなかったです。
M「◎△*の天井、ノリオ? シンメイイワト アケマシタ、カシコミカシコミモマモウス」
なにやら祝詞か呪文か分かりませんが、5回~6回ほど繰り返しました。
呪文というより浪曲みたいな感じでした。
917 小箱 5 2005/06/06(月) 13:05:27 ID:lJdBivui0
そしてMがSちゃんの口から指を抜くとすぐ、SちゃんがMの血の混じったゲロを吐きました。
S「うぇええええええええええおええわええええええええ」
M「出た!出た!おし!!大丈夫!Sちゃんは大丈夫!」
M「次・・・!」
M「じいちゃんみててごせや!」
Mは血まみれの手を、Sちゃんの持ってきた木箱の上にかぶせました。
M「コトリバココトリバコ ◎△*??Й・・・」
M「いけん・・いけん・・やっちょけばよかった」
Mがまた泣きそうな顔になりました。
M「A!っとおちゃんに電話してごせや」
言われたとおりにMの携帯でMのとおちゃんに電話をし、Mの耳元にあてました。
M「とおちゃん、ごめん忘れた、一緒に呼んでくれ(詠んでくれかな?)」
Mは携帯を耳にあて、右手を小箱添えて、また呪文みたいなもの
を唱えてました。やっぱり唄ってるみたいな感じでした。
M「終わった。終わった・・・・おわ・・・ったぁ・・うぅえぇえええ」
Mはまた号泣してました。大の大人が泣き崩れたんですよ。
Kによしよしされながら、20分くらい大泣きしてました。
俺とSとKも号泣で、4人でわんわん泣いてました。
その間も、Mは小箱から決して手を離さなかったような気がします。
(号泣してたんであまり覚えてませんがw)
すこし落ち着いてから、Mは手と箱を一緒に縛れる位のタオルかなにかないか?
って聞いてきたので。薄手のバスタオルでMの手と木箱を縛り付けました。
M「さて、ドコに飲みに行く?」
一同「は?」
M「って冗談じゃw 今日はさすがに無理だけん、A送ってくれよ」
(こいつどういう神経してるんだろ・・・ ほんと強い奴だなぁ)
918 小箱 5 2005/06/06(月) 13:05:47 ID:lJdBivui0
その日はSもMもKもなんだかへとへとで、俺が送っていくことになりました。
(飲みだったんで、もともと俺が飲まずに送る予定だったんですよ!いやホントにw)
で、それから8日ほどMは仕事を休んだようです。
そして昨日Mと会い、そのときのことを聞いてみたんですが。
M「あ~っとなぁ。Sちゃんところは言い方悪いかもしらんが、◎山にある部落でな」
M「ああいうところには、ああいったものがあるもんなんよ」
M「あれはとおちゃんが帰ってきてから安置しといた」
M「まぁあんまり知らんほうがええよ。」
なにやら言いたくない様子でした。
それ以上は、いくら聞こうとしても教えてくれない_| ̄|○
ただ最後に
M「あの中に入っちょるのはな、怨念そのものってやつなんよ」
M「まぁ入ってる物は、けっこうな数の人差し指の先とへその緒だけどな・・・」
M「差別は絶対いけんってことだ、人の恨みってのはこわいで、あんなもの作りよるからなぁ」
M「アレが出てきたらな、俺のじいちゃんが処理してたんだ」
M「じいちゃんの代であらかた片付けた思ってたんだけど、まさか俺がやることになるなんてなぁ」
M「俺はふらふらしてて、あんまり家のことやっちょらんけぇ、まじビビリだったよw」
M「ちょっと俺も勉強するわ まぁ才能ないらしいがw」
M「それとな、部落云々とか話したけど、差別とかお前すんなや・・Sちゃんとも今までどおりな」
M「そんな時代じゃないしな~ あほくせぇろ」
俺「あたりめぇじゃんw」
俺「それよりさ、この楽しい話誰かに話してもええの?」
M「お前好きだなぁ 幽霊すら見えんくせにw」
俺「見えんからこそ好きなんよ」
M「ええよ別に、話したからって取り付くわけじゃないし」
M「どうせ誰も信じねぇよ、うそつき呼ばわりされるだけだぞ、俺はとぼけるしw」
919 小箱 7 2005/06/06(月) 13:09:18 ID:lJdBivui0
と、いうわけで
ここに書き込ませてもらった次第です。
長文失礼しました~!
まさか奴もこれだけの人数に話してるとは思わねぇだろうな~ パソコンオンチだしw
それと最後にひとつ
この箱ってね、まとめサイトに同じような箱の話ありましたよね?
木箱開けたら爪と髪が入ってて、昭和天皇がどうとかって紙切れが入ってたって話。
昨日Mの話で中身をチラっと言ってたのを思い出して、ふと・・・
そういった呪物の作り方があるのかな?
まぁなんだ、午前中フルに使ってまとめたから疲れたよ_| ̄|○
それと>>915 山口じゃないよ 近いけどねw 10月を神有月とか言っちゃう地方
~その2~
。
43 :小箱 912 :sage :2005/06/06(月) 22:35:54 (p)ID:lJdBivui0(8)
おまたせしました。
いやはや、なんだか大事になってますね、単独スレまでたってるとは。
俺の住んでるとことはど田舎で、地域限定されて見物客?とか来られたら
さすがに俺も怖いので、あまり地域は追求しないでください。
部落差別は少なくなったといいますが、俺は見えにくくなっただけだと思っています。
そういった一部の人たちが新たな差別を生む可能性も怖いので。
ただ、皆さんの推察どおり島根県です。(ばればれですかねw)
(俺のおしゃべり癖を多少後悔・・・・
だってね、俺も情報欲しいんよ・・ここなら集まりそうじゃん。)
さすがに大事になっており、やばいかなって思ったので
さっきMとSに電話してこの経緯を伝えました。
Mいわく「別にここがどこか分かったって詳細なんかわかりゃしないよ、安心しろビビリ」
とのことです。
電話ついでにというか、昨日Mに聞きそびれた事を質問してみました。
1.あの場にいたS以外の人間、つまり俺とKは大丈夫なのか
2.また、俺の家に来る前に、件の小箱で遊んでたという家族は大丈夫なのか
3.頼むよ!まじアレなんだったの!?気になって毎夜6時間しか寝られないよ!
以上3点です。
以下Mの回答。
1.2.の回答
アレは子供と子供を生める女にしか影響なし。
Sの父と弟は問題外、母は・・・閉経してるんじゃないか?
Sのばあちゃんもな。もちろんA(俺)も大丈夫。
Kについては危ないかなと思ったけど、触れた時間が短かったため問題なしだろう。
いざとなったらとおちゃんがいるし大丈夫。
(あの日は旅行でMの母と外出してたそうです)
とのこと。
44 :小箱 912 :sage :2005/06/06(月) 22:36:18 (p)ID:lJdBivui0(8)
3.実はM自身も詳細は知らないらしい。ただコトリバコは「子取り箱」だそうです。
*本当かどうかは不明です、俺を何とか反らそうとウソついたのかもしれないですが・・・
昨日の会話の口ぶりからして、知らないはずが無いと思ってます。
ただ、そこまでして隠すほどのことだってことでしょうか。なおさら怖いけど気になります。
また単独スレの>>31さんの言われる「狐酉」がどうかはその時点ではきいてなかったので不明です。
(電話のあとで気づいたため)
次、Sちゃんとの会話ですが要約すると
あの後、業者が納屋を解体しにきたのですが、
そのときお隣のおじいさんと一騒動あったそうで、
そのときの内容を明日3人に話しておきたいと。(M,俺,K)
で、S曰く、自分も恐怖より好奇心が勝ってるということ。当事者として、何があったのか
アレはほんとに何だったのかをせめて知りたいということでした。(さすがだぜSちゃん!)
で、今Mに話したらOKということで・・・
ちょっと考え込んでましたが。
明日M,S,K,A4者会談開催してきます。Kは来るか分からないけど。
Mのお父さんに話を聞ければ一番いいのでしょうが、さすがにMが渋ってるのに
お父さんに直談判って訳にはいかないでしょうね・・・
もし聞くことが出来れば聞いてみます。
ここまで来たら全部知りたいなぁと思ってます。書き込んでみてよかった。だいぶ焦ったけどw
でも、友達なくすようなことはしたくないので、M,S,Kの誰からかストップかかったら
カキコは止めますね。現時点では好奇心にかき消されてますが罪悪感もあるので。
~全貌~
308 :小箱 ◆/7qG64DDfc :sage :2005/06/08(水) 22:05:48 (p)ID:0GDcLRRy0(43)
昨日の経緯を書きます。嫌になるくらい長文です。
載せようかどうかかなり迷ったんですが、4人で相談し
それぞれ思うところもあり、掲載することにしました。
最後にお願いもあります。
かなり長い話だったので、まとめも時間がかかり
また、俺自身かなり衝撃的なことを偶然聞かされたので
混乱してます。
また、5時間近く話しをしてたので会話の細部は記憶を頼りにかなり補完
して、会話らしくしているということも了承してください。
あと、主要な発言しか書いてません。伏せてる部分も多々あります。
(一応MとSに見てもらい、修正いくつかしてからアップしてます)
文章ぐだぐだかもしれませんがご勘弁を。
*文中、「部落」とか「集落」という言い方してますが実際の話の中ではそう読んでいません。
あくまで便宜上の言い方です。一応ひどい言葉らしいので伏字みたいなものと思ってくださいね。
310 :小箱 ◆/7qG64DDfc :sage :2005/06/08(水) 22:06:27 (p)ID:0GDcLRRy0(43)
6日夜の時点では当事者4人、俺の家でSの話を聞くという予定だったのですが
SがSの家族、そして納屋の解体の時に一騒動あったという隣家のおじいさん
も交えて話がしたいとのことで、Sの家に行くことになりました。
M,S,K,A(俺) それと、Sの父は「S父」、母を「S母」、Sの祖母を「S婆」
Sのおじいさんを「S爺」隣のおじいさんをJとしましょうか。
タイプたいぎいので。(S弟は仕事のため不在)
話の内容は以下のようなものです。
それと、方言で書くのはなるべくやめます。JとS婆の話、ほとんど異国語なのでw
311 :小箱 ◆/7qG64DDfc :sage :2005/06/08(水) 22:06:42 (p)ID:0GDcLRRy0(43)
◎まず、Sが事件の後、納屋の解体業者が来た時の話を。
俺の家での出来事の2日後になります。
5月23日、頼んでいた業者がきて解体用の機械を敷地に入れ作業に入ろうかというとき
S父に隣家のJが話しかけてきたそうです。
S父がおじいさんに納屋を解体することを伝えるとJは抗議してきたそうです。
S父ともめてたそうで、その声を聞いたSが「もしかしたらあの箱のことを
知っているのかも」と思い、Jに聞いてみようと外にでたそうです。
この時点でSは家族にあの日のことは話してなかったそうです。
「納屋を壊すな!」というJに対し
「反対する理由はあの箱のことかなのか」「あの箱はいったい何なのか」
という様なことを聞くと、Jは非常に、非常に驚いた顔をし、
「箱を見つけたのか」「あの箱はどうした?」「お前は大丈夫か?」
とあわてた様子で聞いてきたそうで、Sが事件の経緯を話すと
Jは自分の責任だ、自分の責任だと謝ったそうです。
そして、「聞いておかんかったからこんなことになった」
「話しておかんかったからこんなことになった」
「近いうちにお宅の家族に話さないけんことがある」と言い、帰って行ったそうです。
そしてSはポカンとしてるS父に事件のことを話したそうです。
そしてJの話を聞いてから、俺らに話そうと思ってたのですが、
Jが話しに来る素振りを見せずイライラしてたところに、昨夜俺から電話があったと言うわけです。
そして、昨日俺の電話を受け、Mも来るなら今日しかないと思い
その「話さないといけないこと」を今日話して欲しいということで
Jを父と一緒に説得して来ていただいたそうです。
312 :小箱 ◆/7qG64DDfc :sage :2005/06/08(水) 22:07:02 (p)ID:0GDcLRRy0(43)
◎次に、Mの話
S父がJにお話いただけますか?と言うと
俺とKが居ることで話していいものか悩んでいると(部外者ですもんね)、
と、このあたりで
M「先に話させてもらっていいですか?
そういってMが話し始めました。
M「Jさん・・・・ 本来、あの箱は今あなたの家にあるはずでは?
M「今の時代、呪いと言っても大概はホラ話と思われるかもしれないが
M「この箱については別。俺は祖父、父から何度も聞かされてたし
M「実際、祖父と父があれを処理するのを何度か見てきた。
M「箱の話をするときの二人は真剣そのものだった。
M「管理簿もちゃんとある。それに事故とはいえ箱でここの人が死んだこともありましたよね。
M「今回俺が箱に関わったってことと、父が少し不審に思うことがあるということで
M「改めて昨夜、父と管理簿を見たんです。
M「そうしたら、今のシッポウの場所はJさんの家になってた。
M「そうなると話がおかしい。父は「やっぱり」と言ってました。
M「俺の家の方からは接触しないという約束ですが
M「今回ばかりは話が別だろうと思って来ました。
M「俺の父が行くといったのですが、今回祓ったのは俺なので俺が今日来ました。
Jさん、そしてその他一同は黙って聞いてました。MとJにしか分からない内容なので。
313 :小箱 ◆/7qG64DDfc :sage :2005/06/08(水) 22:07:21 (p)ID:0GDcLRRy0(43)
M「それでですね。Jさん。あなたの家に箱があったのなら、Sのお父さんが
M「箱のことを知らないのは仕方がないし、なんとか納得はできます。
M「Sのおじいさんは◎△(以下T家としますね)さんから引き継いで、
M「すぐに亡くなられてますよね。
(Sのおじいさんは俺らが知り合った時、つまり厨房の時にはすでにお亡くなりだそうです
M「管理簿では、T家⇒Sの家⇒J家の移動が1年以内になってました。
M「Sのおじいさんがお父さんに伝える時間が無かったのだろうと理解はできるんです。
M「それに約束の年数からいって、Sのお父さんに役回りが来ることはもう考えにくい。
M「あなたかT家で最後になる可能性が高いですし。
M「でも、今回箱が出てきたのはSの家だった。これはおかしいですよね。
M「俺、家のことはあまりやってなかったので、管理簿をまじまじと見たことなんて
M「なかったんですが、昨夜父と管理簿をみて正直驚きましたよ。
M「Sの話をさっき聞くまでは、もしかしたら何か手違いがあって、あなたも箱のことを
M「知らなかったのかもしれないと考えてたのですが、あなたは知っていますよね?
M「知っていたのに引き継いでいない。そしてSの家にあるのを知ってて黙っていた。
M「俺、今回のこと、無事に祓えたんであとは詮索されてもとぼければ済むかなって
M「思ってたんですよ。何かの手違いでSの家の人みんなが知らなかっただけで
M「結果オーライというか・・・ 正直焦りまくったし、ビビリまくったけど・・・
M「今日だって、昨日父と管理簿見てなかったらここには来てなかったと思います。
M「本来の約束なら、俺の家からこっちに来ることは禁止ですからね。
M「だから今日俺が来たってことは伏せておいて欲しい。
M「でも、そういうわけには行かなくなったみたいです。
314 :小箱 ◆/7qG64DDfc :sage :2005/06/08(水) 22:07:39 (p)ID:0GDcLRRy0(43)
M「俺は怒ってますよ。俺の父もね。
M「ただ、顔も知らない先祖の約束を守り続けないといけないって言うのは、
M「相当酷な話だというのも分かります。
M「逃げ出したいって気持ちも。俺だってそうでしたから。
M「俺だってあの日、箱を見ただけで逃げ出したかった。
M「わずかな時間のことだったのに、本気で逃げようかと思った。
M「アレを下手すれば十数年、下手すれば何十年保管するなんてどれだけ怖いのか
M「でも、もしこういったことがここ全体で起きてるのだとしたら
M「残りの箱の処理に関しても問題が起きます。
M「Sはたまたま、本当にたまたま箱に近づかなかったっていうだけで
M「たまたま、本当に偶然あの日俺と会うことになってたってだけで・・・
M「もしかしたらSは死んでたかもしれない。
M「そして、もしかしたら他の箱で被害がでているかもしれない。
M「だから、なぜこういうことになってたのか話していただけませんか?
M「それとこいつ(Kのこと)はその場に居た「女」です。もちろん子供を生める体です。
M「部外者ではないです。被害者です。
M「それとこいつは(俺のことです)、部外者かもしれませんが、そうでもないかもしれません。
M「こいつの名前は◎○です。ここらじゃそうそうある苗字じゃないですよね?◎○です。
俺はなんのことやら分からなかったです。ただJさんが俺の方をみて
「あぁ・・そうかぁ・・・」って
長文すいません。あと半分くらい続きます。
315 :小箱 ◆/7qG64DDfc :sage :2005/06/08(水) 22:07:54 (p)ID:0GDcLRRy0(43)
◎Jさんの話しに行きますね
(一部S父母の通訳付きです)
J「まず、箱のことを説明したほうがいいですかな。
J「チッポウ(シッポウかと思ってましたがチッポウらしい)はSの家、J家、
J「そして斜め向いにあったT家の3家で管理してきたものです。
J「3家に割り当てられて箱です。
J「そしてあの箱は3家持ち回りで保管し、家主の死後、次の役回りの家の家主が
J「葬儀後、前任者の跡取りから受け取り、受取った家主がまた死ぬまで保管し、
J「また次へ、次へと繰り返す。受取った家主は、跡取りに箱のことを伝える。跡取りが
J「居ない場合は、跡取りが出来た後伝える。どうしても跡取りに恵まれなかった場合
J「次の持ち回りの家に渡す。他の班でも同じです。3家だったり4世帯だったりしますが。
J「そして他の班が持っている箱については、お互い話題にしないこと。
J「回す理由は、箱の中身を薄めるためです。
J「箱を受取った家主は、決して箱に女子供を近づけてはいけない。
J「そして、箱を管理していない家は、管理している家を監視する。
J「また、Mの家から札をもらい、箱に張ってある古い札と貼り替える。
J「約束の年数を保管し、箱の中身が薄まった後Mの家に届け処理してもらう。
J「M神社(仮にそう呼びますね)と昔にそういう約束をしたらしい
M「それで、俺の家は昔の約束どおり持ち込まれた箱を処理・・・・ 供養してたんだ
M「ここにある全ての箱と、箱の現在の保管者の管理簿つけて。
316 :小箱 ◆/7qG64DDfc :sage :2005/06/08(水) 22:08:19 (p)ID:0GDcLRRy0(43)
J「そうです。本来なら、私がS爺が亡くなったときに箱を引き継ぐはずでした。
J「でも、本当に怖かったんです、申し訳ない許して欲しい。
J「Tの父親が死に(Sの家の前任者です)、引き継いだS爺も立て続けに死に、
J「男には影響ないと分かっていても怖かった。
J「そんな状態で、いつS父が箱を持ってくるのか怯えてたんです。
J「でも、葬儀後、日が経ってもS父がこない。
J「それでT(S家の前任者の跡取り)と相談したんです。
J「もしかしたらS父は何も知らないのかもしらない、箱から逃げられるかもしれないと。
J「そしてまず、S父に箱のことをそれとなく聞き、何も知らされていないことを確認しました。
J「そして納屋の監視は続け、S家に箱を置いたままにしておくこと
J「Tは札の貼り替えをした後、しばらくして引っ越すこと(松江に行ったらしいです)
J「そうすれば、他班からは「あそこは終わったんだな」と思ってもらえるかもしれないから。
J「引き継ぐはずだった私が、S家の監視を続けること。
J「そして、約束の年が来たらJが納屋から持ち出しM神社に届けること。
J「そして・・・・ 本当に、本当に申し訳ない
J「それまでに箱にSやSの母が近づいて、死んでしまったとしても
J「箱のことはSの家は知らない、他班の箱のことは触れることは禁止だから
J「ばれることは無いだろうと、Tと相談したんです。本当に申し訳ない
J「だから、他班の箱のことは分からない。こんなことは無いと思う、申し訳ない
Jさんは土下座して何度も謝ってました。
S父さんは、死んだS爺さんに納屋には近づくなとは言われていたそうです。
また、実際気味の悪い納谷で、あえて近づこうとは思ってなかったようです。Sも同様に。
317 :小箱 ◆/7qG64DDfc :sage :2005/06/08(水) 22:08:35 (p)ID:0GDcLRRy0(43)
それで、今回どうせなら取り壊そうという話になり、中の整理をしていて
そのときにSが箱を見つけてしまったという経緯でした。
S父さん、S母さん、S婆さん、信じられないという感じでしたが、
ただS婆さんだけがなにやら納得したような感じで、
S婆「納屋はだから近づかせてもらえなかったのか」という風なことをおっしゃってました。
319 :小箱 ◆/7qG64DDfc :sage :2005/06/08(水) 22:10:17 (p)ID:0GDcLRRy0(43)
Mの話がまた続きます。
M「なるほど、そういうことでしたか・・・
M「引継ぎはしなかったとはいえ、監視しなければならず、結局は箱から
M「箱から逃げることは出来なかったんですね。
M「結局苦しんだと
M「決まりの年までたしかあと19年でしたよね?
M「・・・引き継いでいたとしても結局は俺が祓うことになってたのかなw
M「S父さん、S母さん、S婆さん、S・・・
M「現実味の無い話で、まだ何が何だか分からないと思う。
M「でもこれは現実で、このご時世にアホみたいに思うかもしらんが、現実で
M「でも、Jさんを怒らないであげてほしい。
M「あの箱が何か知ってるもんにとっちゃ、それほど逃げたいもんだけん
M「まぁ、もう箱はないんだけん安心だが?
M「面白い話が聞けて楽しかったと思ってJさんを許してやって欲しい
M「Jさんを許してやって欲しい
Jさんうつむいて、うなだれて、見ててなんだか痛々しかったです。
320 :小箱 ◆/7qG64DDfc :sage :2005/06/08(水) 22:10:45 (p)ID:0GDcLRRy0(43)
M「それと、たぶんみんなあの箱の中身が何かを知りたいだと思う。
M「ここまで話したら、もう最後まで聞いてほしい。
M「俺も全部は知らんけど、知ってることを話す。
M「ここはもう箱終わったけん、問題ないと思うし
M「正直、残りの箱はあと二つ、たぶん俺が祓わんといけんもんだけん
M「俺の決意ってのもある
M「それと、S父さんは本来知っておかんといけん話だけん
M「それとAは、たぶん今話とかんとしつこいけんなぁw
M「あの箱はな、子取り箱っていって間引かれた子供の身体を入れた箱でな
M「作られたのは1860年代後半~80年代前半頃。
M「この部落(俺らの言葉では部落といいませんが、差別用語です)は
M「このあたりでも特にひどい差別、迫害を受けた地域なんよ
M「で、余りにもひどい迫害だったもんで、間引きもけっこう行われていた
M「△▼(地域名です)の管轄にあったんだが
M「特に△▼からの直接の迫害がひどかったらしい。
M「で、働き手が欲しいから子供は作るが、まともな給料がなく
M「生活が苦しいから子供を間引くと・・・ これは一応わかるよな?
321 :小箱 ◆/7qG64DDfc :sage :2005/06/08(水) 22:11:08 (p)ID:0GDcLRRy0(43)
M「で、1860年代後半かな?隠岐の島で反乱があったのはしっちょるか?
M「その反乱は1年ほどで平定されたらしいんだけど
M「そのときの反乱を起こした側の一人が、この部落に逃れてきた
M「島帰りってやつだな・・・
M「反乱の理由とかは学校で少し習ったろ?隠岐がすごい裕福な土地だったってこととかも
M「まぁ、それはいいや。
M「で、その島帰りの人間、名前がな・・・ ◎○って言うんだよ。
(俺の苗字と同じでした。なんだか訳わかんね・・・)
◎○⇒以下AAとしますね。
M「AAは反乱が平定されて、こっちに連れてこられた時に
M「隙を見て逃げ出してきたそうだ、話によるとだけどな。
M「この部落まで逃げてきたと。
M「部落の人らは、余計な厄介ごとを抱えると、さらに迫害を受けると思って
M「AAを殺そうとしたんだって。
M「で、AAが「命を助けてくれたら、お前たちに武器をやる」
M「というようなことを言ったそうだ。
M「その武器って言うのがな、小箱だ。小箱の作り方。
M「部落の人はその武器がどのようなものかを聞き、
M「相談した結果、条件を飲むことにしたんだ。
322 :小箱 ◆/7qG64DDfc :sage :2005/06/08(水) 22:11:25 (p)ID:0GDcLRRy0(43)
M「AAはもう一つ条件を出してきた。
M「武器(小箱)の作り方を教えるが、最初に作る箱は自分に譲って欲しいということ
M「飲めるなら教える。どうしてもダメなら殺せと
M「部落の人はそれを飲んだ。
M「そしてAAは箱の作り方を教えた・・・
M「作り方を聞いてからやめてもいい、そして殺してくれてもいいともAAは行ったそうだよ
M「それだけ禍々しいものだけん、この小箱ってのは、AAも思うところがあったのかもな
M「ただ、「やり遂げたら自分も命を絶つが、それでもやらなければならないことがある」
M「そうAAは言ってたそうだ
*箱の作り方、全部載せるとさすがにやばそうなので?いくつか省きますね。
323 :小箱 ◆/7qG64DDfc :sage :2005/06/08(水) 22:11:38 (p)ID:0GDcLRRy0(43)
M「それで、その方法がな、最初に複雑に木の組み合わさった木箱をつくること
M「これはちょっとやそっとじゃ木箱を開けられないようにするための細工らしい。
M「これが一番難しい作業らしい。お前らもちょっと見ただろ?あのパズルみたいな箱
M「アレを作るんだ。
M「次に、その木箱の中を、雌の畜生の血で満たして、1週間待つ
M「そして、血が乾ききらないうちに蓋をする。
M「次に、中身を作るんだが、これが子取り箱の由来だと思う。
M「想像通りだと思うが。間引いた子供の体の一部を入れるんだ。
M「生まれた直後の子は、臍の緒と人差し指の先、第一間接くらいまでの
M「そして、ハラワタから絞った血を
M「7つまでの子は、人差し指の先と、その子のハラワタから絞った血を
M「10までの子は、人差し指の先を
M「そして蓋をする。閉じ込めた子供の数、歳の数で箱の名前が変わる
M「一人でイッポウ、二人でニホウ、三人でサンポウ、四人でシッポウ
M「五人でゴホウ、六人でロッポウ、七人でチッポウ
M「それ以上は絶対にダメだとAAは念を押したそうだ
M「そして、それぞれの箱に、目印として印をつける。
M「イッポウは△、ニホウは■といった具合に。
M「ただ、自分の持っていく箱、ハッカイだけは7つまでの子を、八人をくれと
M「そして、ハッカイとは別に、女1人と子供を1人くれと。
M「ハッカイは最初の1個以外は決して作るな とも言ったそうだ。
324 :小箱 ◆/7qG64DDfc :sage :2005/06/08(水) 22:11:53 (p)ID:0GDcLRRy0(43)
M「普通、そんな話まで聞いて、実行なんか出来ないよな
M「そんな胡散臭い人間の話、ましてやそんな最悪の話
M「いくら生活苦しくても、自分の子供を殺すのでさえ耐え切れない辛さなのに
M「さらに殺した子供の死体にそんな仕打ち・・・・
M「でもな、ここの先祖はそれを飲んだんだ、やったんだよ
M「どういった動機、心境だったのかは全部はわからないけど
M「それだけものすごい迫害だったんだろうね
M「子供を犠牲にしても、武器を手にしないといけないほどに、すごい・・・
M「そして、最初の小箱を作ったんだと
M「各家、相談に相談を重ねて、どの子を殺すかっていう最悪の相談
M「そして実行されたんだ。
M「そして・・・ハッカイが出来上がった。
M「AAはこの箱がどれほどのもので、どういう効果なのかを説明した
M「要望にあった子供と女を使ってね。
M「その子供と女の名前は、□■と$*(伏せますね)
M「そして、犠牲になった8人の子供の名前は _______(伏せますね)
M「聞いたことあるろ?
(俺らは知ってる名前です。でもいえません、ほんとにごめんなさい)
325 :小箱 ◆/7qG64DDfc :sage :2005/06/08(水) 22:13:00 (p)ID:0GDcLRRy0(43)
M「で、効果はAに言ってたようなものだ
M「女と子供を取り殺す。それも苦しみぬく形で
M「何故か、徐々に内臓が千切れるんだ、触れるどころか周囲にいるだけでね。
M「そして、その効果を目の当たりにした住民は、続けて箱を作ることにした。
M「住民が自分たちのために最初に作った箱はチッポウだった
M「俺が祓った奴だな。7人の子供の・・箱・・・
M「わずか2週間足らずの間に、15人の子供と、女1人が殺されたんだよ
M「今の時代じゃないだろ?・・・ ひどいよな・・・・
M「そして、出来上がった箱を、△▼の庄屋に上納したんだ
M「普通に住民からの気持ち、誠意の印という名目で
M「庄屋の家は・・・ ひどい有様だったらしい
M「女子供、血反吐を吐いて苦しみぬいて死んだそうだ。
326 :小箱 ◆/7qG64DDfc :sage :2005/06/08(水) 22:13:22 (p)ID:0GDcLRRy0(43)
M「そしてな、住民は△▼のお偉方達、△▼以外の周囲地域にも伝えたそうだ。
M「今後一切部落に関わらないこと、放って置いて欲しいこと。
M「今までの怨みを許すことは出来ないが、ほうっておいてくれれば何もしないということ
M「守ってくれるのなら、△▼へ仕事に出ている部落の者も、今後△▼に行くこともしないということ
M「そして、もしこのことに仕返しをすれば、この呪いを再び振りまくということ
M「庄屋に送った箱は、直ちに部落に返すこと。
M「なぜ放置するのか、その理由は広めないこと、ただ放置することだけを徹底すること
M「そして・・・ この箱はこれからも作り続けること
M「既に箱は7つ存在していること。
M「7つあるっていうのは、これはハッタリだったんだろうなと思う。そう思いたい・・・
M「言い方は失礼なんだけど、読み書きすら出来なかった当時の住民に
M「これだけのことが思いつくはずは無いと思うんだが・・・ AAの知恵だったんだろうか
M「△▼含め、周りの地域は全てこの条件を了承したらしい。
M「この事件は、その一時期は周辺に噂としてでも広まったのだろうかな
M「すぐさま部落への干渉が一切止んだそうだ。
327 :小箱 ◆/7qG64DDfc :sage :2005/06/08(水) 22:13:47 (p)ID:0GDcLRRy0(43)
M「で、この部落の大人たちは、それでも作り続けたんだよ
M「この箱をね。すでにAAはどこかに行ってたらしいんだが
M「箱の管理の仕方を残していったそうだ。
M「女子供を絶対に近づけないこと。
M「必ず箱は暗く湿った場所に安置すること
M「そして箱の中身は、年を経るごとに次第に弱くなっていくということ
M「もし必要なくなった、もしくは手に余るようなら、○を祭る神社に処理を頼むこと
M「寺ではダメ、必ず処分は○を祭る神社であること
M「そして、住民たちは13年に渡って箱を作り続けたそうだ。
M「ただ、最初の箱以外は、どうしても間引きを行わなければならない時にだけ
M「間引いた子の身体を作り置いておいた箱に入れた、ということらしい。
M「子供たちを殺すとき、大人たちは
M「△▼を怨め、△▼を憎め、というようなことを言いながら殺したらしい。
M「殺す罪悪感から少しでも逃れたいから、△▼に反らそうとしてたんだろうな。
M「箱を作り続けて13年目、16個目の箱が出来上がっていた。
M「イッポウ6つ、ニホウ2つ、ゴホウ5つ、チッポウ3つ
M「単純に計算しても、56人の子供・・・
M「作成に失敗した箱もあったという話だから、もっと多かったんだろうな
328 :小箱 ◆/7qG64DDfc :sage :2005/06/08(水) 22:14:00 (p)ID:0GDcLRRy0(43)
M「そして、13年目に事件が起きた
M「その時、全ての箱は1箇所に保管されてたんだが
M「監視を立ててね。そして事件が起きた。
M「11歳になる一人の男の子が監視の目を盗んで箱を持ち出してしまった。
M「最悪なのが、それがチッポウだったってこと
M「箱の強さは、イッポウ<ニホウというふうに数が増えれば強くなる。
M「しかも出来上がって間もないチッポウ
M「箱の外観は分かるよな・・・ Sが楽しく遊んだっていうように
M「非常に子供の興味を引くであろう作りだ。
M「面白そうなおもちゃを手に入れた男の子は家に持ち帰り。
M「その日のうちに、その子を含め家中の子供と女が死んだ。
M「住民たちは、初めて箱の恐怖を、この武器が油断すれば自分たちにも
M「牙をむくということを改めて痛感した。
M「そして一度牙をむけば、止めるまもなく望まぬ死人がでる。確実に。
M「そして恐怖に恐怖した住民は箱を処分することを決めたそうだ。
329 :小箱 ◆/7qG64DDfc :sage :2005/06/08(水) 22:14:15 (p)ID:0GDcLRRy0(43)
M「それからは大体分かるよな。
M「代表者5人が俺の家に来たんだわな。
M「そして、俺の先祖に処理を頼んだ。
M「しかし箱の力が強すぎると感じた俺の先祖は
M「箱の薄め方を提案したんだ。それはJさんの言った通りの方法
M「そして、決して約束の年数を経ない箱を持ち込まないこと。
M「神社側からは決して部落に接触しないこと。
M「前の管理者が死んだ後、必ず報告をすること
M「箱ごとの年数は、恐らく俺の先祖が大方の目安・・・
M「箱の強さによって110年とか、チッポウなら140年ほど
M「箱の管理から逃げ出せないよう、そのルールを作ったんだ
M「で、班毎に分かれたあと、一人の代表者を決め
M「各班にその代表者が届けた。そしてどの箱をどの班に届けたかを
M「俺の神社に伝え、俺の祖先が控えた後・・・・ その人は殺される・・
M「これでどの箱をどの班がどれだけの年数保管するのかは分からない
M「そして、班内以外の者同士が箱の話をするのをタブーとしたそうだ。
M「なぜ全体で管理することにしなかったのかは、恐らくだが
M「これは俺のじいちゃんが言ってたんだが
M「全体で責任を背負って責任が薄まるよりも
M「少ない人数で負担を大きくすることで逃げられないようにしたんじゃないかな?
M「で、約束の年数を保管した後、持ち込まれた箱を処理したと。
M「じいちゃんの運の悪いところは、約束の年数ってのが
M「じいちゃんとおれのひいじいさんの代に、もろ重なってたってことだ。
M「箱ごとの約束の年数っていうのは、法則とかさっぱり不明で
M「他の箱はじいさんの代で全部処分できたんだが
M「チッポウだけはやたら長くて、俺の代なんだよなぁ・・・
M「まだ先だと思って何もやってなかったけど真面目にせにゃ・・・
330 :小箱 ◆/7qG64DDfc :sage :2005/06/08(水) 22:15:10 (p)ID:0GDcLRRy0(43)
M「これで全部だ。箱に関すること。俺が知ってること。
M「そして、俺が祓ったチッポウは、最初に作られたチッポウだってこと。
それと、Mはさっき電話で
M「箱の年数はどうやって決めたのかは分からない。
M「俺の先祖が箱について何かしら知ってたのかも知れないし
M「AAという人物からそういう話があったらそうしてくれと頼まれていたのかもしれない。
と言ってました
以上が昨日の夜の出来事です。
もうね、三文小説のネタにでもなりそうなお話で
現実に箱事件を目の当たりにした俺も、何がなにやらで混乱してます。
331 :小箱 ◆/7qG64DDfc :sage :2005/06/08(水) 22:15:22 (p)ID:0GDcLRRy0(43)
これ、ホントは掲載するのどうしようか、本気で迷いました。
明らかにタブーなことだろうと思うし、部落の人にとっては絶対外に漏れては
困ることでしょうし・・・
ただ、箱は残りふたつってMが言ってました。チッポウが2。
これは責任持ってMが処理するって言ってたのと、
俺ら4人、話を聞いても謎な部分が多すぎて
皆さんの力を借りたいって思ったから掲載することにしたんです。
冒頭で言ってた、お願いしたいことって言うのがそれなんです。
この話読んだ後、なにかこれに関する情報があったら教えていただけませんか?
詳しい地域とか明かせないし、みんなの名前も怖いから教えられないんですが
俺達の個人的な欲で、知りたいんです。
Mの話を聞いても、MとMのとおちゃんにも不明なことは多いらしく
また、Sとその家族、Kも出来うる限り知りたいと。
Mも今の時代なら分からない部分が少しは埋まるかもと。
オカルトチックな話で、信憑性もかな~~~り薄いことだろうと思います。
俺も箱を実際見とらんかったら信じてないと思うしw
332 :小箱 ◆/7qG64DDfc :sage :2005/06/08(水) 22:15:40 (p)ID:0GDcLRRy0(43)
AAが誰なのか、もともとは何処から来たのか?
AAha箱の作り方を何処から知ったのか。
また、AAなる人物はどういう理由で隠岐に居たのかとか
ハッカイとかいう最初の箱はドコに行ったの?とか
AAはその後どうなったの?とか
ハッカイ使ってAAは何をしたの?とか
隠岐は京都付近の政治犯が送られて来たってのは習ったんでしってますが
この箱の作り方が、京周辺にあるものなのか?とか
これは俺のルーツ知れるかなぁっていう個人的な欲も含まれています。
父母が生きてた時、父方の先祖は隠岐から来たってのは聞いてたんですが
詳しいところは不明なんで、俺がAAと関わりあるのかは不明なんです。
妹どもももちろん知ってるわけないし、母方のばあちゃんに聞いてもわかるわけねぇし・・
歴史に詳しい方、ハッカイとか言う言葉が出てくる郷土史
昔話など、情報でてこないですかね?
333 :小箱 ◆/7qG64DDfc :sage :2005/06/08(水) 22:15:56 (p)ID:0GDcLRRy0(43)
箱の呼び名の由来も不明ですし。
ただ、俺の想像なんですが、
イッポウ、ニホウとかは「一封」、「二封」~~で
ハッカイって言うのは「八開」なのかなとも。
俺らの名前、特に俺自身の苗字を明かせない、地域の名前とか肝心な部分を
伏せてるとか、こんな状態でお願いするのはお願いになってないし
失礼だとは思いますが、何か情報があったらぜひお願いします。
俺自身も、図書館等で郷土史など調べてみるつもりです。
何か分かったらまたここに書き込むつもりです。
よろしくお願いします。
334 :小箱 ◆/7qG64DDfc :sage :2005/06/08(水) 22:16:28 (p)ID:0GDcLRRy0(43)
それと最後に。
最後のMの話なんですが、俺自身の思うところや感想を
Mの言葉を借りて勝手に盛り込んでる文章になってるかもしれません。
Mは「こんなかっこつけぇな話し方しねぇよ!」って言ってましたしw
ただ、それほど強烈に心に食い込む話だったんです。
何も思わず、何も語らずってこと俺には出来ないです。
でしゃばりかもしれませんが、お許しください。
「2重カキコですか?」「連続投稿ですか?」って怒られるほどの長文ですが
目を通していただけたこと、お礼を申し上げます。
サンクスコ
912 小箱 1 2005/06/06(月) 12:57:48 ID:lJdBivui0
俺、暇なときにまとめサイト見てる者です。
俺自身霊感とかまったくなくて、ここに書き込むようなことは
ないだろうなぁって思ってたんですが、
先月あったホットなお話を書き込もうかと思いここに来た次第。
一応話の主役の許可は取って書き込んでます。
ここなら多くの人が信じてくれそうなので。
長文かも。(文才もなく長文カキコもほとんどしたこと無いので読みにくいかも)
冒頭述べたように、俺自身にはまったくもって霊感などは存在してません。
なのでこれ、ホントに霊とか絡んでる話かは俺には判別不可。
皆さんに判別してほしい。
会話の内容も、覚えてるものを書いているのでかなり乱文かもしれません。
で、本題。
この話は、霊感の強い友達の話。
その友達は中学生の時からの付き合いで、30手前になった今でも
けっこう頻繁に遊んだり、飲みに行くような間柄。
そいつん家は俺らの住んでるところでもけっこう大きめの神社の神主さんの
仕事を代々やってて、普段は普通の仕事してるんだけど、正月とか
神事がある時とか、ケコーン式とかあると、あの神主スタイルで拝むっていうのかな?
そういった副業(本業かも)をやってるようなお家。
普段は神社の近くにある住居にすんでます。
で、その日も飲みに行こうかってことで、とりあえず俺の家に
集合することになったんです。
先にそいつと、そいつの彼女が到着して、ゲームしながらもう一人の女の子を待ってたんです。
その神社の子をM、遅れてくる子をS、俺のことをAとしますね。Mの彼女はKで。
913 小箱 2 2005/06/06(月) 12:58:15 ID:lJdBivui0
しばらくゲームしながら待ってたら、Sちゃんから電話がかかってきたんです。
Sちゃん「ごめんちょっと遅れるね、面白いものが納屋から見つかって、家族で夢中になってた~
「Aってさ、クイズとかパズル得意だったよね?面白いものもって行くね!
「もうちょっと待ってて~~~
ってな感じの内容でした。
で、40分くらいしたころかな、Sちゃんがやってきたんです。
その瞬間、というかSちゃんの車が俺ん家の敷地に入った瞬間かな
Mが「やべぇ。これやべぇ。やべ・・・・ どうしよ・・ 父ちゃん今日留守だよ」
って言ったんです。
俺「ん?Mどうしたが?また出たんか?」
K「大丈夫!?またなん?」
M「出たってレベルのもんじゃねぇかも・・・・ はは・・ Aやべぇよこれ、Sちゃん・・まじかよ」
Mは普段は霊感あるとかオバケみるとか神社の仕事とか、あまり話題には出さないんですが、
たまにこうやって怯えてるんですよ。
俺もSもKも、そのことは知ってるんですがMが突っ込んだ話されるのを嫌がるので
普段はあまり話題にしません。
Sちゃんが俺の部屋まで上がってきました。
Mは顔面蒼白ってかんじで、
M「Sちゃんよ・・・・ 何持ってきたん?出してみ・・・」
S「え?え?もしかして私やばいの持ってきちゃった・・・のか・・な?」
M「うん・・」
S「これ・・・来週家の納屋を解体するんで掃除してたら出てきたん」
そういってSちゃんは木箱を出したんです。
20㌢四方ほどの木箱でした。電話でパズルって言ってたのはこのことだろう、
小さなテトリスのブロックみたいな木が組み合わさって箱になってたと思う。
914 小箱 3 2005/06/06(月) 12:59:09 ID:lJdBivui0
M「それ以上触んなや!触んなや!!」
その瞬間、Mはトイレに猛ダッシュ「おぅえぇええ。ぅぇえぇうぇええええ」
嘔吐の声が聞えてきました。
Kがトイレに行ってMの背中をさすってやってるようでした。(良い彼女だ・・w)
一通り吐き終えたMが戻ってきました。
Mが携帯を取り出し電話をかけました。
M「とうちゃん・・・・コトリバコ・・・ コトリバコ友達が持ってきた」
M「俺怖い。じいちゃと違って俺じゃ、じいちゃみたくできんわ・・」
M泣いてました。とうちゃんに電話かけて泣いてる29歳・・・
それほど恐ろしいことなんでしょう。俺も泣きそうでした。
M「うん付いちょらん、箱だけしか見えん。」
M「跡はあるけどのこっちょらんかもしらん」
M「うん、少しはいっちょる、友達のお腹のとこ」
M「シッポウの形だと思う・・・シッポウだろ?中に三角ある。シッポウ」
M「間違いないと思う、だって分からんが!俺は違うけん!」
(なにやら専門用語色々でてたけど、繰り返していってたのはコトリバコ、シッポウ
(もっと色々言ってたけど忘れました、ごめん)
M「分かったやる。やる。ミスったら祓ってや、とおちゃん頼むけんね」
Mここで電話を切りました。
最後にMは2分ほど思いっきり大泣きして、しゃくりあげながら「よし」
と正座になり、自分の膝のあたりをパシっと叩きました。
もう泣いてませんでした。なにか決意したようで。
915 本当にあった怖い名無し 2005/06/06(月) 13:04:02 ID:ZG1MS4t70
山口県?
916 小箱 4 2005/06/06(月) 13:04:52 ID:lJdBivui0
M「A・・カッターか包丁貸してごせや」
(「ごせ」ってのはうちらの方言で、~してくれとかの語尾ね)
俺「お、おい、何するん!?」
M「誰か殺そうっちゅうじゃない、Sちゃん祓わないけん」
M「Sちゃん、俺みて怯えるなっちゅうのが無理な話かもしらんが、怯えるな!」
M「KもAも怯えるな!とにかく怯えるな!怯えるな!!負けるか!負けるかよ!!」
M「俺が居る!怯えるな!怯えるな!」
M「なめんな!俺だってやってやら!じいちゃんやってやら!見てろよ糞!糞ぉおおおおお!」
Mは自分の怯えを吹き飛ばすかのように咆哮をあげていました。
Sちゃん半泣きです・・・怯えきってました。
俺もKも泣きそうです。ほんとにちびりそうだった・・・
S「分かった、分かった、がんばっでみる」
俺もSもKもなにやら分からないけど、分かった分かったって言ってました。
M「A包丁かカッター持ってきてごせや」
俺「お、おぅ・・」包丁をMに手渡しました。
M「A俺の内腿、思いっきしツネってごせや!おもいっきし!」
もう、わけ分からないけど、Mの言うとおりにやるしかありません。
M「がぁあああああがあぐいうううあああ・・・・・”!!!」
Mの内腿をツネり上げる俺。
俺に腿をつねり上げられながら、Mは自分の指先と手のひらを包丁で切りつけました。
たぶん、その痛みを消すためにツネらせたのかな?
M「Sちゃん口開けぇ!」
MはSちゃんの口の中に、自分の血だらけの指を突っ込みました。
M「Sちゃん飲みぃ、まずくても飲みぃ」
S「あぐ;kl:;っぉあr」
Sちゃん大泣きです。言葉出てなかったです。
M「◎△*の天井、ノリオ? シンメイイワト アケマシタ、カシコミカシコミモマモウス」
なにやら祝詞か呪文か分かりませんが、5回~6回ほど繰り返しました。
呪文というより浪曲みたいな感じでした。
917 小箱 5 2005/06/06(月) 13:05:27 ID:lJdBivui0
そしてMがSちゃんの口から指を抜くとすぐ、SちゃんがMの血の混じったゲロを吐きました。
S「うぇええええええええええおええわええええええええ」
M「出た!出た!おし!!大丈夫!Sちゃんは大丈夫!」
M「次・・・!」
M「じいちゃんみててごせや!」
Mは血まみれの手を、Sちゃんの持ってきた木箱の上にかぶせました。
M「コトリバココトリバコ ◎△*??Й・・・」
M「いけん・・いけん・・やっちょけばよかった」
Mがまた泣きそうな顔になりました。
M「A!っとおちゃんに電話してごせや」
言われたとおりにMの携帯でMのとおちゃんに電話をし、Mの耳元にあてました。
M「とおちゃん、ごめん忘れた、一緒に呼んでくれ(詠んでくれかな?)」
Mは携帯を耳にあて、右手を小箱添えて、また呪文みたいなもの
を唱えてました。やっぱり唄ってるみたいな感じでした。
M「終わった。終わった・・・・おわ・・・ったぁ・・うぅえぇえええ」
Mはまた号泣してました。大の大人が泣き崩れたんですよ。
Kによしよしされながら、20分くらい大泣きしてました。
俺とSとKも号泣で、4人でわんわん泣いてました。
その間も、Mは小箱から決して手を離さなかったような気がします。
(号泣してたんであまり覚えてませんがw)
すこし落ち着いてから、Mは手と箱を一緒に縛れる位のタオルかなにかないか?
って聞いてきたので。薄手のバスタオルでMの手と木箱を縛り付けました。
M「さて、ドコに飲みに行く?」
一同「は?」
M「って冗談じゃw 今日はさすがに無理だけん、A送ってくれよ」
(こいつどういう神経してるんだろ・・・ ほんと強い奴だなぁ)
918 小箱 5 2005/06/06(月) 13:05:47 ID:lJdBivui0
その日はSもMもKもなんだかへとへとで、俺が送っていくことになりました。
(飲みだったんで、もともと俺が飲まずに送る予定だったんですよ!いやホントにw)
で、それから8日ほどMは仕事を休んだようです。
そして昨日Mと会い、そのときのことを聞いてみたんですが。
M「あ~っとなぁ。Sちゃんところは言い方悪いかもしらんが、◎山にある部落でな」
M「ああいうところには、ああいったものがあるもんなんよ」
M「あれはとおちゃんが帰ってきてから安置しといた」
M「まぁあんまり知らんほうがええよ。」
なにやら言いたくない様子でした。
それ以上は、いくら聞こうとしても教えてくれない_| ̄|○
ただ最後に
M「あの中に入っちょるのはな、怨念そのものってやつなんよ」
M「まぁ入ってる物は、けっこうな数の人差し指の先とへその緒だけどな・・・」
M「差別は絶対いけんってことだ、人の恨みってのはこわいで、あんなもの作りよるからなぁ」
M「アレが出てきたらな、俺のじいちゃんが処理してたんだ」
M「じいちゃんの代であらかた片付けた思ってたんだけど、まさか俺がやることになるなんてなぁ」
M「俺はふらふらしてて、あんまり家のことやっちょらんけぇ、まじビビリだったよw」
M「ちょっと俺も勉強するわ まぁ才能ないらしいがw」
M「それとな、部落云々とか話したけど、差別とかお前すんなや・・Sちゃんとも今までどおりな」
M「そんな時代じゃないしな~ あほくせぇろ」
俺「あたりめぇじゃんw」
俺「それよりさ、この楽しい話誰かに話してもええの?」
M「お前好きだなぁ 幽霊すら見えんくせにw」
俺「見えんからこそ好きなんよ」
M「ええよ別に、話したからって取り付くわけじゃないし」
M「どうせ誰も信じねぇよ、うそつき呼ばわりされるだけだぞ、俺はとぼけるしw」
919 小箱 7 2005/06/06(月) 13:09:18 ID:lJdBivui0
と、いうわけで
ここに書き込ませてもらった次第です。
長文失礼しました~!
まさか奴もこれだけの人数に話してるとは思わねぇだろうな~ パソコンオンチだしw
それと最後にひとつ
この箱ってね、まとめサイトに同じような箱の話ありましたよね?
木箱開けたら爪と髪が入ってて、昭和天皇がどうとかって紙切れが入ってたって話。
昨日Mの話で中身をチラっと言ってたのを思い出して、ふと・・・
そういった呪物の作り方があるのかな?
まぁなんだ、午前中フルに使ってまとめたから疲れたよ_| ̄|○
それと>>915 山口じゃないよ 近いけどねw 10月を神有月とか言っちゃう地方
~その2~
。
43 :小箱 912 :sage :2005/06/06(月) 22:35:54 (p)ID:lJdBivui0(8)
おまたせしました。
いやはや、なんだか大事になってますね、単独スレまでたってるとは。
俺の住んでるとことはど田舎で、地域限定されて見物客?とか来られたら
さすがに俺も怖いので、あまり地域は追求しないでください。
部落差別は少なくなったといいますが、俺は見えにくくなっただけだと思っています。
そういった一部の人たちが新たな差別を生む可能性も怖いので。
ただ、皆さんの推察どおり島根県です。(ばればれですかねw)
(俺のおしゃべり癖を多少後悔・・・・
だってね、俺も情報欲しいんよ・・ここなら集まりそうじゃん。)
さすがに大事になっており、やばいかなって思ったので
さっきMとSに電話してこの経緯を伝えました。
Mいわく「別にここがどこか分かったって詳細なんかわかりゃしないよ、安心しろビビリ」
とのことです。
電話ついでにというか、昨日Mに聞きそびれた事を質問してみました。
1.あの場にいたS以外の人間、つまり俺とKは大丈夫なのか
2.また、俺の家に来る前に、件の小箱で遊んでたという家族は大丈夫なのか
3.頼むよ!まじアレなんだったの!?気になって毎夜6時間しか寝られないよ!
以上3点です。
以下Mの回答。
1.2.の回答
アレは子供と子供を生める女にしか影響なし。
Sの父と弟は問題外、母は・・・閉経してるんじゃないか?
Sのばあちゃんもな。もちろんA(俺)も大丈夫。
Kについては危ないかなと思ったけど、触れた時間が短かったため問題なしだろう。
いざとなったらとおちゃんがいるし大丈夫。
(あの日は旅行でMの母と外出してたそうです)
とのこと。
44 :小箱 912 :sage :2005/06/06(月) 22:36:18 (p)ID:lJdBivui0(8)
3.実はM自身も詳細は知らないらしい。ただコトリバコは「子取り箱」だそうです。
*本当かどうかは不明です、俺を何とか反らそうとウソついたのかもしれないですが・・・
昨日の会話の口ぶりからして、知らないはずが無いと思ってます。
ただ、そこまでして隠すほどのことだってことでしょうか。なおさら怖いけど気になります。
また単独スレの>>31さんの言われる「狐酉」がどうかはその時点ではきいてなかったので不明です。
(電話のあとで気づいたため)
次、Sちゃんとの会話ですが要約すると
あの後、業者が納屋を解体しにきたのですが、
そのときお隣のおじいさんと一騒動あったそうで、
そのときの内容を明日3人に話しておきたいと。(M,俺,K)
で、S曰く、自分も恐怖より好奇心が勝ってるということ。当事者として、何があったのか
アレはほんとに何だったのかをせめて知りたいということでした。(さすがだぜSちゃん!)
で、今Mに話したらOKということで・・・
ちょっと考え込んでましたが。
明日M,S,K,A4者会談開催してきます。Kは来るか分からないけど。
Mのお父さんに話を聞ければ一番いいのでしょうが、さすがにMが渋ってるのに
お父さんに直談判って訳にはいかないでしょうね・・・
もし聞くことが出来れば聞いてみます。
ここまで来たら全部知りたいなぁと思ってます。書き込んでみてよかった。だいぶ焦ったけどw
でも、友達なくすようなことはしたくないので、M,S,Kの誰からかストップかかったら
カキコは止めますね。現時点では好奇心にかき消されてますが罪悪感もあるので。
~全貌~
308 :小箱 ◆/7qG64DDfc :sage :2005/06/08(水) 22:05:48 (p)ID:0GDcLRRy0(43)
昨日の経緯を書きます。嫌になるくらい長文です。
載せようかどうかかなり迷ったんですが、4人で相談し
それぞれ思うところもあり、掲載することにしました。
最後にお願いもあります。
かなり長い話だったので、まとめも時間がかかり
また、俺自身かなり衝撃的なことを偶然聞かされたので
混乱してます。
また、5時間近く話しをしてたので会話の細部は記憶を頼りにかなり補完
して、会話らしくしているということも了承してください。
あと、主要な発言しか書いてません。伏せてる部分も多々あります。
(一応MとSに見てもらい、修正いくつかしてからアップしてます)
文章ぐだぐだかもしれませんがご勘弁を。
*文中、「部落」とか「集落」という言い方してますが実際の話の中ではそう読んでいません。
あくまで便宜上の言い方です。一応ひどい言葉らしいので伏字みたいなものと思ってくださいね。
310 :小箱 ◆/7qG64DDfc :sage :2005/06/08(水) 22:06:27 (p)ID:0GDcLRRy0(43)
6日夜の時点では当事者4人、俺の家でSの話を聞くという予定だったのですが
SがSの家族、そして納屋の解体の時に一騒動あったという隣家のおじいさん
も交えて話がしたいとのことで、Sの家に行くことになりました。
M,S,K,A(俺) それと、Sの父は「S父」、母を「S母」、Sの祖母を「S婆」
Sのおじいさんを「S爺」隣のおじいさんをJとしましょうか。
タイプたいぎいので。(S弟は仕事のため不在)
話の内容は以下のようなものです。
それと、方言で書くのはなるべくやめます。JとS婆の話、ほとんど異国語なのでw
311 :小箱 ◆/7qG64DDfc :sage :2005/06/08(水) 22:06:42 (p)ID:0GDcLRRy0(43)
◎まず、Sが事件の後、納屋の解体業者が来た時の話を。
俺の家での出来事の2日後になります。
5月23日、頼んでいた業者がきて解体用の機械を敷地に入れ作業に入ろうかというとき
S父に隣家のJが話しかけてきたそうです。
S父がおじいさんに納屋を解体することを伝えるとJは抗議してきたそうです。
S父ともめてたそうで、その声を聞いたSが「もしかしたらあの箱のことを
知っているのかも」と思い、Jに聞いてみようと外にでたそうです。
この時点でSは家族にあの日のことは話してなかったそうです。
「納屋を壊すな!」というJに対し
「反対する理由はあの箱のことかなのか」「あの箱はいったい何なのか」
という様なことを聞くと、Jは非常に、非常に驚いた顔をし、
「箱を見つけたのか」「あの箱はどうした?」「お前は大丈夫か?」
とあわてた様子で聞いてきたそうで、Sが事件の経緯を話すと
Jは自分の責任だ、自分の責任だと謝ったそうです。
そして、「聞いておかんかったからこんなことになった」
「話しておかんかったからこんなことになった」
「近いうちにお宅の家族に話さないけんことがある」と言い、帰って行ったそうです。
そしてSはポカンとしてるS父に事件のことを話したそうです。
そしてJの話を聞いてから、俺らに話そうと思ってたのですが、
Jが話しに来る素振りを見せずイライラしてたところに、昨夜俺から電話があったと言うわけです。
そして、昨日俺の電話を受け、Mも来るなら今日しかないと思い
その「話さないといけないこと」を今日話して欲しいということで
Jを父と一緒に説得して来ていただいたそうです。
312 :小箱 ◆/7qG64DDfc :sage :2005/06/08(水) 22:07:02 (p)ID:0GDcLRRy0(43)
◎次に、Mの話
S父がJにお話いただけますか?と言うと
俺とKが居ることで話していいものか悩んでいると(部外者ですもんね)、
と、このあたりで
M「先に話させてもらっていいですか?
そういってMが話し始めました。
M「Jさん・・・・ 本来、あの箱は今あなたの家にあるはずでは?
M「今の時代、呪いと言っても大概はホラ話と思われるかもしれないが
M「この箱については別。俺は祖父、父から何度も聞かされてたし
M「実際、祖父と父があれを処理するのを何度か見てきた。
M「箱の話をするときの二人は真剣そのものだった。
M「管理簿もちゃんとある。それに事故とはいえ箱でここの人が死んだこともありましたよね。
M「今回俺が箱に関わったってことと、父が少し不審に思うことがあるということで
M「改めて昨夜、父と管理簿を見たんです。
M「そうしたら、今のシッポウの場所はJさんの家になってた。
M「そうなると話がおかしい。父は「やっぱり」と言ってました。
M「俺の家の方からは接触しないという約束ですが
M「今回ばかりは話が別だろうと思って来ました。
M「俺の父が行くといったのですが、今回祓ったのは俺なので俺が今日来ました。
Jさん、そしてその他一同は黙って聞いてました。MとJにしか分からない内容なので。
313 :小箱 ◆/7qG64DDfc :sage :2005/06/08(水) 22:07:21 (p)ID:0GDcLRRy0(43)
M「それでですね。Jさん。あなたの家に箱があったのなら、Sのお父さんが
M「箱のことを知らないのは仕方がないし、なんとか納得はできます。
M「Sのおじいさんは◎△(以下T家としますね)さんから引き継いで、
M「すぐに亡くなられてますよね。
(Sのおじいさんは俺らが知り合った時、つまり厨房の時にはすでにお亡くなりだそうです
M「管理簿では、T家⇒Sの家⇒J家の移動が1年以内になってました。
M「Sのおじいさんがお父さんに伝える時間が無かったのだろうと理解はできるんです。
M「それに約束の年数からいって、Sのお父さんに役回りが来ることはもう考えにくい。
M「あなたかT家で最後になる可能性が高いですし。
M「でも、今回箱が出てきたのはSの家だった。これはおかしいですよね。
M「俺、家のことはあまりやってなかったので、管理簿をまじまじと見たことなんて
M「なかったんですが、昨夜父と管理簿をみて正直驚きましたよ。
M「Sの話をさっき聞くまでは、もしかしたら何か手違いがあって、あなたも箱のことを
M「知らなかったのかもしれないと考えてたのですが、あなたは知っていますよね?
M「知っていたのに引き継いでいない。そしてSの家にあるのを知ってて黙っていた。
M「俺、今回のこと、無事に祓えたんであとは詮索されてもとぼければ済むかなって
M「思ってたんですよ。何かの手違いでSの家の人みんなが知らなかっただけで
M「結果オーライというか・・・ 正直焦りまくったし、ビビリまくったけど・・・
M「今日だって、昨日父と管理簿見てなかったらここには来てなかったと思います。
M「本来の約束なら、俺の家からこっちに来ることは禁止ですからね。
M「だから今日俺が来たってことは伏せておいて欲しい。
M「でも、そういうわけには行かなくなったみたいです。
314 :小箱 ◆/7qG64DDfc :sage :2005/06/08(水) 22:07:39 (p)ID:0GDcLRRy0(43)
M「俺は怒ってますよ。俺の父もね。
M「ただ、顔も知らない先祖の約束を守り続けないといけないって言うのは、
M「相当酷な話だというのも分かります。
M「逃げ出したいって気持ちも。俺だってそうでしたから。
M「俺だってあの日、箱を見ただけで逃げ出したかった。
M「わずかな時間のことだったのに、本気で逃げようかと思った。
M「アレを下手すれば十数年、下手すれば何十年保管するなんてどれだけ怖いのか
M「でも、もしこういったことがここ全体で起きてるのだとしたら
M「残りの箱の処理に関しても問題が起きます。
M「Sはたまたま、本当にたまたま箱に近づかなかったっていうだけで
M「たまたま、本当に偶然あの日俺と会うことになってたってだけで・・・
M「もしかしたらSは死んでたかもしれない。
M「そして、もしかしたら他の箱で被害がでているかもしれない。
M「だから、なぜこういうことになってたのか話していただけませんか?
M「それとこいつ(Kのこと)はその場に居た「女」です。もちろん子供を生める体です。
M「部外者ではないです。被害者です。
M「それとこいつは(俺のことです)、部外者かもしれませんが、そうでもないかもしれません。
M「こいつの名前は◎○です。ここらじゃそうそうある苗字じゃないですよね?◎○です。
俺はなんのことやら分からなかったです。ただJさんが俺の方をみて
「あぁ・・そうかぁ・・・」って
長文すいません。あと半分くらい続きます。
315 :小箱 ◆/7qG64DDfc :sage :2005/06/08(水) 22:07:54 (p)ID:0GDcLRRy0(43)
◎Jさんの話しに行きますね
(一部S父母の通訳付きです)
J「まず、箱のことを説明したほうがいいですかな。
J「チッポウ(シッポウかと思ってましたがチッポウらしい)はSの家、J家、
J「そして斜め向いにあったT家の3家で管理してきたものです。
J「3家に割り当てられて箱です。
J「そしてあの箱は3家持ち回りで保管し、家主の死後、次の役回りの家の家主が
J「葬儀後、前任者の跡取りから受け取り、受取った家主がまた死ぬまで保管し、
J「また次へ、次へと繰り返す。受取った家主は、跡取りに箱のことを伝える。跡取りが
J「居ない場合は、跡取りが出来た後伝える。どうしても跡取りに恵まれなかった場合
J「次の持ち回りの家に渡す。他の班でも同じです。3家だったり4世帯だったりしますが。
J「そして他の班が持っている箱については、お互い話題にしないこと。
J「回す理由は、箱の中身を薄めるためです。
J「箱を受取った家主は、決して箱に女子供を近づけてはいけない。
J「そして、箱を管理していない家は、管理している家を監視する。
J「また、Mの家から札をもらい、箱に張ってある古い札と貼り替える。
J「約束の年数を保管し、箱の中身が薄まった後Mの家に届け処理してもらう。
J「M神社(仮にそう呼びますね)と昔にそういう約束をしたらしい
M「それで、俺の家は昔の約束どおり持ち込まれた箱を処理・・・・ 供養してたんだ
M「ここにある全ての箱と、箱の現在の保管者の管理簿つけて。
316 :小箱 ◆/7qG64DDfc :sage :2005/06/08(水) 22:08:19 (p)ID:0GDcLRRy0(43)
J「そうです。本来なら、私がS爺が亡くなったときに箱を引き継ぐはずでした。
J「でも、本当に怖かったんです、申し訳ない許して欲しい。
J「Tの父親が死に(Sの家の前任者です)、引き継いだS爺も立て続けに死に、
J「男には影響ないと分かっていても怖かった。
J「そんな状態で、いつS父が箱を持ってくるのか怯えてたんです。
J「でも、葬儀後、日が経ってもS父がこない。
J「それでT(S家の前任者の跡取り)と相談したんです。
J「もしかしたらS父は何も知らないのかもしらない、箱から逃げられるかもしれないと。
J「そしてまず、S父に箱のことをそれとなく聞き、何も知らされていないことを確認しました。
J「そして納屋の監視は続け、S家に箱を置いたままにしておくこと
J「Tは札の貼り替えをした後、しばらくして引っ越すこと(松江に行ったらしいです)
J「そうすれば、他班からは「あそこは終わったんだな」と思ってもらえるかもしれないから。
J「引き継ぐはずだった私が、S家の監視を続けること。
J「そして、約束の年が来たらJが納屋から持ち出しM神社に届けること。
J「そして・・・・ 本当に、本当に申し訳ない
J「それまでに箱にSやSの母が近づいて、死んでしまったとしても
J「箱のことはSの家は知らない、他班の箱のことは触れることは禁止だから
J「ばれることは無いだろうと、Tと相談したんです。本当に申し訳ない
J「だから、他班の箱のことは分からない。こんなことは無いと思う、申し訳ない
Jさんは土下座して何度も謝ってました。
S父さんは、死んだS爺さんに納屋には近づくなとは言われていたそうです。
また、実際気味の悪い納谷で、あえて近づこうとは思ってなかったようです。Sも同様に。
317 :小箱 ◆/7qG64DDfc :sage :2005/06/08(水) 22:08:35 (p)ID:0GDcLRRy0(43)
それで、今回どうせなら取り壊そうという話になり、中の整理をしていて
そのときにSが箱を見つけてしまったという経緯でした。
S父さん、S母さん、S婆さん、信じられないという感じでしたが、
ただS婆さんだけがなにやら納得したような感じで、
S婆「納屋はだから近づかせてもらえなかったのか」という風なことをおっしゃってました。
319 :小箱 ◆/7qG64DDfc :sage :2005/06/08(水) 22:10:17 (p)ID:0GDcLRRy0(43)
Mの話がまた続きます。
M「なるほど、そういうことでしたか・・・
M「引継ぎはしなかったとはいえ、監視しなければならず、結局は箱から
M「箱から逃げることは出来なかったんですね。
M「結局苦しんだと
M「決まりの年までたしかあと19年でしたよね?
M「・・・引き継いでいたとしても結局は俺が祓うことになってたのかなw
M「S父さん、S母さん、S婆さん、S・・・
M「現実味の無い話で、まだ何が何だか分からないと思う。
M「でもこれは現実で、このご時世にアホみたいに思うかもしらんが、現実で
M「でも、Jさんを怒らないであげてほしい。
M「あの箱が何か知ってるもんにとっちゃ、それほど逃げたいもんだけん
M「まぁ、もう箱はないんだけん安心だが?
M「面白い話が聞けて楽しかったと思ってJさんを許してやって欲しい
M「Jさんを許してやって欲しい
Jさんうつむいて、うなだれて、見ててなんだか痛々しかったです。
320 :小箱 ◆/7qG64DDfc :sage :2005/06/08(水) 22:10:45 (p)ID:0GDcLRRy0(43)
M「それと、たぶんみんなあの箱の中身が何かを知りたいだと思う。
M「ここまで話したら、もう最後まで聞いてほしい。
M「俺も全部は知らんけど、知ってることを話す。
M「ここはもう箱終わったけん、問題ないと思うし
M「正直、残りの箱はあと二つ、たぶん俺が祓わんといけんもんだけん
M「俺の決意ってのもある
M「それと、S父さんは本来知っておかんといけん話だけん
M「それとAは、たぶん今話とかんとしつこいけんなぁw
M「あの箱はな、子取り箱っていって間引かれた子供の身体を入れた箱でな
M「作られたのは1860年代後半~80年代前半頃。
M「この部落(俺らの言葉では部落といいませんが、差別用語です)は
M「このあたりでも特にひどい差別、迫害を受けた地域なんよ
M「で、余りにもひどい迫害だったもんで、間引きもけっこう行われていた
M「△▼(地域名です)の管轄にあったんだが
M「特に△▼からの直接の迫害がひどかったらしい。
M「で、働き手が欲しいから子供は作るが、まともな給料がなく
M「生活が苦しいから子供を間引くと・・・ これは一応わかるよな?
321 :小箱 ◆/7qG64DDfc :sage :2005/06/08(水) 22:11:08 (p)ID:0GDcLRRy0(43)
M「で、1860年代後半かな?隠岐の島で反乱があったのはしっちょるか?
M「その反乱は1年ほどで平定されたらしいんだけど
M「そのときの反乱を起こした側の一人が、この部落に逃れてきた
M「島帰りってやつだな・・・
M「反乱の理由とかは学校で少し習ったろ?隠岐がすごい裕福な土地だったってこととかも
M「まぁ、それはいいや。
M「で、その島帰りの人間、名前がな・・・ ◎○って言うんだよ。
(俺の苗字と同じでした。なんだか訳わかんね・・・)
◎○⇒以下AAとしますね。
M「AAは反乱が平定されて、こっちに連れてこられた時に
M「隙を見て逃げ出してきたそうだ、話によるとだけどな。
M「この部落まで逃げてきたと。
M「部落の人らは、余計な厄介ごとを抱えると、さらに迫害を受けると思って
M「AAを殺そうとしたんだって。
M「で、AAが「命を助けてくれたら、お前たちに武器をやる」
M「というようなことを言ったそうだ。
M「その武器って言うのがな、小箱だ。小箱の作り方。
M「部落の人はその武器がどのようなものかを聞き、
M「相談した結果、条件を飲むことにしたんだ。
322 :小箱 ◆/7qG64DDfc :sage :2005/06/08(水) 22:11:25 (p)ID:0GDcLRRy0(43)
M「AAはもう一つ条件を出してきた。
M「武器(小箱)の作り方を教えるが、最初に作る箱は自分に譲って欲しいということ
M「飲めるなら教える。どうしてもダメなら殺せと
M「部落の人はそれを飲んだ。
M「そしてAAは箱の作り方を教えた・・・
M「作り方を聞いてからやめてもいい、そして殺してくれてもいいともAAは行ったそうだよ
M「それだけ禍々しいものだけん、この小箱ってのは、AAも思うところがあったのかもな
M「ただ、「やり遂げたら自分も命を絶つが、それでもやらなければならないことがある」
M「そうAAは言ってたそうだ
*箱の作り方、全部載せるとさすがにやばそうなので?いくつか省きますね。
323 :小箱 ◆/7qG64DDfc :sage :2005/06/08(水) 22:11:38 (p)ID:0GDcLRRy0(43)
M「それで、その方法がな、最初に複雑に木の組み合わさった木箱をつくること
M「これはちょっとやそっとじゃ木箱を開けられないようにするための細工らしい。
M「これが一番難しい作業らしい。お前らもちょっと見ただろ?あのパズルみたいな箱
M「アレを作るんだ。
M「次に、その木箱の中を、雌の畜生の血で満たして、1週間待つ
M「そして、血が乾ききらないうちに蓋をする。
M「次に、中身を作るんだが、これが子取り箱の由来だと思う。
M「想像通りだと思うが。間引いた子供の体の一部を入れるんだ。
M「生まれた直後の子は、臍の緒と人差し指の先、第一間接くらいまでの
M「そして、ハラワタから絞った血を
M「7つまでの子は、人差し指の先と、その子のハラワタから絞った血を
M「10までの子は、人差し指の先を
M「そして蓋をする。閉じ込めた子供の数、歳の数で箱の名前が変わる
M「一人でイッポウ、二人でニホウ、三人でサンポウ、四人でシッポウ
M「五人でゴホウ、六人でロッポウ、七人でチッポウ
M「それ以上は絶対にダメだとAAは念を押したそうだ
M「そして、それぞれの箱に、目印として印をつける。
M「イッポウは△、ニホウは■といった具合に。
M「ただ、自分の持っていく箱、ハッカイだけは7つまでの子を、八人をくれと
M「そして、ハッカイとは別に、女1人と子供を1人くれと。
M「ハッカイは最初の1個以外は決して作るな とも言ったそうだ。
324 :小箱 ◆/7qG64DDfc :sage :2005/06/08(水) 22:11:53 (p)ID:0GDcLRRy0(43)
M「普通、そんな話まで聞いて、実行なんか出来ないよな
M「そんな胡散臭い人間の話、ましてやそんな最悪の話
M「いくら生活苦しくても、自分の子供を殺すのでさえ耐え切れない辛さなのに
M「さらに殺した子供の死体にそんな仕打ち・・・・
M「でもな、ここの先祖はそれを飲んだんだ、やったんだよ
M「どういった動機、心境だったのかは全部はわからないけど
M「それだけものすごい迫害だったんだろうね
M「子供を犠牲にしても、武器を手にしないといけないほどに、すごい・・・
M「そして、最初の小箱を作ったんだと
M「各家、相談に相談を重ねて、どの子を殺すかっていう最悪の相談
M「そして実行されたんだ。
M「そして・・・ハッカイが出来上がった。
M「AAはこの箱がどれほどのもので、どういう効果なのかを説明した
M「要望にあった子供と女を使ってね。
M「その子供と女の名前は、□■と$*(伏せますね)
M「そして、犠牲になった8人の子供の名前は _______(伏せますね)
M「聞いたことあるろ?
(俺らは知ってる名前です。でもいえません、ほんとにごめんなさい)
325 :小箱 ◆/7qG64DDfc :sage :2005/06/08(水) 22:13:00 (p)ID:0GDcLRRy0(43)
M「で、効果はAに言ってたようなものだ
M「女と子供を取り殺す。それも苦しみぬく形で
M「何故か、徐々に内臓が千切れるんだ、触れるどころか周囲にいるだけでね。
M「そして、その効果を目の当たりにした住民は、続けて箱を作ることにした。
M「住民が自分たちのために最初に作った箱はチッポウだった
M「俺が祓った奴だな。7人の子供の・・箱・・・
M「わずか2週間足らずの間に、15人の子供と、女1人が殺されたんだよ
M「今の時代じゃないだろ?・・・ ひどいよな・・・・
M「そして、出来上がった箱を、△▼の庄屋に上納したんだ
M「普通に住民からの気持ち、誠意の印という名目で
M「庄屋の家は・・・ ひどい有様だったらしい
M「女子供、血反吐を吐いて苦しみぬいて死んだそうだ。
326 :小箱 ◆/7qG64DDfc :sage :2005/06/08(水) 22:13:22 (p)ID:0GDcLRRy0(43)
M「そしてな、住民は△▼のお偉方達、△▼以外の周囲地域にも伝えたそうだ。
M「今後一切部落に関わらないこと、放って置いて欲しいこと。
M「今までの怨みを許すことは出来ないが、ほうっておいてくれれば何もしないということ
M「守ってくれるのなら、△▼へ仕事に出ている部落の者も、今後△▼に行くこともしないということ
M「そして、もしこのことに仕返しをすれば、この呪いを再び振りまくということ
M「庄屋に送った箱は、直ちに部落に返すこと。
M「なぜ放置するのか、その理由は広めないこと、ただ放置することだけを徹底すること
M「そして・・・ この箱はこれからも作り続けること
M「既に箱は7つ存在していること。
M「7つあるっていうのは、これはハッタリだったんだろうなと思う。そう思いたい・・・
M「言い方は失礼なんだけど、読み書きすら出来なかった当時の住民に
M「これだけのことが思いつくはずは無いと思うんだが・・・ AAの知恵だったんだろうか
M「△▼含め、周りの地域は全てこの条件を了承したらしい。
M「この事件は、その一時期は周辺に噂としてでも広まったのだろうかな
M「すぐさま部落への干渉が一切止んだそうだ。
327 :小箱 ◆/7qG64DDfc :sage :2005/06/08(水) 22:13:47 (p)ID:0GDcLRRy0(43)
M「で、この部落の大人たちは、それでも作り続けたんだよ
M「この箱をね。すでにAAはどこかに行ってたらしいんだが
M「箱の管理の仕方を残していったそうだ。
M「女子供を絶対に近づけないこと。
M「必ず箱は暗く湿った場所に安置すること
M「そして箱の中身は、年を経るごとに次第に弱くなっていくということ
M「もし必要なくなった、もしくは手に余るようなら、○を祭る神社に処理を頼むこと
M「寺ではダメ、必ず処分は○を祭る神社であること
M「そして、住民たちは13年に渡って箱を作り続けたそうだ。
M「ただ、最初の箱以外は、どうしても間引きを行わなければならない時にだけ
M「間引いた子の身体を作り置いておいた箱に入れた、ということらしい。
M「子供たちを殺すとき、大人たちは
M「△▼を怨め、△▼を憎め、というようなことを言いながら殺したらしい。
M「殺す罪悪感から少しでも逃れたいから、△▼に反らそうとしてたんだろうな。
M「箱を作り続けて13年目、16個目の箱が出来上がっていた。
M「イッポウ6つ、ニホウ2つ、ゴホウ5つ、チッポウ3つ
M「単純に計算しても、56人の子供・・・
M「作成に失敗した箱もあったという話だから、もっと多かったんだろうな
328 :小箱 ◆/7qG64DDfc :sage :2005/06/08(水) 22:14:00 (p)ID:0GDcLRRy0(43)
M「そして、13年目に事件が起きた
M「その時、全ての箱は1箇所に保管されてたんだが
M「監視を立ててね。そして事件が起きた。
M「11歳になる一人の男の子が監視の目を盗んで箱を持ち出してしまった。
M「最悪なのが、それがチッポウだったってこと
M「箱の強さは、イッポウ<ニホウというふうに数が増えれば強くなる。
M「しかも出来上がって間もないチッポウ
M「箱の外観は分かるよな・・・ Sが楽しく遊んだっていうように
M「非常に子供の興味を引くであろう作りだ。
M「面白そうなおもちゃを手に入れた男の子は家に持ち帰り。
M「その日のうちに、その子を含め家中の子供と女が死んだ。
M「住民たちは、初めて箱の恐怖を、この武器が油断すれば自分たちにも
M「牙をむくということを改めて痛感した。
M「そして一度牙をむけば、止めるまもなく望まぬ死人がでる。確実に。
M「そして恐怖に恐怖した住民は箱を処分することを決めたそうだ。
329 :小箱 ◆/7qG64DDfc :sage :2005/06/08(水) 22:14:15 (p)ID:0GDcLRRy0(43)
M「それからは大体分かるよな。
M「代表者5人が俺の家に来たんだわな。
M「そして、俺の先祖に処理を頼んだ。
M「しかし箱の力が強すぎると感じた俺の先祖は
M「箱の薄め方を提案したんだ。それはJさんの言った通りの方法
M「そして、決して約束の年数を経ない箱を持ち込まないこと。
M「神社側からは決して部落に接触しないこと。
M「前の管理者が死んだ後、必ず報告をすること
M「箱ごとの年数は、恐らく俺の先祖が大方の目安・・・
M「箱の強さによって110年とか、チッポウなら140年ほど
M「箱の管理から逃げ出せないよう、そのルールを作ったんだ
M「で、班毎に分かれたあと、一人の代表者を決め
M「各班にその代表者が届けた。そしてどの箱をどの班に届けたかを
M「俺の神社に伝え、俺の祖先が控えた後・・・・ その人は殺される・・
M「これでどの箱をどの班がどれだけの年数保管するのかは分からない
M「そして、班内以外の者同士が箱の話をするのをタブーとしたそうだ。
M「なぜ全体で管理することにしなかったのかは、恐らくだが
M「これは俺のじいちゃんが言ってたんだが
M「全体で責任を背負って責任が薄まるよりも
M「少ない人数で負担を大きくすることで逃げられないようにしたんじゃないかな?
M「で、約束の年数を保管した後、持ち込まれた箱を処理したと。
M「じいちゃんの運の悪いところは、約束の年数ってのが
M「じいちゃんとおれのひいじいさんの代に、もろ重なってたってことだ。
M「箱ごとの約束の年数っていうのは、法則とかさっぱり不明で
M「他の箱はじいさんの代で全部処分できたんだが
M「チッポウだけはやたら長くて、俺の代なんだよなぁ・・・
M「まだ先だと思って何もやってなかったけど真面目にせにゃ・・・
330 :小箱 ◆/7qG64DDfc :sage :2005/06/08(水) 22:15:10 (p)ID:0GDcLRRy0(43)
M「これで全部だ。箱に関すること。俺が知ってること。
M「そして、俺が祓ったチッポウは、最初に作られたチッポウだってこと。
それと、Mはさっき電話で
M「箱の年数はどうやって決めたのかは分からない。
M「俺の先祖が箱について何かしら知ってたのかも知れないし
M「AAという人物からそういう話があったらそうしてくれと頼まれていたのかもしれない。
と言ってました
以上が昨日の夜の出来事です。
もうね、三文小説のネタにでもなりそうなお話で
現実に箱事件を目の当たりにした俺も、何がなにやらで混乱してます。
331 :小箱 ◆/7qG64DDfc :sage :2005/06/08(水) 22:15:22 (p)ID:0GDcLRRy0(43)
これ、ホントは掲載するのどうしようか、本気で迷いました。
明らかにタブーなことだろうと思うし、部落の人にとっては絶対外に漏れては
困ることでしょうし・・・
ただ、箱は残りふたつってMが言ってました。チッポウが2。
これは責任持ってMが処理するって言ってたのと、
俺ら4人、話を聞いても謎な部分が多すぎて
皆さんの力を借りたいって思ったから掲載することにしたんです。
冒頭で言ってた、お願いしたいことって言うのがそれなんです。
この話読んだ後、なにかこれに関する情報があったら教えていただけませんか?
詳しい地域とか明かせないし、みんなの名前も怖いから教えられないんですが
俺達の個人的な欲で、知りたいんです。
Mの話を聞いても、MとMのとおちゃんにも不明なことは多いらしく
また、Sとその家族、Kも出来うる限り知りたいと。
Mも今の時代なら分からない部分が少しは埋まるかもと。
オカルトチックな話で、信憑性もかな~~~り薄いことだろうと思います。
俺も箱を実際見とらんかったら信じてないと思うしw
332 :小箱 ◆/7qG64DDfc :sage :2005/06/08(水) 22:15:40 (p)ID:0GDcLRRy0(43)
AAが誰なのか、もともとは何処から来たのか?
AAha箱の作り方を何処から知ったのか。
また、AAなる人物はどういう理由で隠岐に居たのかとか
ハッカイとかいう最初の箱はドコに行ったの?とか
AAはその後どうなったの?とか
ハッカイ使ってAAは何をしたの?とか
隠岐は京都付近の政治犯が送られて来たってのは習ったんでしってますが
この箱の作り方が、京周辺にあるものなのか?とか
これは俺のルーツ知れるかなぁっていう個人的な欲も含まれています。
父母が生きてた時、父方の先祖は隠岐から来たってのは聞いてたんですが
詳しいところは不明なんで、俺がAAと関わりあるのかは不明なんです。
妹どもももちろん知ってるわけないし、母方のばあちゃんに聞いてもわかるわけねぇし・・
歴史に詳しい方、ハッカイとか言う言葉が出てくる郷土史
昔話など、情報でてこないですかね?
333 :小箱 ◆/7qG64DDfc :sage :2005/06/08(水) 22:15:56 (p)ID:0GDcLRRy0(43)
箱の呼び名の由来も不明ですし。
ただ、俺の想像なんですが、
イッポウ、ニホウとかは「一封」、「二封」~~で
ハッカイって言うのは「八開」なのかなとも。
俺らの名前、特に俺自身の苗字を明かせない、地域の名前とか肝心な部分を
伏せてるとか、こんな状態でお願いするのはお願いになってないし
失礼だとは思いますが、何か情報があったらぜひお願いします。
俺自身も、図書館等で郷土史など調べてみるつもりです。
何か分かったらまたここに書き込むつもりです。
よろしくお願いします。
334 :小箱 ◆/7qG64DDfc :sage :2005/06/08(水) 22:16:28 (p)ID:0GDcLRRy0(43)
それと最後に。
最後のMの話なんですが、俺自身の思うところや感想を
Mの言葉を借りて勝手に盛り込んでる文章になってるかもしれません。
Mは「こんなかっこつけぇな話し方しねぇよ!」って言ってましたしw
ただ、それほど強烈に心に食い込む話だったんです。
何も思わず、何も語らずってこと俺には出来ないです。
でしゃばりかもしれませんが、お許しください。
「2重カキコですか?」「連続投稿ですか?」って怒られるほどの長文ですが
目を通していただけたこと、お礼を申し上げます。
サンクスコ
2010年02月23日
泣ける話 14 思い出のタバコ
No.504 ☆☆☆思い出のタバコ★★★ より
646 :774mgさん :2006/04/02(日) 17:54:10 ID:SOXwi9qL
先週命日だったので書き込ませていただきます。
俺の近所には2つ上の姉ちゃんがいた。
その姉ちゃん空手の段位保持者で小学生の俺から見れば最強の存在だった。そして可愛かった。
生まれつき茶髪で虐められていた俺を助けてくれて、喧嘩の仕方とか教えてくれた。
ある日虐めていた奴らを返り討ちにしたとき俺はそのことを報告しにいった。
「いい?○○(俺の名前)。人が暴力に訴えていいのは最終手段だよ?
すぐに腕を上げるのは男として最低だからね!」
彼女がそうやって俺に教えてくれたことを今でもちゃんと覚えている。
高校に入ってすぐ俺が告白して、姉ちゃんと付き合った。
もちろん彼女と喧嘩しても力で勝つことはできなかったw。俺の心の中でやっぱり最強の存在だった。
そんな彼女と17歳のとき、俺は寝た。
初めて女を知った日だった。最強の彼女はやっぱり女だった。
そのとき彼女はキャスターマイルドを吸っていて
「体に悪いから二十歳になるまで吸っちゃ駄目だぞ~」
19歳のくせにそんなこと言うと煙をふかしながら彼女は言った。
647 :774mgさん :2006/04/02(日) 17:56:07 ID:SOXwi9qL
そして彼女を追いかけるように同じ大学を受験、そして合格。
同じ大学で彼女と楽しい時間を過ごしたかった。過ごすはずだった。
入学式1週間前、彼女は死んだ。交通事故だった。
最強の存在だった彼女はあっけなく死んでしまった。
通夜のとき彼女の棺桶に沢山のキャスターを入れてやった。不思議と涙は出なかった。
そして普通に学校に通って成人式を迎えた。友達と酒飲んで酔っ払って帰宅している途中だった。
タバコの自販機を発見。彼女の言葉が思い浮かぶ。
近寄ってたどたどしい手つきで小銭を投入。
キャスターマイルドのボタンを押す。
家に帰ってからく暗い部屋の中タバコに火を点した。
吸い方がわかんなくて思いっきり吸って、むせた。
そして、もう一口恐る恐る吸ってはいた。
彼女の匂いだった。
涙が出た。思い出、温もりが走馬灯のように頭をかすめ。ただ泣いた。
今までためてきたものを全部流すように泣いた。
そんな俺は今21歳、吸ってる銘柄はもちろんキャスター
彼女の命日になるとキャスマイを2箱買って、1つは墓前にもう1つはゆっくり時間をかけて吸いきる。
そうすれば彼女がすぐそばにいるように感じるから。
由佳
いままで楽しい思い出をありがとう。
お前のことは忘れない。
194 :774mgさん :2005/09/26(月) 02:53:02 ID:NR/Ccfbm
禁煙して、と言った彼女に駅の改札口で振られた後、
俺はホームで呆然と電車を待ってた。
もう21時をまわってて、田舎だから他にはオッサンしかいなかった。
とりあえず一部始終はそのオッサンに見られていたと思う。
もう全部どうでもよくなって、自販でセッタを買って喫煙所まで行って気付いた。
火がない。
急にいろいろ思い出して、惨めになって、
目を潤ませながらカバンをゴソゴソやってる俺に、オッサンが
火、いるかい?
俺はうなずいて火をもらい、一服した。
同時に、涙がこぼれた。
お礼の一言を口から出すことができなかった。
オッサンは、俺の肩をたたいたあと、黙っていてくれた。
オッサン、ありがとう。
690 :774mgさん :2006/04/11(火) 17:34:02 ID:r1P/Plcj
姉は中学校の頃からセブンスターを吸っていた。
私と7個年の離れた姉は、私と双子の妹が10歳の頃から、家庭の事情で自分の事なんて放り出してずっと一人で私達を育ててくれた。
母は元々体が弱い人で、私達双子を産むときに死んでしまったそうだ。
母が死んでからは父が私達を育ててくれた。
その父は私が9歳の時に仕事をクビになり、中卒で就職した姉の給料だけを頼りに生活していた。
でももちろん姉の給料だけでは足らず、生活保護などの知識は全くなかったため、うちの家計は苦しいどころか借金まみれになっていった。
姉は普段の事務職の他に、コンビニで深夜バイトに入った。
姉には休みなんかなかったんじゃないかな。
そんな状態の中、父が倒れた。脳梗塞だった。
命は助かったが後遺症が残り、右半身が動かなくなってしまった。
691 :>>690 :2006/04/11(火) 17:45:58 ID:r1P/Plcj
姉は毎日満足に寝ないまま仕事へ行き、休みの日には私たちを連れて父の所へ連れてってくれた。
毎日仕事で大変なのに、家事もご飯作りも全部やってくれた。
くわえ煙草で料理をする姉の姿はいつも見ていた。
私と双子の妹によく優しくしてくれた。
姉と話せるのは朝、学校に行くまでの2時間だけだったがすごく楽しかった。
そんな状態が続き、私たちが中学2年になってすぐ、2度目の脳梗塞で父が死んだ。
それからも姉は私達の学費や生活費を稼ぐために一生懸命働いてくれた。
私達はなんの不自由もなく地元の短大ではあったが、大学も卒業させてくれた。
692 :>>691 :2006/04/11(火) 18:06:18 ID:r1P/Plcj
在学中は私も妹もバイトして、姉がコンビニで働かなくてもいいようにと、自分たちの学費分だけでもと、一生懸命働いた。
姉の25歳の誕生日には2人で初めての誕生日プレゼントを渡した。
あまり高いものではなかったけど、マッサージチェアをあげた。
すごく喜んでくれてうれしかった。
大学を卒業した年、双子の妹が結婚した。
相手はとても優しそうな人で、よく家に遊びに来ては姉の手伝いをしてくれた。
私は卒業後すぐに地元の幼稚園で働きだした。
その幼稚園で同じ保育士として働いていた今の旦那と3年後に結婚した。
久しぶりにみんなで会い、お酒を飲んだ時、姉は酔っぱらって、煙草を吸いながらこんな事を言った。
「アンタ達2人とも、やっと結婚してくれたからやっとお姉ちゃんも身を固められるよ。」と。
詳しく聞くと、この時連れてきていた男の人と、16歳の時から付き合ってたって。
父も大変な事になり、私たち2人がちゃんと大人になって結婚しない限り、
私一人では幸せになることなんか出来ないとずっと彼氏を待たせて、
私たちを見守っていてくれたようだ。
私と妹は大きな声で泣いてしまった。
今まで姉は、愚痴も泣き言も言わず、いつも笑顔で私たちを支えてくれた。
ずっと姉に頼ってばかりだった。
そんな姉も今はいそいそと結婚に向けて準備している。
もちろん、くわえ煙草で。
いつの間にかセブンスターはホープのメンソールになっていた。
これまで姉はどれだけの不安と愛情で私達を育ててくれたんだろう。
どれだけの自分を無駄にして私達を笑顔にしてくれたんだろう。
姉に怒られたり、笑わされたり、たくさんいろんな事があったけど、これからは私達がお姉ちゃんを支えて行くからね。
10年もお姉ちゃんのそばにいてくれた、旦那さんと幸せにね。
お姉ちゃん、結婚おめでとう。
ここまで育ててくれてありがとう。
お姉ちゃん、大好きです!
912 :774mgさん :2006/07/31(月) 04:14:57 ID:FilFKxqZ
セブンスターカスタムライトかな。去年逝った親父が吸ってたもんで。
正直言って親父にはろくな思い出がない。
酒、煙草、ギャンブル…全部やってる人間だった。まるでドラマにでも出てきそうなダメ親父。
糖尿になって酒煙草を辞めろ、と医者に言われても「酒煙草が出来ねぇなら死んだ方がましだ!」とか言ってたなぁ…
お金も家にはろくに入れず、しょっちゅうお袋と喧嘩してた。
こんな親父だから当然俺は親父の事を軽蔑してた。今でもそうだけど。
ただ、一度だけ尊敬出来た事がある。
中1の時に親父の仕事を手伝ったんだよ。
その時ばかりは普段とは違って仕事に集中している姿に、俺は親父を誇りに思った。
そのあと休憩になって喫煙所へ行き、親父が煙草を吸い出した。
すると親父は、ぽろっと「〇〇、俺みたいにはなるなよ…自分の好きな事を全力でやればいいんだからな…」と溢した。
913 :774mgさん :2006/07/31(月) 04:30:03 ID:FilFKxqZ
何故かは分からないが涙が溢れた。どうしようもなく泣いた。
親父は黙って俺の肩を叩きながら煙草をふかしていた。
その後、俺は何とか大学まで進んだ。
その間も親父は今まで通り体たらくな生活を繰り返していた。
そんなある日、親父は突然逝った。心筋梗塞だったらしい。
葬式では家族全員涙なんか流さなかった。
とりあえず一段落して、親父の部屋を掃除していると3枚の手紙が出てきた。
それは俺、兄貴、お袋宛てだった。
その手紙の旨は、8割近くが謝罪文だった。
それも汚ったねぇ字で。
俺たちはその手紙を黙々と読んだ。
みな自然と涙していた。俺も号泣した。俺の手紙の最後には、
「俺は人間の屑だ。しかも親父としてお前に何も残してやれなかったが、お前への気持ちは本物だ。
絶対に俺のようにはならないでくれ。」と書いてあった。
「あんたみたいになんか絶対になるかよ…」俺は震える声で呟いた。
その後俺もいっぱしの社会人となり、忙しく会社で働いている。
休憩時間、喫煙所で煙草を吸っていて、ふと、あの時の事を思い出す事がある。
来週あたり、墓参り行ってやるかな…水代わりの焼酎に、線香代わりの煙草でも持って…
646 :774mgさん :2006/04/02(日) 17:54:10 ID:SOXwi9qL
先週命日だったので書き込ませていただきます。
俺の近所には2つ上の姉ちゃんがいた。
その姉ちゃん空手の段位保持者で小学生の俺から見れば最強の存在だった。そして可愛かった。
生まれつき茶髪で虐められていた俺を助けてくれて、喧嘩の仕方とか教えてくれた。
ある日虐めていた奴らを返り討ちにしたとき俺はそのことを報告しにいった。
「いい?○○(俺の名前)。人が暴力に訴えていいのは最終手段だよ?
すぐに腕を上げるのは男として最低だからね!」
彼女がそうやって俺に教えてくれたことを今でもちゃんと覚えている。
高校に入ってすぐ俺が告白して、姉ちゃんと付き合った。
もちろん彼女と喧嘩しても力で勝つことはできなかったw。俺の心の中でやっぱり最強の存在だった。
そんな彼女と17歳のとき、俺は寝た。
初めて女を知った日だった。最強の彼女はやっぱり女だった。
そのとき彼女はキャスターマイルドを吸っていて
「体に悪いから二十歳になるまで吸っちゃ駄目だぞ~」
19歳のくせにそんなこと言うと煙をふかしながら彼女は言った。
647 :774mgさん :2006/04/02(日) 17:56:07 ID:SOXwi9qL
そして彼女を追いかけるように同じ大学を受験、そして合格。
同じ大学で彼女と楽しい時間を過ごしたかった。過ごすはずだった。
入学式1週間前、彼女は死んだ。交通事故だった。
最強の存在だった彼女はあっけなく死んでしまった。
通夜のとき彼女の棺桶に沢山のキャスターを入れてやった。不思議と涙は出なかった。
そして普通に学校に通って成人式を迎えた。友達と酒飲んで酔っ払って帰宅している途中だった。
タバコの自販機を発見。彼女の言葉が思い浮かぶ。
近寄ってたどたどしい手つきで小銭を投入。
キャスターマイルドのボタンを押す。
家に帰ってからく暗い部屋の中タバコに火を点した。
吸い方がわかんなくて思いっきり吸って、むせた。
そして、もう一口恐る恐る吸ってはいた。
彼女の匂いだった。
涙が出た。思い出、温もりが走馬灯のように頭をかすめ。ただ泣いた。
今までためてきたものを全部流すように泣いた。
そんな俺は今21歳、吸ってる銘柄はもちろんキャスター
彼女の命日になるとキャスマイを2箱買って、1つは墓前にもう1つはゆっくり時間をかけて吸いきる。
そうすれば彼女がすぐそばにいるように感じるから。
由佳
いままで楽しい思い出をありがとう。
お前のことは忘れない。
194 :774mgさん :2005/09/26(月) 02:53:02 ID:NR/Ccfbm
禁煙して、と言った彼女に駅の改札口で振られた後、
俺はホームで呆然と電車を待ってた。
もう21時をまわってて、田舎だから他にはオッサンしかいなかった。
とりあえず一部始終はそのオッサンに見られていたと思う。
もう全部どうでもよくなって、自販でセッタを買って喫煙所まで行って気付いた。
火がない。
急にいろいろ思い出して、惨めになって、
目を潤ませながらカバンをゴソゴソやってる俺に、オッサンが
火、いるかい?
俺はうなずいて火をもらい、一服した。
同時に、涙がこぼれた。
お礼の一言を口から出すことができなかった。
オッサンは、俺の肩をたたいたあと、黙っていてくれた。
オッサン、ありがとう。
690 :774mgさん :2006/04/11(火) 17:34:02 ID:r1P/Plcj
姉は中学校の頃からセブンスターを吸っていた。
私と7個年の離れた姉は、私と双子の妹が10歳の頃から、家庭の事情で自分の事なんて放り出してずっと一人で私達を育ててくれた。
母は元々体が弱い人で、私達双子を産むときに死んでしまったそうだ。
母が死んでからは父が私達を育ててくれた。
その父は私が9歳の時に仕事をクビになり、中卒で就職した姉の給料だけを頼りに生活していた。
でももちろん姉の給料だけでは足らず、生活保護などの知識は全くなかったため、うちの家計は苦しいどころか借金まみれになっていった。
姉は普段の事務職の他に、コンビニで深夜バイトに入った。
姉には休みなんかなかったんじゃないかな。
そんな状態の中、父が倒れた。脳梗塞だった。
命は助かったが後遺症が残り、右半身が動かなくなってしまった。
691 :>>690 :2006/04/11(火) 17:45:58 ID:r1P/Plcj
姉は毎日満足に寝ないまま仕事へ行き、休みの日には私たちを連れて父の所へ連れてってくれた。
毎日仕事で大変なのに、家事もご飯作りも全部やってくれた。
くわえ煙草で料理をする姉の姿はいつも見ていた。
私と双子の妹によく優しくしてくれた。
姉と話せるのは朝、学校に行くまでの2時間だけだったがすごく楽しかった。
そんな状態が続き、私たちが中学2年になってすぐ、2度目の脳梗塞で父が死んだ。
それからも姉は私達の学費や生活費を稼ぐために一生懸命働いてくれた。
私達はなんの不自由もなく地元の短大ではあったが、大学も卒業させてくれた。
692 :>>691 :2006/04/11(火) 18:06:18 ID:r1P/Plcj
在学中は私も妹もバイトして、姉がコンビニで働かなくてもいいようにと、自分たちの学費分だけでもと、一生懸命働いた。
姉の25歳の誕生日には2人で初めての誕生日プレゼントを渡した。
あまり高いものではなかったけど、マッサージチェアをあげた。
すごく喜んでくれてうれしかった。
大学を卒業した年、双子の妹が結婚した。
相手はとても優しそうな人で、よく家に遊びに来ては姉の手伝いをしてくれた。
私は卒業後すぐに地元の幼稚園で働きだした。
その幼稚園で同じ保育士として働いていた今の旦那と3年後に結婚した。
久しぶりにみんなで会い、お酒を飲んだ時、姉は酔っぱらって、煙草を吸いながらこんな事を言った。
「アンタ達2人とも、やっと結婚してくれたからやっとお姉ちゃんも身を固められるよ。」と。
詳しく聞くと、この時連れてきていた男の人と、16歳の時から付き合ってたって。
父も大変な事になり、私たち2人がちゃんと大人になって結婚しない限り、
私一人では幸せになることなんか出来ないとずっと彼氏を待たせて、
私たちを見守っていてくれたようだ。
私と妹は大きな声で泣いてしまった。
今まで姉は、愚痴も泣き言も言わず、いつも笑顔で私たちを支えてくれた。
ずっと姉に頼ってばかりだった。
そんな姉も今はいそいそと結婚に向けて準備している。
もちろん、くわえ煙草で。
いつの間にかセブンスターはホープのメンソールになっていた。
これまで姉はどれだけの不安と愛情で私達を育ててくれたんだろう。
どれだけの自分を無駄にして私達を笑顔にしてくれたんだろう。
姉に怒られたり、笑わされたり、たくさんいろんな事があったけど、これからは私達がお姉ちゃんを支えて行くからね。
10年もお姉ちゃんのそばにいてくれた、旦那さんと幸せにね。
お姉ちゃん、結婚おめでとう。
ここまで育ててくれてありがとう。
お姉ちゃん、大好きです!
912 :774mgさん :2006/07/31(月) 04:14:57 ID:FilFKxqZ
セブンスターカスタムライトかな。去年逝った親父が吸ってたもんで。
正直言って親父にはろくな思い出がない。
酒、煙草、ギャンブル…全部やってる人間だった。まるでドラマにでも出てきそうなダメ親父。
糖尿になって酒煙草を辞めろ、と医者に言われても「酒煙草が出来ねぇなら死んだ方がましだ!」とか言ってたなぁ…
お金も家にはろくに入れず、しょっちゅうお袋と喧嘩してた。
こんな親父だから当然俺は親父の事を軽蔑してた。今でもそうだけど。
ただ、一度だけ尊敬出来た事がある。
中1の時に親父の仕事を手伝ったんだよ。
その時ばかりは普段とは違って仕事に集中している姿に、俺は親父を誇りに思った。
そのあと休憩になって喫煙所へ行き、親父が煙草を吸い出した。
すると親父は、ぽろっと「〇〇、俺みたいにはなるなよ…自分の好きな事を全力でやればいいんだからな…」と溢した。
913 :774mgさん :2006/07/31(月) 04:30:03 ID:FilFKxqZ
何故かは分からないが涙が溢れた。どうしようもなく泣いた。
親父は黙って俺の肩を叩きながら煙草をふかしていた。
その後、俺は何とか大学まで進んだ。
その間も親父は今まで通り体たらくな生活を繰り返していた。
そんなある日、親父は突然逝った。心筋梗塞だったらしい。
葬式では家族全員涙なんか流さなかった。
とりあえず一段落して、親父の部屋を掃除していると3枚の手紙が出てきた。
それは俺、兄貴、お袋宛てだった。
その手紙の旨は、8割近くが謝罪文だった。
それも汚ったねぇ字で。
俺たちはその手紙を黙々と読んだ。
みな自然と涙していた。俺も号泣した。俺の手紙の最後には、
「俺は人間の屑だ。しかも親父としてお前に何も残してやれなかったが、お前への気持ちは本物だ。
絶対に俺のようにはならないでくれ。」と書いてあった。
「あんたみたいになんか絶対になるかよ…」俺は震える声で呟いた。
その後俺もいっぱしの社会人となり、忙しく会社で働いている。
休憩時間、喫煙所で煙草を吸っていて、ふと、あの時の事を思い出す事がある。
来週あたり、墓参り行ってやるかな…水代わりの焼酎に、線香代わりの煙草でも持って…
2010年02月23日
泣ける話 13 嬉しかった上司や先輩の一言
No.503 嬉しかった上司や先輩の一言。 より
121 :名無しさん@明日があるさ :2006/05/19(金) 23:59:09
ウチの上司はオレの同僚のSばっかりにキツくあたってたけど
そのSが事故で亡くなっちゃってその葬儀のときに泣きながら
「10年後のオマエを見て怒っていた・・・10年後のオマエは出来る男になってた」
って言ったときは目から水でた
12 :名無しさん@明日があるさ :2005/10/18(火) 20:09:48
約10年くらい前の話。
そろそろ付き合っていた彼女と結婚を考えていた。
仕事の遣り甲斐も感じ、結婚しても仕事を続けたいと希望していた彼女と俺に
とってはまさに好条件が整った状況下で不運は突然訪れた。
地方への転勤。
全く異なる業務と理不尽な異動。
今思えば確かに上司と意見が食違いぶつかりあう事も多かった・・・。
どうしても納得出来なかった俺は、転勤して3日以内に辞めてやるっ、
更に憎まれ口を叩かれる存在になってやろうと決意した。
俺は転勤した後、誰とも口を聞かずまともに仕事もしなかった。
流石に3日でやめる勇気もなく1ケ月が過ぎたころ、残業中の俺に上司が声を掛けてきた。
「飲みに行かないか?」
行きたいとも思わなかったが断る理由もなかったので行く事にした。
店に着くとすぐに「何を悩んでいるんだ?」
普段、比較的厳しい人だったので突然、屈託の無い笑顔でそう言われた事にいささか拍子抜けしてしまった。
13 :名無しさん@明日があるさ :2005/10/18(火) 20:24:45
俺は矢継早に自分の主張や将来やりたいと思っていたこと、
そして何より彼女と真剣に結婚を考えていた事を正直に話した。
すると上司は「そうか、わかった。」
少しうつむき加減で答えたその言葉は俺にとってどう解釈してよいものなのかその時は分からなかった。
それから3ケ月が経過し突然上司から会議室へ呼ばれた。
概ね察しはついた。
どうせまた、悪条件での転勤だろうと。
あんな事、言うんじゃなかったとその時は後悔した。
ところが話しを聞くと転勤には変わりなかったのだが、俺が希望した好条件での転勤内容だった。
驚いて「なぜですか?」と弾む言葉を抑えながら質問した。すると、
「仕事以上にお前の一生を大切にしてやりたい。これからの人生を頑張れ。」
そう言われた。あれから10年経過するのだが今でも強く印象に残っている。
53 :名無しさん@明日があるさ :2005/10/25(火) 20:06:09
年老いた係長に「駄目な息子と一緒に仕事しているみたいだな(藁」
幼い時に父親を失った俺にとってはうれしい一言だった・・・。
よく飲みにも連れて行ってくれたっけ。昨年退社しちまったけど
○○さん、元気かなぁ・・・。
183 :名無しさん@明日があるさ :2006/09/25(月) 14:55:42
大卒から勤続8年目。
俺は上司含め、同僚が苦手、というかあまり好きではなかった。
ワイワイと騒ぐ職場で馴れ合いもせず、昼飯や飲みも付き合いはするが仲良い同僚なんてのもいなかった。
そんな俺の性格を理解してか、周りもあまり俺に近づいてこようとはしなかった。(仕事外ではね)
ある日外回りから帰ってさっさと席につきコツコツと事務処理をやっていた時の事。
上司が近づいてきて、「○○く~ん、このあいだの件(極秘な)ゲットできたらしいな、よくやった!」
…普段どんないい事しても褒めもしない上司が、褒めた。
しかも超笑顔。
さらに部下が
「○○さん、明日某客先に行くんですけど、教えてもらえますか?」
って、普段怖がってか俺に聞かないで俺より下の奴に質問してるおちゃらけ若者が俺に質問してくる。
とどめに女の子がコーヒー持ってきてくれたり。
184 :名無しさん@明日があるさ :2006/09/25(月) 15:03:57
明らかに俺は優遇されすぎていた。おかしい。
この時期に昇進か?まさか転勤…妻子も家もあるのに。って考えてたら。
やたら背の低い影が俺に近づいてきた。
息子だった…
びびって椅子からころげ落ちた。
どうやら幼稚園で父の仕事を発表する事があるらしい。
聞いてない。
のは俺だけで、嫁が事前に上司に許可もらってたと。
それで皆おかしかったのか、息子もなんだか嬉しそうだしいいのかな。
普段の俺を見たら寂しそうだなぁとか思ってただろうな。
その夜飲み会があった。
今回の件、課長が根回ししてくれてたり、うるさい若者が自ら話しかけにきたいと言った事とか、いろいろわかった。
泣いた。
それからは仕事に感情をだせるようになった。
仕事が、職場が楽しいと思えるようになった。
そして息子の発表会は行けなかったが、とても誇らしげに語ったみたい。
皆大好きだ!
45 :名無しさん@明日があるさ :2005/10/20(木) 20:19:34
自分のミスをかばってくれた上司。
漏れがお得意様の逆鱗に触れてしまったのだ。
上司はその事に誠意を持って陳謝してくれた。
プロジェクトからも外される覚悟でいたが、こう言った。
「プロは金をもらっている人間の事じゃない。金を払ってでも
その仕事をやってもらいたい人間の事を言うんだ。
お前にはその素質があるし、今後もこのプロジェクトに参加し続けてもらいたい。」
正直、トイレで泣いた・・・。
漏れはこの人の為に今、仕事をしている。
137 :名無しさん@明日があるさ :2006/05/21(日) 21:24:48
すべては自分たちの失敗から始まった取引先顧客への大損失だ。
社長室へ呼ばれオレも辞する覚悟はしてたものの、上司の口から出た言葉は、
「すべて私の責任です。彼らには仕事の楽しさを教えてあげる事さえ私は出来ませんでした。」
スッと差し出した辞表。
何故かその表情は安堵に満ちていた。
社長は「分かった」とだけ言ってその辞表を受け取る事はなかった。
あれから5年、その上司は社長になりあの時、辞表を差し出したときに
何故おだやかな表情をしていたかを勇気を出して聞いてみた。
「当たり前だろ。
もっとも信用していた君達に自分が愚直にやってきた仕事を
引き継げる、そう思ったからじゃないか。
何も不安は無かったよ。」
あんなに迷惑を掛けっぱなしだったのに・・・。
私達も頑張ります。
少しでも貴方に近づける様に。
47 :名無しさん@明日があるさ :2005/10/20(木) 21:10:22
俺がミスを重ねたために異動を余儀なくされた時に、上司がかけてくれた言葉。
「絶対に這い上がってこいよ」
あれから5年、来年から前の職場に戻る。
121 :名無しさん@明日があるさ :2006/05/19(金) 23:59:09
ウチの上司はオレの同僚のSばっかりにキツくあたってたけど
そのSが事故で亡くなっちゃってその葬儀のときに泣きながら
「10年後のオマエを見て怒っていた・・・10年後のオマエは出来る男になってた」
って言ったときは目から水でた
12 :名無しさん@明日があるさ :2005/10/18(火) 20:09:48
約10年くらい前の話。
そろそろ付き合っていた彼女と結婚を考えていた。
仕事の遣り甲斐も感じ、結婚しても仕事を続けたいと希望していた彼女と俺に
とってはまさに好条件が整った状況下で不運は突然訪れた。
地方への転勤。
全く異なる業務と理不尽な異動。
今思えば確かに上司と意見が食違いぶつかりあう事も多かった・・・。
どうしても納得出来なかった俺は、転勤して3日以内に辞めてやるっ、
更に憎まれ口を叩かれる存在になってやろうと決意した。
俺は転勤した後、誰とも口を聞かずまともに仕事もしなかった。
流石に3日でやめる勇気もなく1ケ月が過ぎたころ、残業中の俺に上司が声を掛けてきた。
「飲みに行かないか?」
行きたいとも思わなかったが断る理由もなかったので行く事にした。
店に着くとすぐに「何を悩んでいるんだ?」
普段、比較的厳しい人だったので突然、屈託の無い笑顔でそう言われた事にいささか拍子抜けしてしまった。
13 :名無しさん@明日があるさ :2005/10/18(火) 20:24:45
俺は矢継早に自分の主張や将来やりたいと思っていたこと、
そして何より彼女と真剣に結婚を考えていた事を正直に話した。
すると上司は「そうか、わかった。」
少しうつむき加減で答えたその言葉は俺にとってどう解釈してよいものなのかその時は分からなかった。
それから3ケ月が経過し突然上司から会議室へ呼ばれた。
概ね察しはついた。
どうせまた、悪条件での転勤だろうと。
あんな事、言うんじゃなかったとその時は後悔した。
ところが話しを聞くと転勤には変わりなかったのだが、俺が希望した好条件での転勤内容だった。
驚いて「なぜですか?」と弾む言葉を抑えながら質問した。すると、
「仕事以上にお前の一生を大切にしてやりたい。これからの人生を頑張れ。」
そう言われた。あれから10年経過するのだが今でも強く印象に残っている。
53 :名無しさん@明日があるさ :2005/10/25(火) 20:06:09
年老いた係長に「駄目な息子と一緒に仕事しているみたいだな(藁」
幼い時に父親を失った俺にとってはうれしい一言だった・・・。
よく飲みにも連れて行ってくれたっけ。昨年退社しちまったけど
○○さん、元気かなぁ・・・。
183 :名無しさん@明日があるさ :2006/09/25(月) 14:55:42
大卒から勤続8年目。
俺は上司含め、同僚が苦手、というかあまり好きではなかった。
ワイワイと騒ぐ職場で馴れ合いもせず、昼飯や飲みも付き合いはするが仲良い同僚なんてのもいなかった。
そんな俺の性格を理解してか、周りもあまり俺に近づいてこようとはしなかった。(仕事外ではね)
ある日外回りから帰ってさっさと席につきコツコツと事務処理をやっていた時の事。
上司が近づいてきて、「○○く~ん、このあいだの件(極秘な)ゲットできたらしいな、よくやった!」
…普段どんないい事しても褒めもしない上司が、褒めた。
しかも超笑顔。
さらに部下が
「○○さん、明日某客先に行くんですけど、教えてもらえますか?」
って、普段怖がってか俺に聞かないで俺より下の奴に質問してるおちゃらけ若者が俺に質問してくる。
とどめに女の子がコーヒー持ってきてくれたり。
184 :名無しさん@明日があるさ :2006/09/25(月) 15:03:57
明らかに俺は優遇されすぎていた。おかしい。
この時期に昇進か?まさか転勤…妻子も家もあるのに。って考えてたら。
やたら背の低い影が俺に近づいてきた。
息子だった…
びびって椅子からころげ落ちた。
どうやら幼稚園で父の仕事を発表する事があるらしい。
聞いてない。
のは俺だけで、嫁が事前に上司に許可もらってたと。
それで皆おかしかったのか、息子もなんだか嬉しそうだしいいのかな。
普段の俺を見たら寂しそうだなぁとか思ってただろうな。
その夜飲み会があった。
今回の件、課長が根回ししてくれてたり、うるさい若者が自ら話しかけにきたいと言った事とか、いろいろわかった。
泣いた。
それからは仕事に感情をだせるようになった。
仕事が、職場が楽しいと思えるようになった。
そして息子の発表会は行けなかったが、とても誇らしげに語ったみたい。
皆大好きだ!
45 :名無しさん@明日があるさ :2005/10/20(木) 20:19:34
自分のミスをかばってくれた上司。
漏れがお得意様の逆鱗に触れてしまったのだ。
上司はその事に誠意を持って陳謝してくれた。
プロジェクトからも外される覚悟でいたが、こう言った。
「プロは金をもらっている人間の事じゃない。金を払ってでも
その仕事をやってもらいたい人間の事を言うんだ。
お前にはその素質があるし、今後もこのプロジェクトに参加し続けてもらいたい。」
正直、トイレで泣いた・・・。
漏れはこの人の為に今、仕事をしている。
137 :名無しさん@明日があるさ :2006/05/21(日) 21:24:48
すべては自分たちの失敗から始まった取引先顧客への大損失だ。
社長室へ呼ばれオレも辞する覚悟はしてたものの、上司の口から出た言葉は、
「すべて私の責任です。彼らには仕事の楽しさを教えてあげる事さえ私は出来ませんでした。」
スッと差し出した辞表。
何故かその表情は安堵に満ちていた。
社長は「分かった」とだけ言ってその辞表を受け取る事はなかった。
あれから5年、その上司は社長になりあの時、辞表を差し出したときに
何故おだやかな表情をしていたかを勇気を出して聞いてみた。
「当たり前だろ。
もっとも信用していた君達に自分が愚直にやってきた仕事を
引き継げる、そう思ったからじゃないか。
何も不安は無かったよ。」
あんなに迷惑を掛けっぱなしだったのに・・・。
私達も頑張ります。
少しでも貴方に近づける様に。
47 :名無しさん@明日があるさ :2005/10/20(木) 21:10:22
俺がミスを重ねたために異動を余儀なくされた時に、上司がかけてくれた言葉。
「絶対に這い上がってこいよ」
あれから5年、来年から前の職場に戻る。
2010年02月23日
泣ける話 12 涙が出るほどいい話
No.507 【あの日の】涙が出るほどいい話【想い出】3.0 より
424 :ほんわか名無しさん :2007/10/13(土) 15:58:51 0
自分のことじゃなくて恐縮ですが、母が中学生の頃の話。
母は父親(私の祖父です)と二人で生活していました。その日暮らし、という
表現がまさにぴったりという貧乏振りだったそうです。
ある日、父親が風邪で寝込みました。それまで一度も倒れたことなどなかったのに、
高熱を出し、あまりに苦しそうな父の様子に、母は物凄く焦ったそうです。
たかが風邪なのに、薬を買うだけのお金がない。考えあぐねた母は、大事に
していた本を古本屋へ持って行きました。その本を買った古本屋へ。
古本屋のおじさんは、おそらく切羽詰った母の表情から何かを感じ取ったのでしょう。
その本を売ったお金で、無事に風邪薬が買えたそうです。
この話が出たのは、アイヌの神さまにまつわるちょっとした雑談がきっかけでした。
「コタンの口笛」っていう、大好きな本があって……という回想から、急に
思い出したのだそうです。
母はもう65、記憶に間違いがなければ、たぶんあの時の古本屋のおじさんと同じくらい。
「あの時はとにかく必死だったけど、あんな本一冊売っただけで薬が買えるわけ
ないのよね……それだけ必死な顔してたのかも」と、呟いておりました。
大げさかもしれないけれど、母を救い祖父を救ってくれた、見も知らぬ古本屋のおじさん。
もしかしたら、今ある家族を救ってくれたかもしれない方へ、心から感謝します。
母が大事にしていたという本をネットで調べて注文しました。
もうじき母の誕生日なので、びっくりさせようと思います。
18 :ほんわか名無しさん :2007/02/18(日) 04:32:37 0
大学が決まり一人暮らしの前日の日
親父が時計をくれた。
金ピカの趣味の悪そうな時計だった。
「金に困ったら質に入れろ、多少金にはなるだろうから」
そういってた。
二年生のある日、ギャンブルにハマリ家賃が払えなくなった。途方にくれていた時。
ハッと気がつき、親父の時計を質にもって行った。
紛れもない偽者であることが判明した。
すぐに親父電話した。
俺「おい!偽者子供につかませんなよ!」
親父「なっあてになんねーだろ人のゆうことなんざ。困った時にこそ裏切られるんだよ
最後の頼みの綱になー。がはははは!これが俺の教育だよ。」
親父「でいくら必要なんだ?金に困ったんだろ?」
俺「・・・・あきれるわ。十二万貸してください・・・」
親父「明日振り込むから、何があったかは聞かない。金がない理由は親にいえない事が多いわな!」
親父「がはははは!女にでもはまったか?このバカ息子が!!ははは!!」
正直心底むかついたが、親父の声は俺を安心させてくれた。
今思うと、小さい会社だが経営者らしい教育だったのかなと思う。
そんな親父も去年の夏、ガンで死んだ。
往年の面影も消え、ガリガリになった親父がまた時計をくれた。
まだ箱に入った買ったばかりの時計だった。必死で笑顔を作りながらいった。
親父「金に・・困ったら質にでも・・・入れろや・・!」
オメガのシーマスターだった。くしくもその日は俺の誕生日だった。
俺「親父の時計はあてになんねーから質には入れないよ。」
二人で笑った三日後親父は死んだ・・・・
親父が死んだ今も金ピカの時計はメッキもはげたがまだ時を刻んでいる。
106 :ほんわか名無しさん :2007/04/20(金) 01:34:43 0
会社の机に部下である僕らの席と名前を書いた紙をセロテープでとめて
手帳は僕らの特徴で真っ黒
10年付き合った若年性アルツハイマーの上司
彼の書いた注文書を確認する担当
彼の受注をもう一回お客さんに確認する担当
彼のアルツハイマーシフトは僕らのせめてものお返しだった
笑って「アルツの上司だぞ好きにやってしまえ!期待してるぞ!」
という笑えないジョークで涙を誘うバカな上司
新入社員の倍手間のかかる上司
新入社員を俺と勘違いして10分説教してしまう上司
まちがって俺に辞表を提出した彼は会社をやめることができなかった
最後に彼の率いる支店はダントツの一位をとって
「勇退」という花束を僕らは渡した
50 :ほんわか名無しさん :2007/03/04(日) 20:49:30 0
すこし長くなりますが、父の話をします。
うちは5人家族に犬が2匹、父は小さな会社の平社員で、決して裕福な家庭ではありませんでした。
無口でシャイな父は、普段から家族ともあまり話さず、友人も少ないようでした。
私はそんな父が大好きでしたし、時々休みの日に何も言わず遊びに連れ出してくれるのが、とても嬉しかったです。
母、姉、妹は明るくてお喋りでしたが、私だけは父に似たのか小さい頃から物静かで、
父とは言葉を交わさなくても、一緒にいるととても幸せでした。
今まで母には数え切れないくらい叱られ、叩かれたことも星の数ほどあります。
でも父に叱られた記憶はありません。もちろん叩かれたことも。
母に叱られて泣いている私を、やんわりと庇ってくれる優しい父でした。
そんな父が、突然入院しました。私が高校2年生の夏でした。
身体が大きくて丈夫だった父ですから、私も最初は軽い気持ちで、すぐ退院できるものだと考えていました。
でも、日を追うごとに父は痩せ細り、お見舞いに行く度に酸素マスクやら呼吸器やらが増えていきました。
それでも父は私がお見舞いに行くと嬉しそうで、特に言葉も交わさず、
病室に備え付けられたテレビを長いこと一緒に観たりしていました。
しかし、入院してから1ヶ月近く経ち、父は自分で呼吸ができなくなりました。
体内に機械を入れて呼吸しなければならない、
でもそうすると物も食べれないし言葉も話せなくなると、先生に言われました。
父は「治ればまたもとに戻るんだから」と言って、機械を入れる直前も、
特にたくさん物を食べたり話したりすることもありませんでした。
それから1週間も経たずに、父は眠るように亡くなりました。入院から1ヶ月とすこしでした。
私はすぐに現実を受け入れることができなくて、涙が出てきませんでした。
まだあのベッドに父が横になっているような気がして。
また父が家に帰ってきて、靴箱の上に自転車の鍵を置く音がするような気がして。
51 :ほんわか名無しさん :2007/03/04(日) 20:50:52 0
お通夜の日に、父の友人の奥さんが私に話をしてくださいました。
無口な父が、友人に私の話をしていたそうです。
「あの子は教えてもないのに、昔から絵がすごく上手なんだ」と、私の自慢をしていたそうです。
それを聞いて、私は涙が止まりませんでした。
私は小さい頃から絵が好きで、よく絵を描いていたのですが、
父が面と向かってそれを褒めてくれたことなんてなかったからです。
ああ、お父さんは何も言わないけど私のことをちゃんと見ててくれたんだ。
そう思うと嬉しくて、それにありがとうと言えないのが悲しくて、涙が溢れて止まりませんでした。
それから数日後、父の遺品を整理しているとき、私が幼稚園くらいの頃に描いた下手くそな絵が
大事にしまわれているのを見つけて、また泣きました。
あれから2年半が経ちました。
私は今、芸術系の大学で、絵の勉強をしています。
奨学金を受けながら、ギリギリの生活だけど、毎日頑張っています。
あのとき、父の話を聞いて、真っ直ぐ夢に向かって進む決心がつきました。
お父さん、私、お父さんのおかげで、今、とっても毎日が充実しているよ。
何も言わなくていいから、天国から見守っていてね。ずっと大好きだよ。
433 :424 :2007/10/24(水) 15:07:45 0
先日、母に件の本をプレゼントしたので、後日談として報告にまいりました。
残念ながら母が以前に持っていたハードカバー(絶版のようです)ではなかったのですが、
非常に喜んでもらえました。
父からはサプライズの花束(花屋さんからの配達。毎年やってます)、姉からは
母の好きな抹茶と葛湯の詰め合わせと、本人いわく充実した誕生日になったそうです。よかった。
本の表紙を懐かしそうに眺めながら、「やっぱりねえ、こんな本一冊に、薬が買える
だけの値段がつくわけないよねえ……」と、しみじみ呟いておりました。
小さな助け合いが大きな未来に繋がるのだと実感した出来事でした。
それでは、名なしに戻ります。お付き合いありがとうございました。
424 :ほんわか名無しさん :2007/10/13(土) 15:58:51 0
自分のことじゃなくて恐縮ですが、母が中学生の頃の話。
母は父親(私の祖父です)と二人で生活していました。その日暮らし、という
表現がまさにぴったりという貧乏振りだったそうです。
ある日、父親が風邪で寝込みました。それまで一度も倒れたことなどなかったのに、
高熱を出し、あまりに苦しそうな父の様子に、母は物凄く焦ったそうです。
たかが風邪なのに、薬を買うだけのお金がない。考えあぐねた母は、大事に
していた本を古本屋へ持って行きました。その本を買った古本屋へ。
古本屋のおじさんは、おそらく切羽詰った母の表情から何かを感じ取ったのでしょう。
その本を売ったお金で、無事に風邪薬が買えたそうです。
この話が出たのは、アイヌの神さまにまつわるちょっとした雑談がきっかけでした。
「コタンの口笛」っていう、大好きな本があって……という回想から、急に
思い出したのだそうです。
母はもう65、記憶に間違いがなければ、たぶんあの時の古本屋のおじさんと同じくらい。
「あの時はとにかく必死だったけど、あんな本一冊売っただけで薬が買えるわけ
ないのよね……それだけ必死な顔してたのかも」と、呟いておりました。
大げさかもしれないけれど、母を救い祖父を救ってくれた、見も知らぬ古本屋のおじさん。
もしかしたら、今ある家族を救ってくれたかもしれない方へ、心から感謝します。
母が大事にしていたという本をネットで調べて注文しました。
もうじき母の誕生日なので、びっくりさせようと思います。
18 :ほんわか名無しさん :2007/02/18(日) 04:32:37 0
大学が決まり一人暮らしの前日の日
親父が時計をくれた。
金ピカの趣味の悪そうな時計だった。
「金に困ったら質に入れろ、多少金にはなるだろうから」
そういってた。
二年生のある日、ギャンブルにハマリ家賃が払えなくなった。途方にくれていた時。
ハッと気がつき、親父の時計を質にもって行った。
紛れもない偽者であることが判明した。
すぐに親父電話した。
俺「おい!偽者子供につかませんなよ!」
親父「なっあてになんねーだろ人のゆうことなんざ。困った時にこそ裏切られるんだよ
最後の頼みの綱になー。がはははは!これが俺の教育だよ。」
親父「でいくら必要なんだ?金に困ったんだろ?」
俺「・・・・あきれるわ。十二万貸してください・・・」
親父「明日振り込むから、何があったかは聞かない。金がない理由は親にいえない事が多いわな!」
親父「がはははは!女にでもはまったか?このバカ息子が!!ははは!!」
正直心底むかついたが、親父の声は俺を安心させてくれた。
今思うと、小さい会社だが経営者らしい教育だったのかなと思う。
そんな親父も去年の夏、ガンで死んだ。
往年の面影も消え、ガリガリになった親父がまた時計をくれた。
まだ箱に入った買ったばかりの時計だった。必死で笑顔を作りながらいった。
親父「金に・・困ったら質にでも・・・入れろや・・!」
オメガのシーマスターだった。くしくもその日は俺の誕生日だった。
俺「親父の時計はあてになんねーから質には入れないよ。」
二人で笑った三日後親父は死んだ・・・・
親父が死んだ今も金ピカの時計はメッキもはげたがまだ時を刻んでいる。
106 :ほんわか名無しさん :2007/04/20(金) 01:34:43 0
会社の机に部下である僕らの席と名前を書いた紙をセロテープでとめて
手帳は僕らの特徴で真っ黒
10年付き合った若年性アルツハイマーの上司
彼の書いた注文書を確認する担当
彼の受注をもう一回お客さんに確認する担当
彼のアルツハイマーシフトは僕らのせめてものお返しだった
笑って「アルツの上司だぞ好きにやってしまえ!期待してるぞ!」
という笑えないジョークで涙を誘うバカな上司
新入社員の倍手間のかかる上司
新入社員を俺と勘違いして10分説教してしまう上司
まちがって俺に辞表を提出した彼は会社をやめることができなかった
最後に彼の率いる支店はダントツの一位をとって
「勇退」という花束を僕らは渡した
50 :ほんわか名無しさん :2007/03/04(日) 20:49:30 0
すこし長くなりますが、父の話をします。
うちは5人家族に犬が2匹、父は小さな会社の平社員で、決して裕福な家庭ではありませんでした。
無口でシャイな父は、普段から家族ともあまり話さず、友人も少ないようでした。
私はそんな父が大好きでしたし、時々休みの日に何も言わず遊びに連れ出してくれるのが、とても嬉しかったです。
母、姉、妹は明るくてお喋りでしたが、私だけは父に似たのか小さい頃から物静かで、
父とは言葉を交わさなくても、一緒にいるととても幸せでした。
今まで母には数え切れないくらい叱られ、叩かれたことも星の数ほどあります。
でも父に叱られた記憶はありません。もちろん叩かれたことも。
母に叱られて泣いている私を、やんわりと庇ってくれる優しい父でした。
そんな父が、突然入院しました。私が高校2年生の夏でした。
身体が大きくて丈夫だった父ですから、私も最初は軽い気持ちで、すぐ退院できるものだと考えていました。
でも、日を追うごとに父は痩せ細り、お見舞いに行く度に酸素マスクやら呼吸器やらが増えていきました。
それでも父は私がお見舞いに行くと嬉しそうで、特に言葉も交わさず、
病室に備え付けられたテレビを長いこと一緒に観たりしていました。
しかし、入院してから1ヶ月近く経ち、父は自分で呼吸ができなくなりました。
体内に機械を入れて呼吸しなければならない、
でもそうすると物も食べれないし言葉も話せなくなると、先生に言われました。
父は「治ればまたもとに戻るんだから」と言って、機械を入れる直前も、
特にたくさん物を食べたり話したりすることもありませんでした。
それから1週間も経たずに、父は眠るように亡くなりました。入院から1ヶ月とすこしでした。
私はすぐに現実を受け入れることができなくて、涙が出てきませんでした。
まだあのベッドに父が横になっているような気がして。
また父が家に帰ってきて、靴箱の上に自転車の鍵を置く音がするような気がして。
51 :ほんわか名無しさん :2007/03/04(日) 20:50:52 0
お通夜の日に、父の友人の奥さんが私に話をしてくださいました。
無口な父が、友人に私の話をしていたそうです。
「あの子は教えてもないのに、昔から絵がすごく上手なんだ」と、私の自慢をしていたそうです。
それを聞いて、私は涙が止まりませんでした。
私は小さい頃から絵が好きで、よく絵を描いていたのですが、
父が面と向かってそれを褒めてくれたことなんてなかったからです。
ああ、お父さんは何も言わないけど私のことをちゃんと見ててくれたんだ。
そう思うと嬉しくて、それにありがとうと言えないのが悲しくて、涙が溢れて止まりませんでした。
それから数日後、父の遺品を整理しているとき、私が幼稚園くらいの頃に描いた下手くそな絵が
大事にしまわれているのを見つけて、また泣きました。
あれから2年半が経ちました。
私は今、芸術系の大学で、絵の勉強をしています。
奨学金を受けながら、ギリギリの生活だけど、毎日頑張っています。
あのとき、父の話を聞いて、真っ直ぐ夢に向かって進む決心がつきました。
お父さん、私、お父さんのおかげで、今、とっても毎日が充実しているよ。
何も言わなくていいから、天国から見守っていてね。ずっと大好きだよ。
433 :424 :2007/10/24(水) 15:07:45 0
先日、母に件の本をプレゼントしたので、後日談として報告にまいりました。
残念ながら母が以前に持っていたハードカバー(絶版のようです)ではなかったのですが、
非常に喜んでもらえました。
父からはサプライズの花束(花屋さんからの配達。毎年やってます)、姉からは
母の好きな抹茶と葛湯の詰め合わせと、本人いわく充実した誕生日になったそうです。よかった。
本の表紙を懐かしそうに眺めながら、「やっぱりねえ、こんな本一冊に、薬が買える
だけの値段がつくわけないよねえ……」と、しみじみ呟いておりました。
小さな助け合いが大きな未来に繋がるのだと実感した出来事でした。
それでは、名なしに戻ります。お付き合いありがとうございました。
2010年02月23日
泣ける話 11 奥様編
2010年01月21日23:49 旦那をずっと大好きな奥様part3(;´Д`) より
41 :可愛い奥様:2005/06/15(水) 17:25:32 ID:xkUFauIr
昨日、私が緊急に手術を受けることになりました。
(簡単な一時間程度の手術)
手術前は
「おなか減った~。
お前が手術室に行ったら
俺は一人ですぐご飯食べに行くから!」
ってしきりに言っていた旦那。
(朝から飲まず食わず。ちなみに手術は夕方。)
で、手術が終わって病室に戻るときに
旦那がかけよってくる足音が聞こえました。
意識が戻っていた私に
「何が食べたい?買ってくる!」
と言って私の分と自分(旦那)の分を買ってきてくれた。
なにさ。
私が手術室に向かったらすぐご飯食べに行くって言ってたくせに。
食べてないじゃん。
食べるどころか飲み物も飲んでないじゃん。
チョト、泣けた。
162 :可愛い奥様:2005/07/22(金) 20:56:55 ID:tgZcMKoG
昨日は私の誕生日だった。
朝なにも言わずに出掛けていった夫が
帰宅するとなにやら紙包みを
「ほい、プレゼント」
開けてみるとお気に入りのショップの可愛いハンドバッグ。
「ったく、若い女がいっぱいいて買い物の邪魔でよぉ~」
と悪ぶるけど仕事帰りのYシャツ姿で女のコに囲まれて
右往左往している夫を想像したら笑えるやら涙が出てくるやら・・・
「で、ホントはこれ誰と選んだの?」とからかったら
「俺に決まってるだろっo(`ω´*)o」ってムキになってやんの。
嘘だよ。大切にします。ありがとう。
354 :可愛い奥様:2005/08/19(金) 18:38:47 ID:v//1tsyG
旦那大好きだ。
結婚して7年目。久々の妊娠もまた流産というツライ結果になってしまった。
でも電話で明るく「大丈夫だよ」って言ってくれた。
あんなに妊娠を喜んでくれてたから、本当はツライ気持ちなんだと思う。
ごめんね。そしてありがとう。
あなたの優しい声にどれだけ救われたか。
またしばらくふたりきりになるけど、これからもよろしくね。
そしていつか必ず、3人目の家族を笑顔で迎えようね。
あなたと結婚できて本当に良かった。心からそう思う。
彼を産み育ててくれたご両親、本当にありがとう。
555 :可愛い奥様 :2005/09/01(木) 09:49:18 ID:M/F0TiU6
残業続きで疲れているようなので、最近会社までよく送り迎えをしてる。
昨日も遅くて、迎えに行ったら、車に乗り込むや否や
「○○ちゃんが健康でよかったなって思う。」
なんだか、理解できずに「どうした?」って聞いたら、
「いや、入院もしたけどさ元気なのが一番うれしいなって。」
くそう。うれしくて泣きそうになったじゃん。
心配かけててごめんね。
あなたこそ倒れないでね。
830 :可愛い奥様 :2005/09/20(火) 09:24:49 ID:Io8/IeQg
ある漫画を見ていたら、
40の男と26の女の子が結婚したんだがその旦那さんが
「俺の持ってるもの、全部たかちゃんにやるよ」って言うのさ。
なんで?って聞くと、
自分は奥さんより年上で、絶対先に死んじゃうからって。
私が先に死ぬかもよ、って言うとそんな事想像したくないとか
私が先に死んだら意外とまた新しい奥さんもらっちゃうかもよ、
それでもいいけど幸せになってねとか、
たまには私のことも思い出してねって言うシーンがあって
それは私達が結婚した時と全く同じやりとりだった。
すごく切なかった。
やっぱり歳の差のある夫婦ってのはみんな同じことを考えてるんだろうか。
旦那は本当に高額な生命保険に入り、家のローンももうすぐ完済できるよう
返済を繰り上げて頑張ってる。
「俺が死んでも、困らないだけのものは遺してあげるから」
そんなのいいから長生きして。お願いだから無理しないで。
316 :可愛い奥様:2005/08/11(木) 04:14:13 ID:n4U3LdlE
うちのダンナ出張先から帰ってきませんでした。
毎日「好きー」「愛してるー」って言ってたのに、
私をおいて、とても遠いところに旅立ってしまいました。
出張先の警察から電話がかかってきたときに、
何を言われているか理解できなくて、
ただひたすら受話器を握りしめて立ちつくしていました。
トメ(姑)と病院駆けつけて、ダンナと対面して。
現実感がなくて、涙も出なくて、冗談じゃないのかなーと思って。
でも、やらなきゃいけないことが沢山あって。
最近やっと泣けるようになったんですよ。
寂しくて寂しくて、帰ってきてほしくなるんですけど、
でも声も届かないんですよね、
きっと。
一緒に連れて行ってほしかったなーとか思ったり、
今からでも遅くないから、あとからついていこうかと思ったり。
ダンナー、ずっとずっと大好きだよ、
愛してる、愛してるから一度だけでいいから帰ってきてー
一緒にご飯食べて一緒のお布団で寝ようよー。
って大きな声で言いたい、
叫びたい。
帰ってきて欲しい。
331 :316:2005/08/12(金) 21:53:19 ID:zPhDmWRh
ドラえもんが帰った後、部屋ががらんとなっちゃったって
のびたがつぶやくシーンがあったじゃないですか。
そんな感じ。
まだ、心配するなよ…ってダンナに言ってあげられないですけど、
少しづつ前を向いていかないと、生活もできないですしね。
私もいつ何があっても悔いがないように愛してきたつもりだったけど。
でも、やっぱり悲しみが後から後からあふれてきて。
まだまだ辛いです。
「そろそろ仕事もペース元に戻してね、
いつまでも悲劇のヒロインやってないでね」
とか、上司に言われると激しい怒りとともに途方もない喪失感とかやるせなさに襲われます。
最期の言葉は「ごめん、ごめんね」だったそうです。
私を選んでくれてありがとう、
愛してくれてありがとう、
もう謝らなくていいから、
私を見守っていてね。
いずれまた会おうね。
もう既婚の奥様じゃないので、
どこか違う板に行きますけど、
ほんとにダンナを愛してるならダンナを大事にしてあげてねー。
皆さんのダンナと皆さんが幸せであるように。
41 :可愛い奥様:2005/06/15(水) 17:25:32 ID:xkUFauIr
昨日、私が緊急に手術を受けることになりました。
(簡単な一時間程度の手術)
手術前は
「おなか減った~。
お前が手術室に行ったら
俺は一人ですぐご飯食べに行くから!」
ってしきりに言っていた旦那。
(朝から飲まず食わず。ちなみに手術は夕方。)
で、手術が終わって病室に戻るときに
旦那がかけよってくる足音が聞こえました。
意識が戻っていた私に
「何が食べたい?買ってくる!」
と言って私の分と自分(旦那)の分を買ってきてくれた。
なにさ。
私が手術室に向かったらすぐご飯食べに行くって言ってたくせに。
食べてないじゃん。
食べるどころか飲み物も飲んでないじゃん。
チョト、泣けた。
162 :可愛い奥様:2005/07/22(金) 20:56:55 ID:tgZcMKoG
昨日は私の誕生日だった。
朝なにも言わずに出掛けていった夫が
帰宅するとなにやら紙包みを
「ほい、プレゼント」
開けてみるとお気に入りのショップの可愛いハンドバッグ。
「ったく、若い女がいっぱいいて買い物の邪魔でよぉ~」
と悪ぶるけど仕事帰りのYシャツ姿で女のコに囲まれて
右往左往している夫を想像したら笑えるやら涙が出てくるやら・・・
「で、ホントはこれ誰と選んだの?」とからかったら
「俺に決まってるだろっo(`ω´*)o」ってムキになってやんの。
嘘だよ。大切にします。ありがとう。
354 :可愛い奥様:2005/08/19(金) 18:38:47 ID:v//1tsyG
旦那大好きだ。
結婚して7年目。久々の妊娠もまた流産というツライ結果になってしまった。
でも電話で明るく「大丈夫だよ」って言ってくれた。
あんなに妊娠を喜んでくれてたから、本当はツライ気持ちなんだと思う。
ごめんね。そしてありがとう。
あなたの優しい声にどれだけ救われたか。
またしばらくふたりきりになるけど、これからもよろしくね。
そしていつか必ず、3人目の家族を笑顔で迎えようね。
あなたと結婚できて本当に良かった。心からそう思う。
彼を産み育ててくれたご両親、本当にありがとう。
555 :可愛い奥様 :2005/09/01(木) 09:49:18 ID:M/F0TiU6
残業続きで疲れているようなので、最近会社までよく送り迎えをしてる。
昨日も遅くて、迎えに行ったら、車に乗り込むや否や
「○○ちゃんが健康でよかったなって思う。」
なんだか、理解できずに「どうした?」って聞いたら、
「いや、入院もしたけどさ元気なのが一番うれしいなって。」
くそう。うれしくて泣きそうになったじゃん。
心配かけててごめんね。
あなたこそ倒れないでね。
830 :可愛い奥様 :2005/09/20(火) 09:24:49 ID:Io8/IeQg
ある漫画を見ていたら、
40の男と26の女の子が結婚したんだがその旦那さんが
「俺の持ってるもの、全部たかちゃんにやるよ」って言うのさ。
なんで?って聞くと、
自分は奥さんより年上で、絶対先に死んじゃうからって。
私が先に死ぬかもよ、って言うとそんな事想像したくないとか
私が先に死んだら意外とまた新しい奥さんもらっちゃうかもよ、
それでもいいけど幸せになってねとか、
たまには私のことも思い出してねって言うシーンがあって
それは私達が結婚した時と全く同じやりとりだった。
すごく切なかった。
やっぱり歳の差のある夫婦ってのはみんな同じことを考えてるんだろうか。
旦那は本当に高額な生命保険に入り、家のローンももうすぐ完済できるよう
返済を繰り上げて頑張ってる。
「俺が死んでも、困らないだけのものは遺してあげるから」
そんなのいいから長生きして。お願いだから無理しないで。
316 :可愛い奥様:2005/08/11(木) 04:14:13 ID:n4U3LdlE
うちのダンナ出張先から帰ってきませんでした。
毎日「好きー」「愛してるー」って言ってたのに、
私をおいて、とても遠いところに旅立ってしまいました。
出張先の警察から電話がかかってきたときに、
何を言われているか理解できなくて、
ただひたすら受話器を握りしめて立ちつくしていました。
トメ(姑)と病院駆けつけて、ダンナと対面して。
現実感がなくて、涙も出なくて、冗談じゃないのかなーと思って。
でも、やらなきゃいけないことが沢山あって。
最近やっと泣けるようになったんですよ。
寂しくて寂しくて、帰ってきてほしくなるんですけど、
でも声も届かないんですよね、
きっと。
一緒に連れて行ってほしかったなーとか思ったり、
今からでも遅くないから、あとからついていこうかと思ったり。
ダンナー、ずっとずっと大好きだよ、
愛してる、愛してるから一度だけでいいから帰ってきてー
一緒にご飯食べて一緒のお布団で寝ようよー。
って大きな声で言いたい、
叫びたい。
帰ってきて欲しい。
331 :316:2005/08/12(金) 21:53:19 ID:zPhDmWRh
ドラえもんが帰った後、部屋ががらんとなっちゃったって
のびたがつぶやくシーンがあったじゃないですか。
そんな感じ。
まだ、心配するなよ…ってダンナに言ってあげられないですけど、
少しづつ前を向いていかないと、生活もできないですしね。
私もいつ何があっても悔いがないように愛してきたつもりだったけど。
でも、やっぱり悲しみが後から後からあふれてきて。
まだまだ辛いです。
「そろそろ仕事もペース元に戻してね、
いつまでも悲劇のヒロインやってないでね」
とか、上司に言われると激しい怒りとともに途方もない喪失感とかやるせなさに襲われます。
最期の言葉は「ごめん、ごめんね」だったそうです。
私を選んでくれてありがとう、
愛してくれてありがとう、
もう謝らなくていいから、
私を見守っていてね。
いずれまた会おうね。
もう既婚の奥様じゃないので、
どこか違う板に行きますけど、
ほんとにダンナを愛してるならダンナを大事にしてあげてねー。
皆さんのダンナと皆さんが幸せであるように。
2010年02月17日
心霊イイ話 哀しい浄霊
哀しい浄霊
308 227 sage 2005/03/22(火) 21:40:54 ID:NX8fGAkqO
すみません。遅くなりました。
どうもありがとうございます。
とある事故に関係するので一応許可を取ってきました。
かなり長くなると思いますが、よろしくお付き合いくださいm(__)m
では行きます。
RさんにはMちゃんと言う幼稚園に通う一人娘がいます。
いつも元気なMちゃんなのですが、ある時から様子がおかしくなりました。
夕方になると体調を崩し、夕食を戻したり熱を出す有様。
しかもMちゃんは具合が悪い筈なのに、虚ろな表情で延々と
おもちゃで遊んでいるのだそうです。
病院に行っても原因は不明。
気味悪く思ったRさんは友人のAさんに相談、霊感の強いAさんは
異常事態に気付きRさんにKさんを紹介。最初は戸惑ったRさんでしたが
ワラにもすがる思いでKさんに頼む事に。
KさんはAさんに連れられRさんの家にやってきました。
続きます。
309 227 sage 2005/03/22(火) 21:42:59 ID:NX8fGAkqO
Kさんは早速様子を見る事にしました。
部屋に籠もっておもちゃで黙々と遊ぶMちゃんと二人切りになったKさんは、
Mちゃんにしがみつく小さな白い影を見たのだそうです。
それはMちゃんより幾分年上の女の子でした。
Kさんが話し掛けようとすると、女の子の霊は怯えてMちゃんの体の中に
入ってしまいました。途端にぐったりとするMちゃん。
無理矢理霊を剥がそうとすると、Mちゃんの体に悪影響を及ぼします。
まして霊とは言え、相手は子供です。
Kさんは困ってしまいました。
考えた末思いついたのは、Mちゃんのおもちゃ箱のぬいぐるみ。
ぬいぐるみを使って霊に話し掛け、何とかきっかけを作ろうとしたのです。
続きます。
310 227 sage 2005/03/22(火) 21:45:50 ID:NX8fGAkqO
霊は完全にMちゃんに取り憑いています。
アンパ○マンのぬいぐるみを使ってなるべく優しく女の子に話し掛けるKさん。
霊は怯えながらも、Mちゃんの口を使って話出す。
女の子の霊は自分を「Hちゃん」と名乗った。
「Hちゃんは幼稚園の年長さん」
「Mちゃんが羨ましい」
「ここはおもちゃがいっぱいある」
しかしKさんが、Hちゃんに家に帰る様言うと何故か激しく抵抗。
再びMちゃんの体に入り込んで出てこなくなってしまいました。
Kさんは、霊から聞き出した話をRさんとAさんに伝えました。
Rさんは驚愕。Mちゃんの通っている幼稚園の年長さんにHちゃんと言う
女の子がいて、その子はつい先日交通事故で亡くなっていたのです。
しかもHちゃんは、RさんとMちゃんがいつも行くスーパーの側で事故に遭い
その場で即死したとの幼稚園の先生から話を聞いていました。
もちろんお葬式にも参列していたのです。
続きます。
311 227 sage 2005/03/22(火) 21:50:53 ID:NX8fGAkqO
KさんはRさんからその話を聞きますます困惑。
Mちゃんに取り憑き悪影響を与えているのは、幼い少女。
しかも知っている子だったのです。
Mちゃんへのダメージ覚悟で無理にでも剥がすべきか?
そうするとHちゃんは成仏出来ません。
でも放っておけば死者に憑かれたMちゃんが体を壊す事は間違いない。
ですがRさんは、幼くして亡くなったHちゃんが可哀想でなりません。
Rさんは何とかHちゃんを成仏させて欲しい、
親御さんの元に帰してあげて欲しいとKさんに頼んだ。
Kさんも女の子の霊を傷つけたくはありません。
Kさんは、家に帰りたくないと言うHちゃんの霊を何とか説得すると決意。
明日再挑戦するする事にしたのです。
霊がいる事で淀んでしまったその場を清め、Kさんは帰りました。
続きます。
312 227 sage 2005/03/22(火) 22:02:30 ID:NX8fGAkqO
次の日の夕方、おもちゃを持ってAさんと共にやって来たKさん。
Mちゃんに向かって優しく「Hちゃん、遊ぼう」「お話しよう」と語りかける。
最初は出てこなかったHちゃんですが、根気よく語りかけるKさんに
ようやく心を許したのか、ぽつぽつとMちゃんの口を使い話すように。
何故お家に帰らないのかと問うKさんに、Hちゃんは
「帰れないの」
「ママが帰って来ちゃダメって言ったから」
「F(恐らく妹)ちゃんがねんねしてるの」
と言ったそうです。
Kさんは必死で説得した。
「きっとママも会いたがってる」
「Fちゃんも、もう起きてまってるよ」
「このおもちゃ持って行って、Fちゃんと遊んであげようよ」
約一時間の説得の後、ようやくHちゃんは頷いたそうです。
ですがHちゃんは家に帰ることは同意したものの、まだ恐いのか
Mちゃんにすがりついて離れません。
再び困り果てるKさん。
ヤケクソになったKさんは、Hちゃん憑きのMちゃんを連れて
Hちゃんの自宅に乗り込む事にしたのです。
続きます。
314 227 sage 2005/03/22(火) 22:58:06 ID:NX8fGAkqO
Mちゃんを助けたい、そして家に帰れず迷うHちゃんも助けてあげたい。
そう思ったRさんは、Kさんに同意。
Mちゃんを抱っこし、Aさんの運転でHちゃんの家に向かいました。
Hちゃんの家に着くと、お線香をあげたいと言う名目で家に上がり込む。
やつれ果てたHちゃんの両親は驚いていましたが、お悔やみの言葉を述べた
Kさん一行に頭を下げる。
戸惑う母親にKさんは単刀直入に言った。
Hちゃんが家に帰れずMちゃんに取り憑いている事を。
当然、Hちゃんの父親は怒り狂いKさんの襟首を掴み帰れと怒鳴った。
Kさんは父親を無視して母親に言ったそうです。
「ママが帰ってきちゃダメって言ったからHちゃんは帰れない」
「Fちゃんがねんねするの邪魔したらダメだからお外にいるの」と。
Kさんの言葉を聞いた母親は、突然肩を震わせ狂った様に号泣し始めました。
続きます。
315 227 sage 2005/03/22(火) 23:01:20 ID:NX8fGAkqO
父親もがっくりとうなだれKさんから手を離した。
詳しい経緯はこうでした。
生まれたばかりの妹、Fちゃんが可愛くてしようがないHちゃんは
幼稚園から帰ってくるとFちゃんについついチョッカイをかけてしまいます。
悪気が無くても、寝てる所を起こされるFちゃんは泣きだす。
出産の疲れ、家事・育児に追われ苛立っていた母親は、つい
Hちゃんをぶってしまい、激しく怒鳴ってしまいました。
「出ていきなさい」「Fちゃんが起きるまで帰ってくるな」と。
そして驚き家から飛び出したHちゃんは、交通事故で亡くなり
自分かどうなったかも分からないまま、家に帰れず淋しさから
Mちゃんにすがりついてしまったのでした。
話を聞いたRさんもAさんも涙が止まらなくなってしまったそうです。
もうちょっと続きます。
317 227 sage 2005/03/22(火) 23:30:16 ID:NX8fGAkqO
KさんはHちゃん(Mちゃん)に向かって
「Hちゃん、お母さん帰って来ていいよって」と語り掛けました。
ぐったりとして眠っていたMちゃんは目を開けるとHちゃんの母親に向かって
「ママ、Fちゃんと遊んでいい?」と言ったそうです。
母親は泣きながら頷きました。
その時、Kさんは無論、AさんもRさんも見たのです。
Mちゃんから離れFちゃんの部屋に駆け出していくHちゃんの姿を。
事故から一月以上もたってから、ようやくHちゃんは自分の家に
帰ってくる事が出来たのでした。
318 227 sage 2005/03/22(火) 23:45:15 ID:NX8fGAkqO
えー、長い話にお付き合いいただき、どうもありがとうございました。
自分で読み返したら、別にいい話でも何でもないですね。
いつもスレ違いですみません。
何分、相手のある事故でしたので、多少細部は変えてあります。
その辺り、どうぞご容赦下さいm(__)m
ちなみにHちゃんの父親に襟首を掴まれたKさん。
後からひたすら頭を下げられたそう。
怪しい宗教団体だと思われてたみたいです。
そらそうだw
308 227 sage 2005/03/22(火) 21:40:54 ID:NX8fGAkqO
すみません。遅くなりました。
どうもありがとうございます。
とある事故に関係するので一応許可を取ってきました。
かなり長くなると思いますが、よろしくお付き合いくださいm(__)m
では行きます。
RさんにはMちゃんと言う幼稚園に通う一人娘がいます。
いつも元気なMちゃんなのですが、ある時から様子がおかしくなりました。
夕方になると体調を崩し、夕食を戻したり熱を出す有様。
しかもMちゃんは具合が悪い筈なのに、虚ろな表情で延々と
おもちゃで遊んでいるのだそうです。
病院に行っても原因は不明。
気味悪く思ったRさんは友人のAさんに相談、霊感の強いAさんは
異常事態に気付きRさんにKさんを紹介。最初は戸惑ったRさんでしたが
ワラにもすがる思いでKさんに頼む事に。
KさんはAさんに連れられRさんの家にやってきました。
続きます。
309 227 sage 2005/03/22(火) 21:42:59 ID:NX8fGAkqO
Kさんは早速様子を見る事にしました。
部屋に籠もっておもちゃで黙々と遊ぶMちゃんと二人切りになったKさんは、
Mちゃんにしがみつく小さな白い影を見たのだそうです。
それはMちゃんより幾分年上の女の子でした。
Kさんが話し掛けようとすると、女の子の霊は怯えてMちゃんの体の中に
入ってしまいました。途端にぐったりとするMちゃん。
無理矢理霊を剥がそうとすると、Mちゃんの体に悪影響を及ぼします。
まして霊とは言え、相手は子供です。
Kさんは困ってしまいました。
考えた末思いついたのは、Mちゃんのおもちゃ箱のぬいぐるみ。
ぬいぐるみを使って霊に話し掛け、何とかきっかけを作ろうとしたのです。
続きます。
310 227 sage 2005/03/22(火) 21:45:50 ID:NX8fGAkqO
霊は完全にMちゃんに取り憑いています。
アンパ○マンのぬいぐるみを使ってなるべく優しく女の子に話し掛けるKさん。
霊は怯えながらも、Mちゃんの口を使って話出す。
女の子の霊は自分を「Hちゃん」と名乗った。
「Hちゃんは幼稚園の年長さん」
「Mちゃんが羨ましい」
「ここはおもちゃがいっぱいある」
しかしKさんが、Hちゃんに家に帰る様言うと何故か激しく抵抗。
再びMちゃんの体に入り込んで出てこなくなってしまいました。
Kさんは、霊から聞き出した話をRさんとAさんに伝えました。
Rさんは驚愕。Mちゃんの通っている幼稚園の年長さんにHちゃんと言う
女の子がいて、その子はつい先日交通事故で亡くなっていたのです。
しかもHちゃんは、RさんとMちゃんがいつも行くスーパーの側で事故に遭い
その場で即死したとの幼稚園の先生から話を聞いていました。
もちろんお葬式にも参列していたのです。
続きます。
311 227 sage 2005/03/22(火) 21:50:53 ID:NX8fGAkqO
KさんはRさんからその話を聞きますます困惑。
Mちゃんに取り憑き悪影響を与えているのは、幼い少女。
しかも知っている子だったのです。
Mちゃんへのダメージ覚悟で無理にでも剥がすべきか?
そうするとHちゃんは成仏出来ません。
でも放っておけば死者に憑かれたMちゃんが体を壊す事は間違いない。
ですがRさんは、幼くして亡くなったHちゃんが可哀想でなりません。
Rさんは何とかHちゃんを成仏させて欲しい、
親御さんの元に帰してあげて欲しいとKさんに頼んだ。
Kさんも女の子の霊を傷つけたくはありません。
Kさんは、家に帰りたくないと言うHちゃんの霊を何とか説得すると決意。
明日再挑戦するする事にしたのです。
霊がいる事で淀んでしまったその場を清め、Kさんは帰りました。
続きます。
312 227 sage 2005/03/22(火) 22:02:30 ID:NX8fGAkqO
次の日の夕方、おもちゃを持ってAさんと共にやって来たKさん。
Mちゃんに向かって優しく「Hちゃん、遊ぼう」「お話しよう」と語りかける。
最初は出てこなかったHちゃんですが、根気よく語りかけるKさんに
ようやく心を許したのか、ぽつぽつとMちゃんの口を使い話すように。
何故お家に帰らないのかと問うKさんに、Hちゃんは
「帰れないの」
「ママが帰って来ちゃダメって言ったから」
「F(恐らく妹)ちゃんがねんねしてるの」
と言ったそうです。
Kさんは必死で説得した。
「きっとママも会いたがってる」
「Fちゃんも、もう起きてまってるよ」
「このおもちゃ持って行って、Fちゃんと遊んであげようよ」
約一時間の説得の後、ようやくHちゃんは頷いたそうです。
ですがHちゃんは家に帰ることは同意したものの、まだ恐いのか
Mちゃんにすがりついて離れません。
再び困り果てるKさん。
ヤケクソになったKさんは、Hちゃん憑きのMちゃんを連れて
Hちゃんの自宅に乗り込む事にしたのです。
続きます。
314 227 sage 2005/03/22(火) 22:58:06 ID:NX8fGAkqO
Mちゃんを助けたい、そして家に帰れず迷うHちゃんも助けてあげたい。
そう思ったRさんは、Kさんに同意。
Mちゃんを抱っこし、Aさんの運転でHちゃんの家に向かいました。
Hちゃんの家に着くと、お線香をあげたいと言う名目で家に上がり込む。
やつれ果てたHちゃんの両親は驚いていましたが、お悔やみの言葉を述べた
Kさん一行に頭を下げる。
戸惑う母親にKさんは単刀直入に言った。
Hちゃんが家に帰れずMちゃんに取り憑いている事を。
当然、Hちゃんの父親は怒り狂いKさんの襟首を掴み帰れと怒鳴った。
Kさんは父親を無視して母親に言ったそうです。
「ママが帰ってきちゃダメって言ったからHちゃんは帰れない」
「Fちゃんがねんねするの邪魔したらダメだからお外にいるの」と。
Kさんの言葉を聞いた母親は、突然肩を震わせ狂った様に号泣し始めました。
続きます。
315 227 sage 2005/03/22(火) 23:01:20 ID:NX8fGAkqO
父親もがっくりとうなだれKさんから手を離した。
詳しい経緯はこうでした。
生まれたばかりの妹、Fちゃんが可愛くてしようがないHちゃんは
幼稚園から帰ってくるとFちゃんについついチョッカイをかけてしまいます。
悪気が無くても、寝てる所を起こされるFちゃんは泣きだす。
出産の疲れ、家事・育児に追われ苛立っていた母親は、つい
Hちゃんをぶってしまい、激しく怒鳴ってしまいました。
「出ていきなさい」「Fちゃんが起きるまで帰ってくるな」と。
そして驚き家から飛び出したHちゃんは、交通事故で亡くなり
自分かどうなったかも分からないまま、家に帰れず淋しさから
Mちゃんにすがりついてしまったのでした。
話を聞いたRさんもAさんも涙が止まらなくなってしまったそうです。
もうちょっと続きます。
317 227 sage 2005/03/22(火) 23:30:16 ID:NX8fGAkqO
KさんはHちゃん(Mちゃん)に向かって
「Hちゃん、お母さん帰って来ていいよって」と語り掛けました。
ぐったりとして眠っていたMちゃんは目を開けるとHちゃんの母親に向かって
「ママ、Fちゃんと遊んでいい?」と言ったそうです。
母親は泣きながら頷きました。
その時、Kさんは無論、AさんもRさんも見たのです。
Mちゃんから離れFちゃんの部屋に駆け出していくHちゃんの姿を。
事故から一月以上もたってから、ようやくHちゃんは自分の家に
帰ってくる事が出来たのでした。
318 227 sage 2005/03/22(火) 23:45:15 ID:NX8fGAkqO
えー、長い話にお付き合いいただき、どうもありがとうございました。
自分で読み返したら、別にいい話でも何でもないですね。
いつもスレ違いですみません。
何分、相手のある事故でしたので、多少細部は変えてあります。
その辺り、どうぞご容赦下さいm(__)m
ちなみにHちゃんの父親に襟首を掴まれたKさん。
後からひたすら頭を下げられたそう。
怪しい宗教団体だと思われてたみたいです。
そらそうだw
2010年02月17日
心霊イイ話 妹の分まで
妹の分まで
207 コピペ sage 2005/09/09(金) 01:37:40 ID:jIwlG50J0
227 本当にあった怖い名無し New! 2005/08/11(木) 20:35:33 ID:dRZ/upN2O
私は今は亡き妹に小さい頃、不思議な指摘を受けたのを思い出しました。
今の今まで忘れていたのですが、このスレで思い出したので書きます。
妹が6才。私は8才。仲良く絵本を読んでいたんです。その時、妹は突然絵本とは関係ない話をしはじめました。
「あのね、私は学校に行って3回ケーキ食べたら、姉ちゃんとお別れなの。でも泣いちゃダメよ。姉ちゃんが大きくなった時、由香(妹の名前)のお友達のお腹が痛くなったら、お腹をちょいちょいってしてくれてね、お友達は笑うの。
姉ちゃんは白い長い服着て、お友達と由香の話するのよ。
お姉ちゃんはまだ沢山ケーキ食べられるからいいな~」
妹は小学3年で交通事故で死にました。
私は3年前に医者になり、初めて手術をした患者さんは私より2才下の女性で盲腸でした。妹と同じ幼稚園で妹と仲良くしてくれていたようで、二人で妹の話をしたのです。
妹には見えていたのでしょうか。
私は後何回ケーキを食べたら妹に会えるのでしょうか。
208 コピペ sage 2005/09/09(金) 01:43:46 ID:jIwlG50J0
237 本当にあった怖い名無し 2005/08/12(金) 09:13:53 ID:C36XwUwNO
227です。
さっきカレンダーを見て気付きました。妹が交通事故を起こしたのは私の誕生日の一日前。今日なんです。
私が医者を目指したのも妹を助けられなかった腑甲斐なさからの発露でした。
さっき病院に休む旨の連絡をしました。毎日勉強と技術練習と夜勤に追われて妹のことを忘れていた自分が恥ずかしいです。
今日は妹が大好きだった苺のミルフィーユと甘いカルピスを持って墓参りに行きます。由香の墓前で一緒に私の誕生日を祝ってもらおうと思います。
妹の分まで私は毎年ケーキを食べ続けようと思います。
このスレッドに目が行ったのも小児科の子供たちが怖い話しして~と言ったので、ネタ探しのためでした。
ごめんね。由香。
207 コピペ sage 2005/09/09(金) 01:37:40 ID:jIwlG50J0
227 本当にあった怖い名無し New! 2005/08/11(木) 20:35:33 ID:dRZ/upN2O
私は今は亡き妹に小さい頃、不思議な指摘を受けたのを思い出しました。
今の今まで忘れていたのですが、このスレで思い出したので書きます。
妹が6才。私は8才。仲良く絵本を読んでいたんです。その時、妹は突然絵本とは関係ない話をしはじめました。
「あのね、私は学校に行って3回ケーキ食べたら、姉ちゃんとお別れなの。でも泣いちゃダメよ。姉ちゃんが大きくなった時、由香(妹の名前)のお友達のお腹が痛くなったら、お腹をちょいちょいってしてくれてね、お友達は笑うの。
姉ちゃんは白い長い服着て、お友達と由香の話するのよ。
お姉ちゃんはまだ沢山ケーキ食べられるからいいな~」
妹は小学3年で交通事故で死にました。
私は3年前に医者になり、初めて手術をした患者さんは私より2才下の女性で盲腸でした。妹と同じ幼稚園で妹と仲良くしてくれていたようで、二人で妹の話をしたのです。
妹には見えていたのでしょうか。
私は後何回ケーキを食べたら妹に会えるのでしょうか。
208 コピペ sage 2005/09/09(金) 01:43:46 ID:jIwlG50J0
237 本当にあった怖い名無し 2005/08/12(金) 09:13:53 ID:C36XwUwNO
227です。
さっきカレンダーを見て気付きました。妹が交通事故を起こしたのは私の誕生日の一日前。今日なんです。
私が医者を目指したのも妹を助けられなかった腑甲斐なさからの発露でした。
さっき病院に休む旨の連絡をしました。毎日勉強と技術練習と夜勤に追われて妹のことを忘れていた自分が恥ずかしいです。
今日は妹が大好きだった苺のミルフィーユと甘いカルピスを持って墓参りに行きます。由香の墓前で一緒に私の誕生日を祝ってもらおうと思います。
妹の分まで私は毎年ケーキを食べ続けようと思います。
このスレッドに目が行ったのも小児科の子供たちが怖い話しして~と言ったので、ネタ探しのためでした。
ごめんね。由香。
2010年02月17日
心霊イイ話 親子は親子
親子は親子
463 本当にあった怖い名無し 2005/04/15(金) 14:24:38 ID:2WmyJgxm0
私の父が亡くなった時のお話です。
もう、20年近く前の話しですが・・・・
父は私が幼い頃に保証人倒れで会社を潰しました。それからは、母と二人債権者から逃げる毎日でした。
家にあったものは全て持っていかれ、最終的には家にも居られない状態になり幼い私には、どういういきさつか
分からないのですが、飯場を転々としながら板のような椅子で寝起きしていました。
小学校1年生は丸々学校に行ったことがありません。
何とか母と二人で住まうところが見付かりましたが、食べるものも無く野の草を食べ、
給食のパンを持ち帰り、母はそれで命を繋いでいました。
母に手を引かれて線路脇に立ち尽くしていた記憶も消えません。
大きくなるに連れ、生活保護を受けたりしながら追われる生活からも段々と解放されていきましたが
私の中で、全てが父のせいだということを理解し始め怒りや父に対しての恨みも大きく大きくなってきました。
中学を卒業して美容師になり、家計を助けることになりましたが その頃の私は消息不明になってしまった
父を探して殺してやる・・・と、その事ばかり考えて生きていました。
休みを使っては、父を探し周りましたが今思えば何の手がかりも無く見付かる訳もありません。
それでも、一級建築士だった父の仕事関係から片っ端に探し回りました。
母には、どうしても父を探している事は言えずにいました。(つづく)
464 463 sage 2005/04/15(金) 14:43:47 ID:2WmyJgxm0
ある日、母の留守に何かの用で箪笥の引出しを探っていると小さなメモが出てきました。
住所だけが書いてある紙でした。東京の池袋・・・。何と無くピンと来て次の休みに出かけてみました。
しかし、余りに入り組んだ路地に下宿のようなアパートが立ち並び苦難しましたが、やっと探し当て父が住んでいる
事だけを確認し、帰って来てしまいました。その時のバッグの中には包丁が忍ばせてありました。
探し探した父が、あそこにいるんだ・・・という思いは、何故か私の何年もの思いを揺さぶりました。
近所の方の話しだと、脳溢血で何度か救急車で運ばれて歩くのもしゃべるのも困難だと言うことでした。
私の中には、いつも堂々とした父の姿しか無かったので愕然としたものです。
次の休みにまた出向いてみました。その時、私の手には父が好きだったアジの干物と
減塩醤油・減塩味噌がありました。今でも不思議な行動です。
いざ父と対面すると、まだ60代には遠いはずなのに70歳過ぎのオジイチャンに見えました。
持って行った紙袋を放るように渡すと、結局 何の会話も無く驚いた父の顔を見て
帰るしかありませんでした。
正月が近かくなっていた ある日、母に「今年の正月はお父さん呼んでやったら?」と
自分でも驚くような事を言い出しました。
父の倒産以来、家を出ていた兄にも偶然連絡がつき 十数年振りに質素ではありますが
家族全員が揃って正月を迎えることができました。丁度、私の成人する年の正月でした。
口の回らない父は、ずっとニコニコと笑っていたのを覚えています。
「孫の顔見るまでには元気になっときなさいよ!」などと言っている自分・・・
それが本音なのか、老いて病んでしまった父への同情からなのか、その時には分かりませんでした。
465 463 sage 2005/04/15(金) 15:04:47 ID:2WmyJgxm0
父が亡くなったという知らせを受けたのは、その年の3月の初旬でした。
日曜日の目が回るほど忙しい日で、ワタワタと仕事をこなしていると普通に今までカットしていた
櫛がいきなり真っ二つに割れました。あり得ない事ですが、それに構っていられないほどの忙しさだったため
「何か起こらなければいいな・・」と、元々勘のある自分は頭の隅っこで思っていた位でした。
次の瞬間に電話が鳴りました。店長が電話を取って二言三言話すと、私が呼ばれました。
受話器を渡される時に「直ぐに帰れ」と言われ、受話器を取ると兄が「お父さん、死んじゃったよ」と。
放心状態のまま、頭を下げて仕事を早退し待ち合わせた渋谷に向かいました。
父は夜中に苦しみ出して、壁の薄い安普請だったため隣の方が気付いて救急車を呼んでくださり
病院で息を引き取ったそうです。誰にも知らせずに無塩仏にしてくれと囈で言ったそうで、家族に連絡を
取るのに病院の方では苦労なさったみたいです。知らせを受けて向ったのは、下落合の火葬場でした。
大きな火葬場の隅にある霊安所に数体の棺に入ったご遺体と並んでいましたが、父のだけ花も手向けられずに
白木のままありました。顔を見ても涙も出ませんでした。全くピンと来なかったのです。
あれだけの思いをさせられてきた母が、独りで逝ってかわいそうにと涙していました。
一番、シラッとしていたのは多分私だったでしょう。あの時の感情は今でも分かりません。
殺したいと思い続けて来たはずなのにという気持ちと正月の父の笑顔・・・
その火葬場の一室を借りての、本当に家族だけの通夜・葬儀となりました。
アコーデオンカーテンに区切られた幾つもの部屋の一室でした。真正面には焼き場です。
控え室は、一度外へ出てから共通の階段を使って二階になりました。トイレも共同です。
466 463 sage 2005/04/15(金) 15:34:39 ID:2WmyJgxm0
兄も母も怖がりで、通夜の夜には二人でトイレに行ったりしていましたが、私には父が部屋の中に居る
「空気」みたいなものを感じ、何と無く温かい気持ちになっていました。
3月の初旬だったので、深夜になると暖房があっても寒さを感じ控え室に置いてある上着を
持ってくる事になりました。スクッと立ち上がって一人で上着を取りに行こうとする私を
大丈夫か?という顔で見る兄と母。でも私は怖くも何とも無かった。
ただ、暗いのと やはり真正面が焼き場というのは気持ちのよいものでもないのでサッサと上着を取り
階段を下って部屋に戻ろうとした時です。階段の踊場の丁度私が降りていく真正面に大きな姿見がありました。
そこがボッと薄明るくなったので目をやると、浴衣姿の父が映っていました。
身を小さくし、困ったような笑顔で深々と頭を下げる父。暫くは抱えていた上着を取り落とし
父に見入ってしまいました。頭を掻きながら、もう一度深く頭を下げると薄明かりが消えるのと共に
消えてしまいました。
戻ってから、兄と母に話すと「お前に一番何もしてやれなかったから謝りに来たんだね」と言われました。
同時に「自分が行かなくて良かったー」と。。。。。。
質素な通夜が終わり、質素な葬儀が終わり、最後のお別れの時です。
棺の蓋が全部明けられたときに、もう一度驚きました。
死装束を着ていると思い込んでいた父は、病院で着せて貰った浴衣のままだったのです。
その浴衣の柄は、私が前夜に鏡の中で見た浴衣の柄でした。
「何故、冬なのに浴衣なんだろう・・」とずっと思っていたのが、納得がいきました。
既に焼き場へ向う準備をされていたので、急遽浴衣の上から白装束をかけてもらい旅立って行きました。
長旅になるでしょうから、浴衣姿じゃ寒いですものね。手甲・脚半も無ければね。
467 463 sage 2005/04/15(金) 15:35:16 ID:2WmyJgxm0
父さん、段々本当に大人になって子供を持って、あなたの残した仕事を見せて貰って
親父としては3流以下だったけど、男としては・・・仕事人としては尊敬すべき人だったのかもしれない。
呑めない父さんだったけど、私は母さんに似てのん兵衛になっちゃったよ。
仕事も20年、一筋に続けて来れて今なら大人同士として、親同士として話しができたのになって思う。
今だったら、心の底から「元気でいなさいよ!」って言えたのにね。
あなたは、きっと幸せだったと思う。自分の生きたいように生きて死にたいように死んだんだよね。
片付けに行った時、全く手付かずの薬をキチンと段ボールに詰めて・・・。
ドアを開けた時、点いたままの電気とこんもりとしていた掛け布団を見て、お気に入りの席に座って
一番見える所に、母さんから内緒で渡されたんでしょ?私の成人式の写真があった。
初めて涙が出たよ。
あの時だったら、やり直せたのかね・・・うちの家族。あの正月からだったら。
いや、あっちからいつも寸での所で母さんを追い返してくれてありがとう。
母さんがそっちへ行くのは、もうちょっと待たせてね。
酷く長くなってしまって、すみません。
463 本当にあった怖い名無し 2005/04/15(金) 14:24:38 ID:2WmyJgxm0
私の父が亡くなった時のお話です。
もう、20年近く前の話しですが・・・・
父は私が幼い頃に保証人倒れで会社を潰しました。それからは、母と二人債権者から逃げる毎日でした。
家にあったものは全て持っていかれ、最終的には家にも居られない状態になり幼い私には、どういういきさつか
分からないのですが、飯場を転々としながら板のような椅子で寝起きしていました。
小学校1年生は丸々学校に行ったことがありません。
何とか母と二人で住まうところが見付かりましたが、食べるものも無く野の草を食べ、
給食のパンを持ち帰り、母はそれで命を繋いでいました。
母に手を引かれて線路脇に立ち尽くしていた記憶も消えません。
大きくなるに連れ、生活保護を受けたりしながら追われる生活からも段々と解放されていきましたが
私の中で、全てが父のせいだということを理解し始め怒りや父に対しての恨みも大きく大きくなってきました。
中学を卒業して美容師になり、家計を助けることになりましたが その頃の私は消息不明になってしまった
父を探して殺してやる・・・と、その事ばかり考えて生きていました。
休みを使っては、父を探し周りましたが今思えば何の手がかりも無く見付かる訳もありません。
それでも、一級建築士だった父の仕事関係から片っ端に探し回りました。
母には、どうしても父を探している事は言えずにいました。(つづく)
464 463 sage 2005/04/15(金) 14:43:47 ID:2WmyJgxm0
ある日、母の留守に何かの用で箪笥の引出しを探っていると小さなメモが出てきました。
住所だけが書いてある紙でした。東京の池袋・・・。何と無くピンと来て次の休みに出かけてみました。
しかし、余りに入り組んだ路地に下宿のようなアパートが立ち並び苦難しましたが、やっと探し当て父が住んでいる
事だけを確認し、帰って来てしまいました。その時のバッグの中には包丁が忍ばせてありました。
探し探した父が、あそこにいるんだ・・・という思いは、何故か私の何年もの思いを揺さぶりました。
近所の方の話しだと、脳溢血で何度か救急車で運ばれて歩くのもしゃべるのも困難だと言うことでした。
私の中には、いつも堂々とした父の姿しか無かったので愕然としたものです。
次の休みにまた出向いてみました。その時、私の手には父が好きだったアジの干物と
減塩醤油・減塩味噌がありました。今でも不思議な行動です。
いざ父と対面すると、まだ60代には遠いはずなのに70歳過ぎのオジイチャンに見えました。
持って行った紙袋を放るように渡すと、結局 何の会話も無く驚いた父の顔を見て
帰るしかありませんでした。
正月が近かくなっていた ある日、母に「今年の正月はお父さん呼んでやったら?」と
自分でも驚くような事を言い出しました。
父の倒産以来、家を出ていた兄にも偶然連絡がつき 十数年振りに質素ではありますが
家族全員が揃って正月を迎えることができました。丁度、私の成人する年の正月でした。
口の回らない父は、ずっとニコニコと笑っていたのを覚えています。
「孫の顔見るまでには元気になっときなさいよ!」などと言っている自分・・・
それが本音なのか、老いて病んでしまった父への同情からなのか、その時には分かりませんでした。
465 463 sage 2005/04/15(金) 15:04:47 ID:2WmyJgxm0
父が亡くなったという知らせを受けたのは、その年の3月の初旬でした。
日曜日の目が回るほど忙しい日で、ワタワタと仕事をこなしていると普通に今までカットしていた
櫛がいきなり真っ二つに割れました。あり得ない事ですが、それに構っていられないほどの忙しさだったため
「何か起こらなければいいな・・」と、元々勘のある自分は頭の隅っこで思っていた位でした。
次の瞬間に電話が鳴りました。店長が電話を取って二言三言話すと、私が呼ばれました。
受話器を渡される時に「直ぐに帰れ」と言われ、受話器を取ると兄が「お父さん、死んじゃったよ」と。
放心状態のまま、頭を下げて仕事を早退し待ち合わせた渋谷に向かいました。
父は夜中に苦しみ出して、壁の薄い安普請だったため隣の方が気付いて救急車を呼んでくださり
病院で息を引き取ったそうです。誰にも知らせずに無塩仏にしてくれと囈で言ったそうで、家族に連絡を
取るのに病院の方では苦労なさったみたいです。知らせを受けて向ったのは、下落合の火葬場でした。
大きな火葬場の隅にある霊安所に数体の棺に入ったご遺体と並んでいましたが、父のだけ花も手向けられずに
白木のままありました。顔を見ても涙も出ませんでした。全くピンと来なかったのです。
あれだけの思いをさせられてきた母が、独りで逝ってかわいそうにと涙していました。
一番、シラッとしていたのは多分私だったでしょう。あの時の感情は今でも分かりません。
殺したいと思い続けて来たはずなのにという気持ちと正月の父の笑顔・・・
その火葬場の一室を借りての、本当に家族だけの通夜・葬儀となりました。
アコーデオンカーテンに区切られた幾つもの部屋の一室でした。真正面には焼き場です。
控え室は、一度外へ出てから共通の階段を使って二階になりました。トイレも共同です。
466 463 sage 2005/04/15(金) 15:34:39 ID:2WmyJgxm0
兄も母も怖がりで、通夜の夜には二人でトイレに行ったりしていましたが、私には父が部屋の中に居る
「空気」みたいなものを感じ、何と無く温かい気持ちになっていました。
3月の初旬だったので、深夜になると暖房があっても寒さを感じ控え室に置いてある上着を
持ってくる事になりました。スクッと立ち上がって一人で上着を取りに行こうとする私を
大丈夫か?という顔で見る兄と母。でも私は怖くも何とも無かった。
ただ、暗いのと やはり真正面が焼き場というのは気持ちのよいものでもないのでサッサと上着を取り
階段を下って部屋に戻ろうとした時です。階段の踊場の丁度私が降りていく真正面に大きな姿見がありました。
そこがボッと薄明るくなったので目をやると、浴衣姿の父が映っていました。
身を小さくし、困ったような笑顔で深々と頭を下げる父。暫くは抱えていた上着を取り落とし
父に見入ってしまいました。頭を掻きながら、もう一度深く頭を下げると薄明かりが消えるのと共に
消えてしまいました。
戻ってから、兄と母に話すと「お前に一番何もしてやれなかったから謝りに来たんだね」と言われました。
同時に「自分が行かなくて良かったー」と。。。。。。
質素な通夜が終わり、質素な葬儀が終わり、最後のお別れの時です。
棺の蓋が全部明けられたときに、もう一度驚きました。
死装束を着ていると思い込んでいた父は、病院で着せて貰った浴衣のままだったのです。
その浴衣の柄は、私が前夜に鏡の中で見た浴衣の柄でした。
「何故、冬なのに浴衣なんだろう・・」とずっと思っていたのが、納得がいきました。
既に焼き場へ向う準備をされていたので、急遽浴衣の上から白装束をかけてもらい旅立って行きました。
長旅になるでしょうから、浴衣姿じゃ寒いですものね。手甲・脚半も無ければね。
467 463 sage 2005/04/15(金) 15:35:16 ID:2WmyJgxm0
父さん、段々本当に大人になって子供を持って、あなたの残した仕事を見せて貰って
親父としては3流以下だったけど、男としては・・・仕事人としては尊敬すべき人だったのかもしれない。
呑めない父さんだったけど、私は母さんに似てのん兵衛になっちゃったよ。
仕事も20年、一筋に続けて来れて今なら大人同士として、親同士として話しができたのになって思う。
今だったら、心の底から「元気でいなさいよ!」って言えたのにね。
あなたは、きっと幸せだったと思う。自分の生きたいように生きて死にたいように死んだんだよね。
片付けに行った時、全く手付かずの薬をキチンと段ボールに詰めて・・・。
ドアを開けた時、点いたままの電気とこんもりとしていた掛け布団を見て、お気に入りの席に座って
一番見える所に、母さんから内緒で渡されたんでしょ?私の成人式の写真があった。
初めて涙が出たよ。
あの時だったら、やり直せたのかね・・・うちの家族。あの正月からだったら。
いや、あっちからいつも寸での所で母さんを追い返してくれてありがとう。
母さんがそっちへ行くのは、もうちょっと待たせてね。
酷く長くなってしまって、すみません。
2010年02月16日
泣ける話 10 カーチャン
こんな自分でも産んでくれたカーチャンに感謝 より
11 :名無しの心子知らず :2006/09/19(火) 19:38:14 ID:SMHhRWKp
私の母は昔から体が弱くて、それが理由かは知らないが、
母の作る弁当はお世辞にも華やかとは言えない質素で見映えの悪い物ばかりだった。
友達に見られるのが恥ずかしくて、毎日食堂へ行き、お弁当はゴミ箱へ捨てていた。
ある朝母が嬉しそうに「今日は〇〇の大好きな海老入れといたよ」と私に言ってきた。
私は生返事でそのまま高校へ行き、こっそり中身を確認した。
すると確に海老が入っていたが殻剥きもめちゃくちゃだし彩りも悪いし、とても食べられなかった。
家に帰ると母は私に「今日の弁当美味しかった?」としつこく尋ねてきた。
私はその時イライラしていたし、いつもの母の弁当に対する鬱憤も溜っていたので
「うるさいな!あんな汚い弁当捨てたよ!もう作らなくていいから」
とついきつく言ってしまった。
母は悲しそうに「気付かなくてごめんね…」と言いそれから弁当を作らなくなった。
それから半年後、母は死んだ。
私の知らない病気だった。
母の遺品を整理していたら、日記が出てきた。
中を見ると弁当のことばかり書いていた。
「手の震えが止まらず上手く卵が焼けない」
日記はあの日で終わっていた。
「今日は〇〇の好きな海老を入れた。
相変わらず体が思うように動かなくてぐちゃぐちゃになったけど…
喜んでくれると良いな」
何で食べてあげなかったんだろう…
今でも後悔と情けなさで涙が止まらない。
27 :名無しの心子知らず :2006/09/27(水) 00:30:46 ID:6Fj8AO7W
『ワンダフルライフ』っていう映画知ってますか?
自分が死んだ時に、たった一つ天国に持っていける記憶を選ぶ、っていう内容。
高校生の頃この映画を見て、何の気なしにママに聞いてみた。「どのシーンを持っていきたい?」
ママは即答えた。
「アンタが生まれた瞬間かな。」
うちは大して裕福でもなかったのに、私が男の子苦手だったからなんて理由だけで、
小学校から身分不相応な私立のお嬢さん学校に通わせて貰った。
なのにちっとも勉強しなくて、ママは何回も赤点取った私のせいで学校に呼ばれた。
受験もないくせに、授業についていく為に塾にも行かせて貰った。
そんなに余裕なかったはずなのに…。
でも当時の私は全然そんな事も考えないで過干渉だって反抗ばっかりしてプチ家出。
たくさん怒らせ、泣かせた。
やっと専門まで出て、念願の幼稚園の先生になれた。
家にお金も入れられるようになった。
なのに無計画な妊娠…。しかも相手は4つも年下の学生の彼氏。おろしてって言われた。
産みたいけど、1人じゃ無理だよってママに言ったら、人殺しってひっぱたかれた後、
「私にまだ子宮があれば代わりに産んであげたのに…」って泣いた。
ママは子宮筋腫で子宮をとってしまっていた。
その後私の貯金と、今迄家に入れてたお金(ママが貯めててくれた)を合わせて、引っ越し、出産資金にした。
彼氏ははっきり言って自己中のDQNでまだまだ子どもだけど、なんとか説得したよ。
今はお腹の子どもに毎日話しかけてる。
24にもなって、これだけ大切に育てて貰ったのに、何一つお返し出来ず、いい年こいて最後の最後に心配や迷惑をかけたまま嫁に出た。
妊娠経過もよくなくて、度々お世話になってしまった。
みんな諦めた方がいいって言う中、あなただけが私の産みたい気持ちを尊重して、精一杯の事をしてくれた。私の幸せのために祈り、叱ってくれた。
こんな大人になってもだめな娘だけど、やっぱり天国には初めて会えた日の記憶を持って行ってくれるかな?
ママの孫は、今週か来週には生まれるよ。
あなたを超えるのは難しいけど、私も娘に、あなたが与えてくれた愛情を伝えて行きます。
いつもごめん。
ありがとう。
世界一尊敬してます。
もうすぐバーバになるママへ。
もうすぐママになる馬鹿娘より。
163 :名無しの心子知らず :2006/12/03(日) 14:16:17 ID:iGlb0mRz
社会人になって初めて迎えた母さんの誕生日。
「いつもありがとう」ってプレゼントを渡したかった。
でも照れくさいし、もし選んだプレゼントが気に入ってもらえないと怖かった。
だから「選ぶのめんどいから」って嘘ついてデパートに連れて行って、
「何でもいいから適当に買えよ」とぶっきらぼうに言うと、
「高いエプロンだけどいい?」とおずおずと見せに来て、値札見たらたった3000円。
「こんな安物かよ」とひったくって後ろ向いて、泣きそうな顔を見られないようにレジに走った。
服でもバックでも、ほかに何でもあるだろ、財布の中に給料全部入れてきたんだぞ!って涙が出たけど、
トイレで急いで顔洗って、そ知らぬ顔で袋を渡した。
そしたら、母さんがうれしそうにそれを抱きしめたのを見て、また泣きそうになった。
いまでも帰るたびにそのエプロンつけて飯作ってくれて、ありがとう。ほんと美味いよ。世界一だ。
いつも素直になれなくてごめん。
マザコンでもいいよ、母さん大好きだ。
170 :名無しの心子知らず :2006/12/04(月) 21:50:38 ID:symZFLiD
うち母子家庭で貧乏なんだけど、苦労かけてるから中学生の時に、
がんばってお金貯めて、けっこうな値段で初めての母の日のプレゼントを買ったんだよね
渡した時は良かったんだけど、その後別のことで喧嘩して
「こんなん買うくらいだったら将来の為にお金ためとき。
使わないし、いつも無駄使いして」って言われた。
自分の部屋に篭って泣いた。
自分がすごく馬鹿らしいプレゼントをしてしまったとしか思えなくなった。
そしたら次の日のお弁当のふたの所に「ありがとね」って書いたメモが入ってた
友達が何それ?って聞いてきたけど泣きそうになってしまってトイレ行ったなあ
24 :名無しの心子知らず :2006/09/25(月) 06:48:16 ID:IKOk0p3Z
カァチャン、元気にしていますか?
居なくなってから九年がたちました。
九年も経ったのに、まだ寂しくて、たまに涙する事があります。
一児の母になったのに、まだ泣き虫の私を叱りに来て下さい。
カァチャンが居なくなった時は、私は小さくて、あまりカァチャンの記憶がないけれど、こんな事やあんな事をしてくれたんだろうなと思いながら、日々娘に接して居ます。
カァチャン、泣き虫なこんな私を産んでくれてありがとう。
写真のカァチャンは、いつも笑顔で嬉しいけど、たまには、怒った顔を見せて欲しいよ。
カァチャンに逢いたいけど、まだ私は逢いに行ってはいけない所だから、我慢するよ。
だからね、カァチャン夢くらい、出て来てよ。待ってるよ。
11 :名無しの心子知らず :2006/09/19(火) 19:38:14 ID:SMHhRWKp
私の母は昔から体が弱くて、それが理由かは知らないが、
母の作る弁当はお世辞にも華やかとは言えない質素で見映えの悪い物ばかりだった。
友達に見られるのが恥ずかしくて、毎日食堂へ行き、お弁当はゴミ箱へ捨てていた。
ある朝母が嬉しそうに「今日は〇〇の大好きな海老入れといたよ」と私に言ってきた。
私は生返事でそのまま高校へ行き、こっそり中身を確認した。
すると確に海老が入っていたが殻剥きもめちゃくちゃだし彩りも悪いし、とても食べられなかった。
家に帰ると母は私に「今日の弁当美味しかった?」としつこく尋ねてきた。
私はその時イライラしていたし、いつもの母の弁当に対する鬱憤も溜っていたので
「うるさいな!あんな汚い弁当捨てたよ!もう作らなくていいから」
とついきつく言ってしまった。
母は悲しそうに「気付かなくてごめんね…」と言いそれから弁当を作らなくなった。
それから半年後、母は死んだ。
私の知らない病気だった。
母の遺品を整理していたら、日記が出てきた。
中を見ると弁当のことばかり書いていた。
「手の震えが止まらず上手く卵が焼けない」
日記はあの日で終わっていた。
「今日は〇〇の好きな海老を入れた。
相変わらず体が思うように動かなくてぐちゃぐちゃになったけど…
喜んでくれると良いな」
何で食べてあげなかったんだろう…
今でも後悔と情けなさで涙が止まらない。
27 :名無しの心子知らず :2006/09/27(水) 00:30:46 ID:6Fj8AO7W
『ワンダフルライフ』っていう映画知ってますか?
自分が死んだ時に、たった一つ天国に持っていける記憶を選ぶ、っていう内容。
高校生の頃この映画を見て、何の気なしにママに聞いてみた。「どのシーンを持っていきたい?」
ママは即答えた。
「アンタが生まれた瞬間かな。」
うちは大して裕福でもなかったのに、私が男の子苦手だったからなんて理由だけで、
小学校から身分不相応な私立のお嬢さん学校に通わせて貰った。
なのにちっとも勉強しなくて、ママは何回も赤点取った私のせいで学校に呼ばれた。
受験もないくせに、授業についていく為に塾にも行かせて貰った。
そんなに余裕なかったはずなのに…。
でも当時の私は全然そんな事も考えないで過干渉だって反抗ばっかりしてプチ家出。
たくさん怒らせ、泣かせた。
やっと専門まで出て、念願の幼稚園の先生になれた。
家にお金も入れられるようになった。
なのに無計画な妊娠…。しかも相手は4つも年下の学生の彼氏。おろしてって言われた。
産みたいけど、1人じゃ無理だよってママに言ったら、人殺しってひっぱたかれた後、
「私にまだ子宮があれば代わりに産んであげたのに…」って泣いた。
ママは子宮筋腫で子宮をとってしまっていた。
その後私の貯金と、今迄家に入れてたお金(ママが貯めててくれた)を合わせて、引っ越し、出産資金にした。
彼氏ははっきり言って自己中のDQNでまだまだ子どもだけど、なんとか説得したよ。
今はお腹の子どもに毎日話しかけてる。
24にもなって、これだけ大切に育てて貰ったのに、何一つお返し出来ず、いい年こいて最後の最後に心配や迷惑をかけたまま嫁に出た。
妊娠経過もよくなくて、度々お世話になってしまった。
みんな諦めた方がいいって言う中、あなただけが私の産みたい気持ちを尊重して、精一杯の事をしてくれた。私の幸せのために祈り、叱ってくれた。
こんな大人になってもだめな娘だけど、やっぱり天国には初めて会えた日の記憶を持って行ってくれるかな?
ママの孫は、今週か来週には生まれるよ。
あなたを超えるのは難しいけど、私も娘に、あなたが与えてくれた愛情を伝えて行きます。
いつもごめん。
ありがとう。
世界一尊敬してます。
もうすぐバーバになるママへ。
もうすぐママになる馬鹿娘より。
163 :名無しの心子知らず :2006/12/03(日) 14:16:17 ID:iGlb0mRz
社会人になって初めて迎えた母さんの誕生日。
「いつもありがとう」ってプレゼントを渡したかった。
でも照れくさいし、もし選んだプレゼントが気に入ってもらえないと怖かった。
だから「選ぶのめんどいから」って嘘ついてデパートに連れて行って、
「何でもいいから適当に買えよ」とぶっきらぼうに言うと、
「高いエプロンだけどいい?」とおずおずと見せに来て、値札見たらたった3000円。
「こんな安物かよ」とひったくって後ろ向いて、泣きそうな顔を見られないようにレジに走った。
服でもバックでも、ほかに何でもあるだろ、財布の中に給料全部入れてきたんだぞ!って涙が出たけど、
トイレで急いで顔洗って、そ知らぬ顔で袋を渡した。
そしたら、母さんがうれしそうにそれを抱きしめたのを見て、また泣きそうになった。
いまでも帰るたびにそのエプロンつけて飯作ってくれて、ありがとう。ほんと美味いよ。世界一だ。
いつも素直になれなくてごめん。
マザコンでもいいよ、母さん大好きだ。
170 :名無しの心子知らず :2006/12/04(月) 21:50:38 ID:symZFLiD
うち母子家庭で貧乏なんだけど、苦労かけてるから中学生の時に、
がんばってお金貯めて、けっこうな値段で初めての母の日のプレゼントを買ったんだよね
渡した時は良かったんだけど、その後別のことで喧嘩して
「こんなん買うくらいだったら将来の為にお金ためとき。
使わないし、いつも無駄使いして」って言われた。
自分の部屋に篭って泣いた。
自分がすごく馬鹿らしいプレゼントをしてしまったとしか思えなくなった。
そしたら次の日のお弁当のふたの所に「ありがとね」って書いたメモが入ってた
友達が何それ?って聞いてきたけど泣きそうになってしまってトイレ行ったなあ
24 :名無しの心子知らず :2006/09/25(月) 06:48:16 ID:IKOk0p3Z
カァチャン、元気にしていますか?
居なくなってから九年がたちました。
九年も経ったのに、まだ寂しくて、たまに涙する事があります。
一児の母になったのに、まだ泣き虫の私を叱りに来て下さい。
カァチャンが居なくなった時は、私は小さくて、あまりカァチャンの記憶がないけれど、こんな事やあんな事をしてくれたんだろうなと思いながら、日々娘に接して居ます。
カァチャン、泣き虫なこんな私を産んでくれてありがとう。
写真のカァチャンは、いつも笑顔で嬉しいけど、たまには、怒った顔を見せて欲しいよ。
カァチャンに逢いたいけど、まだ私は逢いに行ってはいけない所だから、我慢するよ。
だからね、カァチャン夢くらい、出て来てよ。待ってるよ。
2010年02月15日
泣ける話 9 救われた話
嬉しかった言葉、救われたこと より
18 :優しい名無しさん :03/10/27 10:35 ID:+2+oRM3Q
お前、寂しそうに笑うね
複雑な家庭環境に育って困難が多かった。
友達にも相談できなくて子供の頃から1人で泣いてた。
不満を家族にぶつけても抑えられるから、いつしか心に蓋をして
寂しい気持ちを忘れてた。
そんな時に言われた一言。
衝撃を受けて何も言えなかったけど
気づいてくれる人がいるという安心感から涙が止まらなかった。
でもそこからなぜか弱い人間になってしまったけどね…
63 :優しい名無しさん :03/11/19 21:36 ID:xdusHQ4T
自殺未遂をしたときに、
「そんな楽しいことしちゃ駄目じゃない」
と云った皮膚科のお爺ちゃん先生。
貴方の一言で、ずいぶん救われました。
精神科の主治医なんか頭ごなしに冷たい目で見るだけなのに、
そうやって優しく流してくれるのがどんなに嬉しかったか。
68 :優しい名無しさん :03/11/21 21:38 ID:LaM2L3Ri
今日会社で、所長に退職を伝えた時(所長は鬱のこと知ってる)
「今まで頑張ってきたんだからさ、今は無理せず頑張らずでいいんだよ。
そうやっていくうちにまた一緒に仕事できるよ。」
ありがとう。あなたのような上司でよかった。幸せです。
76 :優しい名無しさん :03/11/27 02:11 ID:6NHcOtiC
うつになって、学校に行けなくなってしまったとき。
友人からたくさんのメールや電話がかかってきました。だけど電話が取れるような
気分では無くて、ずっと無視していたら、その友人から怒りのメールが送られて来ました。
自分が悪いのだと分かっていつつも、逆切れしてしまい、本当の今の自分の状態を
友人に伝えたとき、こんなメールが返って来ました。
「やっと本心教えてくれたね。なかなか言ってくれないんだもん。でもね、貴女が
『うつ』だろうがなんだろうがそんなことはどうでもいいんだよ。貴女は貴女でしょう?
別に変わりないじゃないって私は思うよ。そんなんで友達捨てるほど落ちぶれちゃいない
よ」
彼女のこの言葉に救われました・・・。
学校にはまだ行けていないけど、今週中には行けたらいいな・・・。
80 :優しい名無しさん :03/11/29 01:25 ID:7t8n+KIp
精神的につらくて大切な人に八つ当たりをしてしまいました。
散々ひどいことをいったのに
「何事も諦めるな 諦めたら終わりだよ」
とメールをもらいました。
もう嫌われたと思ったと返信したら
「俺がいつ見放すといったか?
お前のことを最期まで見捨てないと言っただろ?」
……このメールをみてしばらく涙が止まりませんでした。
208 :優しい名無しさん :04/02/14 01:41 ID:oLrU5aa1
会社をメンヘルで休職してる女友達が復帰してきた日、
ひどく不安そうにしていた。俺が話し掛けて「俺が
ついてるから、何でも言ってくれ」と言って職場の最新の
資料を渡したら別人のように元気になったなぁ。突然、
周りの人に「私、今日から復帰したんです」なんて挨拶しだし
たりした。笑っちゃったよ。よほど嬉しかったんだろうな。
俺もうれしかったよ。
すぐまた休んじゃったけど、俺は気長に待っているよ。
彼女が昔、俺にモーションかけてきた時、俺は逃げた。
自信がなかったから。当時の俺はメンヘルだったかも?
本当はもっと追っかけて欲しかったのだ。
でも今は逆になったようだ。
今度は俺があきらめずに追いかけるつもりさ。
続報。俺自身が嬉しかったので報告します。
昨日、久々に彼女に電話で話してみた。
彼女、思ったより元気になってた。外出もしてるらしくなかなかつながらない。
「あの時、復帰しようとしたのは無謀だった」と
自虐ジョークを言うほど余裕が出ていた。
「無理しちゃダメだよ。まだ休んでても大丈夫だからね。」
と言ってあげた。
彼女は「5月に復帰するつもりなのでその時によろしくね」
と言ってくれた。ちょっと落ち込んでいた俺はこれで癒された。
正直、彼女に会えないのは辛くてうつになってた俺はこれで生き返った。
彼女は「どうして何度も電話してきたの?」と言ったので
「君の声が聞きたいからさ。ずっと会ってないんだもん」と
甘えて言ったら笑ってくれた。
今回はこの程度。焦りは禁物、気長に気長に(自分に言い聞かせてる)
358 :優しい名無しさん :04/04/23 17:33 ID:WfeT8ERn
「自殺も考えたことが何度もあったけど、そのたびに好奇心が邪魔をしてね。
世界はどうなっとるんだろうってね。この世の仕組みはなんだろうってね」
しらないおじいさんが言った。泣けた。
おじいさんなだけに、重かった。
360 :優しい名無しさん :04/04/26 19:21 ID:qtq4Qxu8
「神は誰も救わない。自分を救えるのは自分自身だ。お前が死んでも何も
変わらない。だが、お前が生きて変わるものもある」
漫画のセリフ。泣いた。
432 :別スレ186 :04/05/30 22:49 ID:Si4EOA54
大学の心理療法の授業。
出欠カードの裏には授業の感想や質問を書く。
そこに私はこう書いた。
「私はうつ病です。もう私はダメ人間なのではないかと思っています。」
翌週、先生からフィードバック。
「私はずっとダメ人間な人を見たことがありません。」
嬉しかった。少し頑張ろうと思いました。
491 :優しい名無しさん :04/07/15 22:50 ID:mC5epvDZ
一度職場復帰したのに、また休むように成っちゃって、今まで以上に
落ち込みが激しかった時、違う部の部長からメールが来た。
「色々お気遣いいただいてるのにすみません」
って返信したら、
「いいのいいの。みんなお前のこと好きだから」
って返事が来た。ちょっと泣いた。
658 :優しい名無しさん :04/10/20 11:44:25 ID:/FIW+zPF
自殺未遂して意識も数日不明だった。
結局家に帰ってまだ意識が朦朧としてたからかわかんないけど兄ちゃんに全部カミングアウトした。
そしたら兄はお前がリスカしてようが病んでようが、同性愛者だろうがお前はお前や。だから死にたくなったらいつでも俺を頼れ。
って言ってくれた。
その時初めて生きてて良かったと思えた。
816 :優しい名無しさん :05/01/12 19:50:38 ID:LvSN3gCt
当方過食症。
友達に。「吐いてもなんでも 生きててくれるならそれでいい」
こもってて外出れなくて 働けなくて このままだと将来乞食になりそうと
死ぬことしかかんがえられなかったとき
姉に「お父さんやお母さんがいつか死んだら
お姉ちゃんが 一生あんたを養うから 安心し」
今は私結婚してますが、私が結婚したのを見届けてから姉もしました。
あの瞬間生き抜こうと決めた。
今もつらいときは 姉の言葉を思い出してる
834 :優しい名無しさん :05/02/05 05:36:31 ID:PusH/DmX
人がどうしても信じられなかった時に友達Nが
「居場所は此処にあるよ」って。
私が死にたくてどうしようもない時は、
「死にたくなったらNのベランダから飛び降りよう、みたいな気持ちで突然来てくれて良いから」とか。
私なんか我が儘だしとか言ってたら
「私も我が儘になる!だから私の笑顔の為に生きて」
ボロボロ泣いた。
905 :優しい名無しさん :2005/03/27(日) 00:03:45 ID:sdiv4HVb
鬱で仕事場から一年以上離れてた時、同僚がくれた年賀状の隅に一言…
「待ってますよ」
正月早々号泣した。ありがとう。ありがとう。
946 :優しい名無しさん :2005/04/12(火) 16:21:30 ID:tyogTDhy
昔俺が落ち込んでいた時、当時彼女だったカミさんからの手紙に書いてあったこと。
「男の子が産まれたら、お父さんみたいになりなさいって
女の子が産まれたらお父さんみたいな人を好きになりなさいって言うの」
今はうちの坊主に口癖のように言っている。
10年前はメールじゃなくて手紙だった。
いつもつけている香水を吹いて手紙をくれた。
若い子もやってみるといいよ、きっと喜ぶから。
18 :優しい名無しさん :03/10/27 10:35 ID:+2+oRM3Q
お前、寂しそうに笑うね
複雑な家庭環境に育って困難が多かった。
友達にも相談できなくて子供の頃から1人で泣いてた。
不満を家族にぶつけても抑えられるから、いつしか心に蓋をして
寂しい気持ちを忘れてた。
そんな時に言われた一言。
衝撃を受けて何も言えなかったけど
気づいてくれる人がいるという安心感から涙が止まらなかった。
でもそこからなぜか弱い人間になってしまったけどね…
63 :優しい名無しさん :03/11/19 21:36 ID:xdusHQ4T
自殺未遂をしたときに、
「そんな楽しいことしちゃ駄目じゃない」
と云った皮膚科のお爺ちゃん先生。
貴方の一言で、ずいぶん救われました。
精神科の主治医なんか頭ごなしに冷たい目で見るだけなのに、
そうやって優しく流してくれるのがどんなに嬉しかったか。
68 :優しい名無しさん :03/11/21 21:38 ID:LaM2L3Ri
今日会社で、所長に退職を伝えた時(所長は鬱のこと知ってる)
「今まで頑張ってきたんだからさ、今は無理せず頑張らずでいいんだよ。
そうやっていくうちにまた一緒に仕事できるよ。」
ありがとう。あなたのような上司でよかった。幸せです。
76 :優しい名無しさん :03/11/27 02:11 ID:6NHcOtiC
うつになって、学校に行けなくなってしまったとき。
友人からたくさんのメールや電話がかかってきました。だけど電話が取れるような
気分では無くて、ずっと無視していたら、その友人から怒りのメールが送られて来ました。
自分が悪いのだと分かっていつつも、逆切れしてしまい、本当の今の自分の状態を
友人に伝えたとき、こんなメールが返って来ました。
「やっと本心教えてくれたね。なかなか言ってくれないんだもん。でもね、貴女が
『うつ』だろうがなんだろうがそんなことはどうでもいいんだよ。貴女は貴女でしょう?
別に変わりないじゃないって私は思うよ。そんなんで友達捨てるほど落ちぶれちゃいない
よ」
彼女のこの言葉に救われました・・・。
学校にはまだ行けていないけど、今週中には行けたらいいな・・・。
80 :優しい名無しさん :03/11/29 01:25 ID:7t8n+KIp
精神的につらくて大切な人に八つ当たりをしてしまいました。
散々ひどいことをいったのに
「何事も諦めるな 諦めたら終わりだよ」
とメールをもらいました。
もう嫌われたと思ったと返信したら
「俺がいつ見放すといったか?
お前のことを最期まで見捨てないと言っただろ?」
……このメールをみてしばらく涙が止まりませんでした。
208 :優しい名無しさん :04/02/14 01:41 ID:oLrU5aa1
会社をメンヘルで休職してる女友達が復帰してきた日、
ひどく不安そうにしていた。俺が話し掛けて「俺が
ついてるから、何でも言ってくれ」と言って職場の最新の
資料を渡したら別人のように元気になったなぁ。突然、
周りの人に「私、今日から復帰したんです」なんて挨拶しだし
たりした。笑っちゃったよ。よほど嬉しかったんだろうな。
俺もうれしかったよ。
すぐまた休んじゃったけど、俺は気長に待っているよ。
彼女が昔、俺にモーションかけてきた時、俺は逃げた。
自信がなかったから。当時の俺はメンヘルだったかも?
本当はもっと追っかけて欲しかったのだ。
でも今は逆になったようだ。
今度は俺があきらめずに追いかけるつもりさ。
続報。俺自身が嬉しかったので報告します。
昨日、久々に彼女に電話で話してみた。
彼女、思ったより元気になってた。外出もしてるらしくなかなかつながらない。
「あの時、復帰しようとしたのは無謀だった」と
自虐ジョークを言うほど余裕が出ていた。
「無理しちゃダメだよ。まだ休んでても大丈夫だからね。」
と言ってあげた。
彼女は「5月に復帰するつもりなのでその時によろしくね」
と言ってくれた。ちょっと落ち込んでいた俺はこれで癒された。
正直、彼女に会えないのは辛くてうつになってた俺はこれで生き返った。
彼女は「どうして何度も電話してきたの?」と言ったので
「君の声が聞きたいからさ。ずっと会ってないんだもん」と
甘えて言ったら笑ってくれた。
今回はこの程度。焦りは禁物、気長に気長に(自分に言い聞かせてる)
358 :優しい名無しさん :04/04/23 17:33 ID:WfeT8ERn
「自殺も考えたことが何度もあったけど、そのたびに好奇心が邪魔をしてね。
世界はどうなっとるんだろうってね。この世の仕組みはなんだろうってね」
しらないおじいさんが言った。泣けた。
おじいさんなだけに、重かった。
360 :優しい名無しさん :04/04/26 19:21 ID:qtq4Qxu8
「神は誰も救わない。自分を救えるのは自分自身だ。お前が死んでも何も
変わらない。だが、お前が生きて変わるものもある」
漫画のセリフ。泣いた。
432 :別スレ186 :04/05/30 22:49 ID:Si4EOA54
大学の心理療法の授業。
出欠カードの裏には授業の感想や質問を書く。
そこに私はこう書いた。
「私はうつ病です。もう私はダメ人間なのではないかと思っています。」
翌週、先生からフィードバック。
「私はずっとダメ人間な人を見たことがありません。」
嬉しかった。少し頑張ろうと思いました。
491 :優しい名無しさん :04/07/15 22:50 ID:mC5epvDZ
一度職場復帰したのに、また休むように成っちゃって、今まで以上に
落ち込みが激しかった時、違う部の部長からメールが来た。
「色々お気遣いいただいてるのにすみません」
って返信したら、
「いいのいいの。みんなお前のこと好きだから」
って返事が来た。ちょっと泣いた。
658 :優しい名無しさん :04/10/20 11:44:25 ID:/FIW+zPF
自殺未遂して意識も数日不明だった。
結局家に帰ってまだ意識が朦朧としてたからかわかんないけど兄ちゃんに全部カミングアウトした。
そしたら兄はお前がリスカしてようが病んでようが、同性愛者だろうがお前はお前や。だから死にたくなったらいつでも俺を頼れ。
って言ってくれた。
その時初めて生きてて良かったと思えた。
816 :優しい名無しさん :05/01/12 19:50:38 ID:LvSN3gCt
当方過食症。
友達に。「吐いてもなんでも 生きててくれるならそれでいい」
こもってて外出れなくて 働けなくて このままだと将来乞食になりそうと
死ぬことしかかんがえられなかったとき
姉に「お父さんやお母さんがいつか死んだら
お姉ちゃんが 一生あんたを養うから 安心し」
今は私結婚してますが、私が結婚したのを見届けてから姉もしました。
あの瞬間生き抜こうと決めた。
今もつらいときは 姉の言葉を思い出してる
834 :優しい名無しさん :05/02/05 05:36:31 ID:PusH/DmX
人がどうしても信じられなかった時に友達Nが
「居場所は此処にあるよ」って。
私が死にたくてどうしようもない時は、
「死にたくなったらNのベランダから飛び降りよう、みたいな気持ちで突然来てくれて良いから」とか。
私なんか我が儘だしとか言ってたら
「私も我が儘になる!だから私の笑顔の為に生きて」
ボロボロ泣いた。
905 :優しい名無しさん :2005/03/27(日) 00:03:45 ID:sdiv4HVb
鬱で仕事場から一年以上離れてた時、同僚がくれた年賀状の隅に一言…
「待ってますよ」
正月早々号泣した。ありがとう。ありがとう。
946 :優しい名無しさん :2005/04/12(火) 16:21:30 ID:tyogTDhy
昔俺が落ち込んでいた時、当時彼女だったカミさんからの手紙に書いてあったこと。
「男の子が産まれたら、お父さんみたいになりなさいって
女の子が産まれたらお父さんみたいな人を好きになりなさいって言うの」
今はうちの坊主に口癖のように言っている。
10年前はメールじゃなくて手紙だった。
いつもつけている香水を吹いて手紙をくれた。
若い子もやってみるといいよ、きっと喜ぶから。
2010年02月15日
泣ける話 8 嗚咽
嗚咽 「大人の泪」 より
402 :大人の名無しさん :04/03/09 21:04 ID:v2nfnHc8
Tさん、ごめんな。最後まで、痛かっただろ。
ずっと難病で、それでも笑顔で、がんばったな。
本当に手を尽くしたんだけど、助けてやれなかった。
自分の体より、家においてきた熱帯魚の心配ばっかりして、
家族の心配ばっかりして。
死ぬの怖かっただろう。息子さんの結婚式、出たかっただろう。
本当に、本当に、助けてやれなくてごめん。
情けない主治医でごめん。
何年医者やったって、仲のいい患者に逝かれるとつらい。
ほんと俺向いてないわ。
104 :大人の名無しさん :03/11/09 19:39 ID:GUZYLfW0
小さいころ家の貯金箱をくすねていたのがバレて
母親にボロボロになるまで怒られた。
そのまま部屋に逃げ込み、気がついたらベットにくるまり眠ってた俺。
ふと隣に人の気配を感じた。
母だった。
母は俺が寝ていると思ったのか、自分の頬と俺の小さな頬に合わせながら
「○○、さっきはごめんね。でもあんなこと二度としないでね。~中略~
あなたはお母さんの大事な息子なんだから。」とつぶやいた。
目をつむっていた俺にも母が泣いていることは感じられた。
そして母が去った後、俺は母を二度と泣かせないと子供心に誓った。
でもそれから今日まで、そのときの誓いが必ずしも守られたわけではない。
高校時代はグレ、大学時代は無気力、社会人になっても心配かけっぱなしだった。
5年前は結婚寸前までいった女との別れから拒食気味になり、メシが食えなくなった。
母はそんな俺の分も毎日晩飯を作り、ようやく食べれるようになった時には
小さいころから好きだった特製の餃子を食べきれないほど作ってくれた。
そして俺が黙々と餃子を食べている姿を母は本当に嬉しそうに見つめていた。
ようやくここ2年ほど世間並みに親孝行が出来るようになった。
母の日や誕生日、そして今年還暦を迎えたオヤジへのちゃんちゃんこ(自分のことのように喜んだ)。
なかでも母の個展へ花を贈った際は本当に喜んでくれ、その時の送り状は
今でも大切に保管しているぞとオヤジから聞いた。
1年前に転勤で親元を離れることになった俺が、現地で知り合った今の彼女を声を電話ごしで
聞かせた時には、「○○を宜しく御願いします」と泣きながら彼女に御願いしたと聞いた。
あの時は照れくさいやら恥ずかしいやらで大変だったよ。
105 :大人の名無しさん :03/11/09 19:39 ID:GUZYLfW0
でも元から体が弱く、かつ俺みたいなバカ息子を育てるのが負担になったんだろう。
母は先月循環器系の症状が再発し手術のため入院した。
これまでも何回か同様の手術を受けたことがあるんだけど、オヤジによると
「今回の手術が成功しても、今後どうなることかは見通しがつかない」とのこと。
俺は生まれて初めて母に手紙を書き、それをオヤジに手渡した。
日頃感情を表に出さないオヤジが「手術前に母さんに読んで聞かせたら泣いて喜んでたぞ。
ありがとう。」と手術後電話があった。幸いなことに手術は成功だったらしい。
でも中長期的には予断は許さないことには変わりない。
ところで母さん、オヤジ、あの時は伝えていなかったけど、俺ちょっとやっかいな病気にかかっているんだ。
ここ数ヶ月自分の体調の悪化が日に日に感じられ、この間勇気を振り絞って検査に行ったところ
残念な答が返ってきた。
親不孝になりたくないから母さんより先に逝くつもりはないよ。だから俺のためにも長生きして下さい。
ただオヤジの死に目に見れるか正直自信ありません。でもできるだけ長生きして下さい。
彼女にはさっき伝えました。「なんで黙ってたの?」と泣きながら怒鳴られました。
俺もこれから自分の体を治すためあきらめずに努力していきます。
これから寒くなるでしょうから、くれぐれもご自愛を。
正月には母さんとオヤジの元気な顔を見れることを楽しみにしています。
417 :大人の名無しさん :04/03/12 11:04 ID:hjrN6XGo
>>402さん
私は子供を亡くしてしまいました。
総合病院に運ばれて、足が浮腫むほど点滴をいっぱいして。
助かりませんでした
主人が泣いて泣いて…
「あいつら、本当にちゃんと見てたんかい!!」と
担当して下さった先生方に、意味のない怒りをぶつけてました
病院から子供を連れて帰るときに、病院のみなさんがお焼香して下さいました
その時に、担当して下さった小児科の副部長さんが泣いておられて
それを見た主人が
「他人なのに、泣いてくれて…一生懸命してもらったよな…」って
医者もやはり人間ですから、辛い時はどうぞ泣いてください。
とある本に
「難病に立ち向かうというのは、土俵でじわじわと端に押しやられていくようなもの」
「大きな力で、こちらをじわじわと攻めて来る」
と、医者の立場で、書かれていました。
きっと402さんも、そんな辛い思いをなさっていたと思います
これからも、さまざまな難病があなたを待ち受けると思いますが
どうか、あなたを頼って来る患者のために、立ち向かってください。
そして、辛い時は、思いっきり泣いて下さい。
43 :大人の名無しさん :03/10/26 00:41 ID:GSm5zTE2
4年ほど前に本社より地方支店に左遷同様で転勤してきた同僚の彼。
事務の女の子に手が早いだの、上司に対して生意気で飛ばされて等、前評判はけして良くありませんでした。
でもいざ着任して同僚として付き合ってみると180度印象が変わりました。
自分を頼ってくる人間には親身になって向き合い、そうでない人に対しても礼節を忘れない
とでもいうのでしょうか、上司にも言うべきことはガツンと言うし。
何より仕事に対して誠実で、慣れない土地での営業成績も上々でした。
それに全国色々な支店の人が「○○ちゃん、ちゃんと仕事してる(笑)?」だの
「○○さんに今度のスキーツアー参加して下さい(はあと)、と伝えて置いて下さい」とか
連絡が途絶えることもなく、私たち女の子の間でも「彼って人気者だね(笑)」と株高騰でした。
そして転勤後半年経つころには彼に憧れの様な感情を抱く様になりました。
そんなある日の夕方。彼がいつになく緊張した面持ちで営業より帰社してきました。
その日は支店の飲み会の日で、時間も差し迫っていたので、「早く用意して行こうよ」と声を
掛けたのですが、「ゴメン。お客さんから電話入るんで先盛り上げといて~」との返答。
私はいったん会場に向かったのですが、すぐに会費をまとめた封筒を忘れたことに気付き
社に戻りました。遠巻きに彼は電話中でしたが「ありがとうございました!全身全霊で
やらせていただきます」と電話を切り、私の気配を感じることなく号泣し始めました。
「やった!遂にやった!」とか泣き笑いながら。
私はなんとなく顔を合わせない様に会場に戻ったのですが、どうしても気になったので
2次会になってようやく現れた彼に「何かいいことあったの?」と聞きました。
彼は一瞬驚き、「なんや見てたん?実は前から狙ってた仕事が決まったんよ。
でも小さい仕事だから誰にも言わんといて」と少しはにかんだ表情で答えました。
営業成績が優秀な彼でもそんなことあるんだな~と思いつつも、その日は自分のことのように
嬉しく感じ、その後彼を3次会までつれ回すことに成功し(笑)ホロ酔い気分で帰宅しました。
その日初めて彼に恋していることに気付きました。
44 :大人の名無しさん :03/10/26 00:43 ID:GSm5zTE2
後になって人づてに聞いたのですが、その仕事(企画)は彼が本社にいる時に進めていた企画だったそうです。
周囲に理解者は多く受注間際までいったのですが、突然上司の猛反対に合い頓挫。
それまで上司との関係は極めて良好だったそうですが、どうしても納得できなかったらしく
クビ覚悟の大喧嘩となり、結果地方支店に左遷が異動の真相でした。
その後は順調な日々でした。
前述のとおり最初は小さな仕事だったその企画も、その後の彼の営業努力、全国の支店の仲間の協力、
何より本社勤務当時の上司の強力な後ろ盾もあり全社的なプロジェクトに発展するに至りました。
また本社当時の上司はけして彼が憎くて左遷したのではありませんでした。
ただ経験も足りないのに過度に熱くなっている彼に「少し冷静になれ」の意味もこめ企画を保留したようでした。
しかし左遷後も企画を捨てずに採算性などをを再検討し結果を出した彼に感じいるところがあったのでしょう。
私もその後は彼のプロジェクト専任の事務として、彼の仕事を末端からヘルプできるようになりました。
私生活でも何となく彼の傍に置いてもらえる様にはなったのかな~、告白しようとするとその都度交わされはしていたのですが(笑)
少しづつ距離が縮まっていたと思います。彼がこちらに来て2回目のクリスマスイブは一緒に過ごしました。
でも順調だったのはそこまででした。
プロジェクトも軌道に乗り始めたある日彼は突然倒れました。
入院中は本人の希望で一度も逢うことができませんでした。
私はそのことが残念でしたが、かといって面会してもどう声を掛けられるか自信もありませんでした。
病状が末期的なことは彼の御家族から聞かされていましたので。
そしてその後出社することなく入院して2ヶ月後この世を去りました。
あるいは本人は以前から気付いてはいたのでしょう。
でもけして打ち明けたくはなかったのでしょう。それを思うと今でもやりきれない気分になります。
そういえば倒れる数ヶ月前に顔色が悪そうだった彼に「体調悪いの?気をつけてよ。」て聞いたことがありました。
彼は「いや。少し疲れているだけやけど(苦笑」と答えましたが、今から思うと少し複雑な表情をしていました。
45 :大人の名無しさん :03/10/26 00:43 ID:GSm5zTE2
彼が亡くなってから、私は感情を表に出せなくなりました。
お葬式の時も周囲すすり泣く声が漏れる中、涙一滴出てこなかった。
あんなに好きだったのに、多分私を一番信頼してくれてたはずなのに、大事なことは相談せずに一人で逝ってしまった。
そのことに悔しさを感じたからかもしれない。一番つらかったのは他ならない彼なのに。
お葬式が終わりしばらくしたある日曜日彼のお母様が私を訪ねてきました。
そしてまず手紙を、その後少し迷われましたが彼の日記を渡されました。
そして「お見舞い断わったことを許してね」と頭を下げ帰られました。手紙には
「××へ。ゴメン。
俺ダメかもしれんわ。
言いたかったし言うべきだったろうけど、でもかっこ悪いところ見せたくなかったんよ。
わかってな。
愛してます。
早くいい男見つけてな。」
と書かれていました。見覚えのあるはっきりとした字でした。
日記は書き殴った字体でしたが「痛い。痛い。なんで」「早く治して××を抱きたい。」、そして古い日記には
「××に泣いてるところ見られてしまった。カッコ悪~、でもまぁええか。」と。
そこからは読めませんでした。涙が止まりませんでした。
ボールペンで書かれたただでさえ乱暴な字体で書かれた彼の日記は私の涙で滲みボロボロになりましたが、
私はそれから手を離すことはできませんでした。その日はいつ眠ったのか記憶がありません。
私はようやく彼を失ったことを実感しました。
今日彼と同じ歳になりました。
久々に彼の手紙や日記を読み返してみて、やっぱりこのまま塞ぎこんでてはいけないと思いました。
自分勝手かもしれないけど、彼もこんな無様な私を望んでいないでしょう。多分怒っていると思う。
今は相手もいないし、これから見つかる保証もないけど(苦笑)前に向いていかなくっちゃ。
スレ違いホントごめんなさい。誰かに決意表明したかったんです。
今日から頑張ります。
458 :大人の名無しさん :04/03/17 21:00 ID:m2jDR+X0
すごく亀レスですが、402の医者です。
忙しくてここ覗く暇なくて、今日やっと見てみたら、皆さんの
暖かいメッセージで、胸がいっぱいで、また泣いてしまった。
皆さんみたいに考えてくださる人々がいる限り、俺は頑張ります。
いつか俺が死んだ時、仲良かった患者さんたちに胸張って会えるように。
2ch見ててよかったです。ありがとう。
402 :大人の名無しさん :04/03/09 21:04 ID:v2nfnHc8
Tさん、ごめんな。最後まで、痛かっただろ。
ずっと難病で、それでも笑顔で、がんばったな。
本当に手を尽くしたんだけど、助けてやれなかった。
自分の体より、家においてきた熱帯魚の心配ばっかりして、
家族の心配ばっかりして。
死ぬの怖かっただろう。息子さんの結婚式、出たかっただろう。
本当に、本当に、助けてやれなくてごめん。
情けない主治医でごめん。
何年医者やったって、仲のいい患者に逝かれるとつらい。
ほんと俺向いてないわ。
104 :大人の名無しさん :03/11/09 19:39 ID:GUZYLfW0
小さいころ家の貯金箱をくすねていたのがバレて
母親にボロボロになるまで怒られた。
そのまま部屋に逃げ込み、気がついたらベットにくるまり眠ってた俺。
ふと隣に人の気配を感じた。
母だった。
母は俺が寝ていると思ったのか、自分の頬と俺の小さな頬に合わせながら
「○○、さっきはごめんね。でもあんなこと二度としないでね。~中略~
あなたはお母さんの大事な息子なんだから。」とつぶやいた。
目をつむっていた俺にも母が泣いていることは感じられた。
そして母が去った後、俺は母を二度と泣かせないと子供心に誓った。
でもそれから今日まで、そのときの誓いが必ずしも守られたわけではない。
高校時代はグレ、大学時代は無気力、社会人になっても心配かけっぱなしだった。
5年前は結婚寸前までいった女との別れから拒食気味になり、メシが食えなくなった。
母はそんな俺の分も毎日晩飯を作り、ようやく食べれるようになった時には
小さいころから好きだった特製の餃子を食べきれないほど作ってくれた。
そして俺が黙々と餃子を食べている姿を母は本当に嬉しそうに見つめていた。
ようやくここ2年ほど世間並みに親孝行が出来るようになった。
母の日や誕生日、そして今年還暦を迎えたオヤジへのちゃんちゃんこ(自分のことのように喜んだ)。
なかでも母の個展へ花を贈った際は本当に喜んでくれ、その時の送り状は
今でも大切に保管しているぞとオヤジから聞いた。
1年前に転勤で親元を離れることになった俺が、現地で知り合った今の彼女を声を電話ごしで
聞かせた時には、「○○を宜しく御願いします」と泣きながら彼女に御願いしたと聞いた。
あの時は照れくさいやら恥ずかしいやらで大変だったよ。
105 :大人の名無しさん :03/11/09 19:39 ID:GUZYLfW0
でも元から体が弱く、かつ俺みたいなバカ息子を育てるのが負担になったんだろう。
母は先月循環器系の症状が再発し手術のため入院した。
これまでも何回か同様の手術を受けたことがあるんだけど、オヤジによると
「今回の手術が成功しても、今後どうなることかは見通しがつかない」とのこと。
俺は生まれて初めて母に手紙を書き、それをオヤジに手渡した。
日頃感情を表に出さないオヤジが「手術前に母さんに読んで聞かせたら泣いて喜んでたぞ。
ありがとう。」と手術後電話があった。幸いなことに手術は成功だったらしい。
でも中長期的には予断は許さないことには変わりない。
ところで母さん、オヤジ、あの時は伝えていなかったけど、俺ちょっとやっかいな病気にかかっているんだ。
ここ数ヶ月自分の体調の悪化が日に日に感じられ、この間勇気を振り絞って検査に行ったところ
残念な答が返ってきた。
親不孝になりたくないから母さんより先に逝くつもりはないよ。だから俺のためにも長生きして下さい。
ただオヤジの死に目に見れるか正直自信ありません。でもできるだけ長生きして下さい。
彼女にはさっき伝えました。「なんで黙ってたの?」と泣きながら怒鳴られました。
俺もこれから自分の体を治すためあきらめずに努力していきます。
これから寒くなるでしょうから、くれぐれもご自愛を。
正月には母さんとオヤジの元気な顔を見れることを楽しみにしています。
417 :大人の名無しさん :04/03/12 11:04 ID:hjrN6XGo
>>402さん
私は子供を亡くしてしまいました。
総合病院に運ばれて、足が浮腫むほど点滴をいっぱいして。
助かりませんでした
主人が泣いて泣いて…
「あいつら、本当にちゃんと見てたんかい!!」と
担当して下さった先生方に、意味のない怒りをぶつけてました
病院から子供を連れて帰るときに、病院のみなさんがお焼香して下さいました
その時に、担当して下さった小児科の副部長さんが泣いておられて
それを見た主人が
「他人なのに、泣いてくれて…一生懸命してもらったよな…」って
医者もやはり人間ですから、辛い時はどうぞ泣いてください。
とある本に
「難病に立ち向かうというのは、土俵でじわじわと端に押しやられていくようなもの」
「大きな力で、こちらをじわじわと攻めて来る」
と、医者の立場で、書かれていました。
きっと402さんも、そんな辛い思いをなさっていたと思います
これからも、さまざまな難病があなたを待ち受けると思いますが
どうか、あなたを頼って来る患者のために、立ち向かってください。
そして、辛い時は、思いっきり泣いて下さい。
43 :大人の名無しさん :03/10/26 00:41 ID:GSm5zTE2
4年ほど前に本社より地方支店に左遷同様で転勤してきた同僚の彼。
事務の女の子に手が早いだの、上司に対して生意気で飛ばされて等、前評判はけして良くありませんでした。
でもいざ着任して同僚として付き合ってみると180度印象が変わりました。
自分を頼ってくる人間には親身になって向き合い、そうでない人に対しても礼節を忘れない
とでもいうのでしょうか、上司にも言うべきことはガツンと言うし。
何より仕事に対して誠実で、慣れない土地での営業成績も上々でした。
それに全国色々な支店の人が「○○ちゃん、ちゃんと仕事してる(笑)?」だの
「○○さんに今度のスキーツアー参加して下さい(はあと)、と伝えて置いて下さい」とか
連絡が途絶えることもなく、私たち女の子の間でも「彼って人気者だね(笑)」と株高騰でした。
そして転勤後半年経つころには彼に憧れの様な感情を抱く様になりました。
そんなある日の夕方。彼がいつになく緊張した面持ちで営業より帰社してきました。
その日は支店の飲み会の日で、時間も差し迫っていたので、「早く用意して行こうよ」と声を
掛けたのですが、「ゴメン。お客さんから電話入るんで先盛り上げといて~」との返答。
私はいったん会場に向かったのですが、すぐに会費をまとめた封筒を忘れたことに気付き
社に戻りました。遠巻きに彼は電話中でしたが「ありがとうございました!全身全霊で
やらせていただきます」と電話を切り、私の気配を感じることなく号泣し始めました。
「やった!遂にやった!」とか泣き笑いながら。
私はなんとなく顔を合わせない様に会場に戻ったのですが、どうしても気になったので
2次会になってようやく現れた彼に「何かいいことあったの?」と聞きました。
彼は一瞬驚き、「なんや見てたん?実は前から狙ってた仕事が決まったんよ。
でも小さい仕事だから誰にも言わんといて」と少しはにかんだ表情で答えました。
営業成績が優秀な彼でもそんなことあるんだな~と思いつつも、その日は自分のことのように
嬉しく感じ、その後彼を3次会までつれ回すことに成功し(笑)ホロ酔い気分で帰宅しました。
その日初めて彼に恋していることに気付きました。
44 :大人の名無しさん :03/10/26 00:43 ID:GSm5zTE2
後になって人づてに聞いたのですが、その仕事(企画)は彼が本社にいる時に進めていた企画だったそうです。
周囲に理解者は多く受注間際までいったのですが、突然上司の猛反対に合い頓挫。
それまで上司との関係は極めて良好だったそうですが、どうしても納得できなかったらしく
クビ覚悟の大喧嘩となり、結果地方支店に左遷が異動の真相でした。
その後は順調な日々でした。
前述のとおり最初は小さな仕事だったその企画も、その後の彼の営業努力、全国の支店の仲間の協力、
何より本社勤務当時の上司の強力な後ろ盾もあり全社的なプロジェクトに発展するに至りました。
また本社当時の上司はけして彼が憎くて左遷したのではありませんでした。
ただ経験も足りないのに過度に熱くなっている彼に「少し冷静になれ」の意味もこめ企画を保留したようでした。
しかし左遷後も企画を捨てずに採算性などをを再検討し結果を出した彼に感じいるところがあったのでしょう。
私もその後は彼のプロジェクト専任の事務として、彼の仕事を末端からヘルプできるようになりました。
私生活でも何となく彼の傍に置いてもらえる様にはなったのかな~、告白しようとするとその都度交わされはしていたのですが(笑)
少しづつ距離が縮まっていたと思います。彼がこちらに来て2回目のクリスマスイブは一緒に過ごしました。
でも順調だったのはそこまででした。
プロジェクトも軌道に乗り始めたある日彼は突然倒れました。
入院中は本人の希望で一度も逢うことができませんでした。
私はそのことが残念でしたが、かといって面会してもどう声を掛けられるか自信もありませんでした。
病状が末期的なことは彼の御家族から聞かされていましたので。
そしてその後出社することなく入院して2ヶ月後この世を去りました。
あるいは本人は以前から気付いてはいたのでしょう。
でもけして打ち明けたくはなかったのでしょう。それを思うと今でもやりきれない気分になります。
そういえば倒れる数ヶ月前に顔色が悪そうだった彼に「体調悪いの?気をつけてよ。」て聞いたことがありました。
彼は「いや。少し疲れているだけやけど(苦笑」と答えましたが、今から思うと少し複雑な表情をしていました。
45 :大人の名無しさん :03/10/26 00:43 ID:GSm5zTE2
彼が亡くなってから、私は感情を表に出せなくなりました。
お葬式の時も周囲すすり泣く声が漏れる中、涙一滴出てこなかった。
あんなに好きだったのに、多分私を一番信頼してくれてたはずなのに、大事なことは相談せずに一人で逝ってしまった。
そのことに悔しさを感じたからかもしれない。一番つらかったのは他ならない彼なのに。
お葬式が終わりしばらくしたある日曜日彼のお母様が私を訪ねてきました。
そしてまず手紙を、その後少し迷われましたが彼の日記を渡されました。
そして「お見舞い断わったことを許してね」と頭を下げ帰られました。手紙には
「××へ。ゴメン。
俺ダメかもしれんわ。
言いたかったし言うべきだったろうけど、でもかっこ悪いところ見せたくなかったんよ。
わかってな。
愛してます。
早くいい男見つけてな。」
と書かれていました。見覚えのあるはっきりとした字でした。
日記は書き殴った字体でしたが「痛い。痛い。なんで」「早く治して××を抱きたい。」、そして古い日記には
「××に泣いてるところ見られてしまった。カッコ悪~、でもまぁええか。」と。
そこからは読めませんでした。涙が止まりませんでした。
ボールペンで書かれたただでさえ乱暴な字体で書かれた彼の日記は私の涙で滲みボロボロになりましたが、
私はそれから手を離すことはできませんでした。その日はいつ眠ったのか記憶がありません。
私はようやく彼を失ったことを実感しました。
今日彼と同じ歳になりました。
久々に彼の手紙や日記を読み返してみて、やっぱりこのまま塞ぎこんでてはいけないと思いました。
自分勝手かもしれないけど、彼もこんな無様な私を望んでいないでしょう。多分怒っていると思う。
今は相手もいないし、これから見つかる保証もないけど(苦笑)前に向いていかなくっちゃ。
スレ違いホントごめんなさい。誰かに決意表明したかったんです。
今日から頑張ります。
458 :大人の名無しさん :04/03/17 21:00 ID:m2jDR+X0
すごく亀レスですが、402の医者です。
忙しくてここ覗く暇なくて、今日やっと見てみたら、皆さんの
暖かいメッセージで、胸がいっぱいで、また泣いてしまった。
皆さんみたいに考えてくださる人々がいる限り、俺は頑張ります。
いつか俺が死んだ時、仲良かった患者さんたちに胸張って会えるように。
2ch見ててよかったです。ありがとう。
2010年02月13日
コワイ話 8 貧困の国
918 名前:1/5 投稿日:03/02/12 18:36
私が今から話すことは、所謂「オカルト」といった性質のものではない。
しかし、私にとっては、本当に洒落にならない経験だった。
だから、かなりの長文ではあるが、ここに書き込むことにする。
霊の類の話を期待している向きには申し訳ないが、しばらくの間、我慢して欲しい。
私は昨年まで外資系の企業に勤めていた。
ある時、私に、C国へ出向しないか、という打診があった。
会社はC国に工場を所有しており、そこの技術者に日本国内の工場で採用されている
システムを修得させるのが目的の長期出向だった。
長期とは言っても、現地スタッフによる運用が可能となるまでの期間限定の出向だったし、
現地での待遇も、帰ってきてからのポストも非常に良い条件だった。
私は、少し考えた上で承諾した。
C国の工場で引継を終えた夜、私は前任者と食事を共にした。
前任者(仮にT氏としておく)は赴任してから半年後に、健康上の理由から
日本への帰国を希望していた。
目の前のT氏は、確かに頬がこけていて顔色が悪く、
心身共に疲れ切っているような印象だった。
T氏は、現地での生活について様々なアドバイスをしてくれたのだが、中でも
「倉庫の裏にある丘には決して近づくな。」というようなことを、ことさら強調した。
私がその理由を尋ねても、T氏は口を噤んだままだった。
やがてT氏は帰国し、私のC国での生活が始まった。
919 名前:2/5 投稿日:03/02/12 18:37
C国は、最近まで激しい内戦が続き、それが国民の生活に大きな影を落としていた。
工場の周辺は農村地帯だったので、破壊行為の跡などはあまり見られなかったが、
ゲリラによる虐殺や略奪は、このあたりの集落にも及んでいるようだった。
働き手や財産を内戦で失った家庭などは、日々の生活すらも全く困窮している有様だった。
そんな家の子供は、工場へと続く道端で半ば物乞いのような事をさせられていた。
また、工場に雇われている労働者には、夫を亡くした女が優先的に採用されており、
彼女らの子供は、母親が仕事を終えるまで、工場の近くで遊んでいる。
工場の周辺には、そんな訳ありの子供が大勢集まっていた。
私は、いつの頃からか、そんな子供達と仲良くなり、
昼休みや仕事がヒマな時などは、彼らの遊び相手になることもしばしばだった。
ある昼休みのことだった。
いつも工場の周りで遊んでいるKという子供が、
面白い所があるから一緒に行ってみよう、と私を誘った。
すぐ近くだから、というK君の言葉を信じて、
私は、K君と彼の妹のSちゃんと一緒に、工場の脇の林に向かって歩きだした。
しばらく木立の中を歩いていくと、急に視界が開けて、広い空き地のような所に出た。
K君とSちゃんは、そこでサッカーのようなことをして遊び始めた。
私も混ざってみたけれど、K君のボール捌きはなかなかのもので、
本気にならなければ、K君のボールを奪うことは出来なかった。
そうこうするうちに昼休みも終わり、私は職場へ戻った。
何日かして、K君とSちゃんと私は、やはりあの空き地へやって来た。
その日は、私は木陰で、ぼんやりとK君とSちゃんの遊ぶ姿を眺めていた。
ふと視線を工場の方に向けると、少し離れたところに倉庫が見えた。
そこで、以前T氏が言っていたことを思い出した。
「倉庫の裏にある丘には決して近づくな。」
そういえば、ここの地形は少し盛り上がっていて、丘のような感じがする・・・
921 名前:3/5 投稿日:03/02/12 18:38
私は近くにいたK君を呼びかけ、もう帰ろうと誘った。
Sちゃんを探すと、反対側の木立の辺りに立って、何かをジッと見つめているようだった。
見ると、黄色いオモチャのようなモノが落ちている。
それを拾おうとして、Sちゃんはしゃがみ込んだ。
私は、Sちゃんの方へ足を踏み出し、帰るよ、と呼びかけようとした。
すると、K君が袖を掴んで軽く引っ張った。
私は思わずK君の方を向いた。
ドンッ!
突然、腹に響くような大きな音がして、私はSちゃんの方を振り向いた。
Sちゃんは地面に倒れていた。
私は急いで駆け寄ったが、ダメだった。
足や手があり得ない方向に曲がっていて、体の下から血が溢れている。
しばらく呆然と立ち竦んでいた。
が、不意に、Sちゃんの拾おうとしていた黄色いモノが地雷であったことに気付いた。
もちろん、対人地雷のことはC国に来る前から聞いていた。
子供が興味を持つような色や形の地雷があることも、
世界各国で、それらの犠牲となり、手足を失った子供の写真も見たことがある。
しかし、私には実感がなかった。
情けない話だが、Sちゃんの、無惨な遺体を見るまでは、
私の目の前で、幼い子供が犠牲になるなど、考えてもみなかった。
振り返ると、K君が顔をクシャクシャにして泣いていた。
922 名前:4/5 投稿日:03/02/12 18:39
Sちゃんが死んだ丘は、法的には工場の敷地だった。
実際には、地雷の危険性があったということで、立ち入り禁止となってた。
しかし、そこを囲っていた有刺鉄線はとっくに盗まれていた、ということだった。
私はSちゃんの家族に会って謝ろうと思ったが、
工場長をはじめ、現地のスタッフは皆、反対した。
「あれは事故だ。断じてあなたのせいではない。」
皆が、そう言って私を慰めてくれた。
後に工場長から、Sちゃんの家族には会社から見舞金が渡された、と聞かされた。
私はしばらくの間、自宅で休養した。
工場に戻っても、以前のように子供と遊ぶ気にはならなかった。
K君と会うことも、二度となかった。
923 名前:5/5 投稿日:03/02/12 18:40
やがて月日がたち、当初の目的を果たした私は日本へ帰ることになった。
帰国した私は、真っ先にT氏に連絡を取り、会う約束を取り付けた。
T氏は私を見るなり、何かに気付いたようで、深いため息をついて言った。
「ご愁傷様だな。」
私は少し間をおいてT氏に尋ねた。
「あなたも、あそこで同じような体験をしたんですね。」
「ああ、私の時は男の子だったよ。赤い地雷だった。」
「・・・その後は?」
「たぶん君と同じだ。一月もすると別の子供が誘いに来た。
行ってみると、有刺鉄線など、どこにもなかった。」
T氏はひどく悲しそうな目をしていた。
「それからは、ひっきりなしだ。兄弟連れで、何人も何人も・・」
Sちゃんの家族の手に渡った見舞金。
我々にとっては、はした金程度のものでも、C国では家族を数年養えるだけの価値がある。
おまけに養う口は一つ減るのだ。
しばらくの間、T氏と私は子供達の運命を呪うように、黙って俯いていた。
私が今から話すことは、所謂「オカルト」といった性質のものではない。
しかし、私にとっては、本当に洒落にならない経験だった。
だから、かなりの長文ではあるが、ここに書き込むことにする。
霊の類の話を期待している向きには申し訳ないが、しばらくの間、我慢して欲しい。
私は昨年まで外資系の企業に勤めていた。
ある時、私に、C国へ出向しないか、という打診があった。
会社はC国に工場を所有しており、そこの技術者に日本国内の工場で採用されている
システムを修得させるのが目的の長期出向だった。
長期とは言っても、現地スタッフによる運用が可能となるまでの期間限定の出向だったし、
現地での待遇も、帰ってきてからのポストも非常に良い条件だった。
私は、少し考えた上で承諾した。
C国の工場で引継を終えた夜、私は前任者と食事を共にした。
前任者(仮にT氏としておく)は赴任してから半年後に、健康上の理由から
日本への帰国を希望していた。
目の前のT氏は、確かに頬がこけていて顔色が悪く、
心身共に疲れ切っているような印象だった。
T氏は、現地での生活について様々なアドバイスをしてくれたのだが、中でも
「倉庫の裏にある丘には決して近づくな。」というようなことを、ことさら強調した。
私がその理由を尋ねても、T氏は口を噤んだままだった。
やがてT氏は帰国し、私のC国での生活が始まった。
919 名前:2/5 投稿日:03/02/12 18:37
C国は、最近まで激しい内戦が続き、それが国民の生活に大きな影を落としていた。
工場の周辺は農村地帯だったので、破壊行為の跡などはあまり見られなかったが、
ゲリラによる虐殺や略奪は、このあたりの集落にも及んでいるようだった。
働き手や財産を内戦で失った家庭などは、日々の生活すらも全く困窮している有様だった。
そんな家の子供は、工場へと続く道端で半ば物乞いのような事をさせられていた。
また、工場に雇われている労働者には、夫を亡くした女が優先的に採用されており、
彼女らの子供は、母親が仕事を終えるまで、工場の近くで遊んでいる。
工場の周辺には、そんな訳ありの子供が大勢集まっていた。
私は、いつの頃からか、そんな子供達と仲良くなり、
昼休みや仕事がヒマな時などは、彼らの遊び相手になることもしばしばだった。
ある昼休みのことだった。
いつも工場の周りで遊んでいるKという子供が、
面白い所があるから一緒に行ってみよう、と私を誘った。
すぐ近くだから、というK君の言葉を信じて、
私は、K君と彼の妹のSちゃんと一緒に、工場の脇の林に向かって歩きだした。
しばらく木立の中を歩いていくと、急に視界が開けて、広い空き地のような所に出た。
K君とSちゃんは、そこでサッカーのようなことをして遊び始めた。
私も混ざってみたけれど、K君のボール捌きはなかなかのもので、
本気にならなければ、K君のボールを奪うことは出来なかった。
そうこうするうちに昼休みも終わり、私は職場へ戻った。
何日かして、K君とSちゃんと私は、やはりあの空き地へやって来た。
その日は、私は木陰で、ぼんやりとK君とSちゃんの遊ぶ姿を眺めていた。
ふと視線を工場の方に向けると、少し離れたところに倉庫が見えた。
そこで、以前T氏が言っていたことを思い出した。
「倉庫の裏にある丘には決して近づくな。」
そういえば、ここの地形は少し盛り上がっていて、丘のような感じがする・・・
921 名前:3/5 投稿日:03/02/12 18:38
私は近くにいたK君を呼びかけ、もう帰ろうと誘った。
Sちゃんを探すと、反対側の木立の辺りに立って、何かをジッと見つめているようだった。
見ると、黄色いオモチャのようなモノが落ちている。
それを拾おうとして、Sちゃんはしゃがみ込んだ。
私は、Sちゃんの方へ足を踏み出し、帰るよ、と呼びかけようとした。
すると、K君が袖を掴んで軽く引っ張った。
私は思わずK君の方を向いた。
ドンッ!
突然、腹に響くような大きな音がして、私はSちゃんの方を振り向いた。
Sちゃんは地面に倒れていた。
私は急いで駆け寄ったが、ダメだった。
足や手があり得ない方向に曲がっていて、体の下から血が溢れている。
しばらく呆然と立ち竦んでいた。
が、不意に、Sちゃんの拾おうとしていた黄色いモノが地雷であったことに気付いた。
もちろん、対人地雷のことはC国に来る前から聞いていた。
子供が興味を持つような色や形の地雷があることも、
世界各国で、それらの犠牲となり、手足を失った子供の写真も見たことがある。
しかし、私には実感がなかった。
情けない話だが、Sちゃんの、無惨な遺体を見るまでは、
私の目の前で、幼い子供が犠牲になるなど、考えてもみなかった。
振り返ると、K君が顔をクシャクシャにして泣いていた。
922 名前:4/5 投稿日:03/02/12 18:39
Sちゃんが死んだ丘は、法的には工場の敷地だった。
実際には、地雷の危険性があったということで、立ち入り禁止となってた。
しかし、そこを囲っていた有刺鉄線はとっくに盗まれていた、ということだった。
私はSちゃんの家族に会って謝ろうと思ったが、
工場長をはじめ、現地のスタッフは皆、反対した。
「あれは事故だ。断じてあなたのせいではない。」
皆が、そう言って私を慰めてくれた。
後に工場長から、Sちゃんの家族には会社から見舞金が渡された、と聞かされた。
私はしばらくの間、自宅で休養した。
工場に戻っても、以前のように子供と遊ぶ気にはならなかった。
K君と会うことも、二度となかった。
923 名前:5/5 投稿日:03/02/12 18:40
やがて月日がたち、当初の目的を果たした私は日本へ帰ることになった。
帰国した私は、真っ先にT氏に連絡を取り、会う約束を取り付けた。
T氏は私を見るなり、何かに気付いたようで、深いため息をついて言った。
「ご愁傷様だな。」
私は少し間をおいてT氏に尋ねた。
「あなたも、あそこで同じような体験をしたんですね。」
「ああ、私の時は男の子だったよ。赤い地雷だった。」
「・・・その後は?」
「たぶん君と同じだ。一月もすると別の子供が誘いに来た。
行ってみると、有刺鉄線など、どこにもなかった。」
T氏はひどく悲しそうな目をしていた。
「それからは、ひっきりなしだ。兄弟連れで、何人も何人も・・」
Sちゃんの家族の手に渡った見舞金。
我々にとっては、はした金程度のものでも、C国では家族を数年養えるだけの価値がある。
おまけに養う口は一つ減るのだ。
しばらくの間、T氏と私は子供達の運命を呪うように、黙って俯いていた。
2010年02月13日
笑ったコピペ 9
千円札の野口英世がナベアツにしか見えなくなる呪いをかけておいた
( `・ω・´)
_______________________
482 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ[sage] 投稿日:2009/08/11(火) 10:20:45 ID:FsIN/jXe
震度0 人体に感じないで地震計に記録される程度
震度1 静止している人や、Fカップ以上の乳がわずかに揺れる程度の地震
震度2 多くの人に感ずる程度のもので、Cカップ以上の乳がわずかに揺れるのがわかる程度の地震
震度3 家屋が揺れ、戸障子が鳴動し、多くの乳が揺れる程度の地震
震度4 家屋の動揺が激しく、歩行者にも感じ、多くの乳が揺れる程度の地震
震度5 壁に割目がはいり、墓石・石どうろうが倒れたり、乳が上下に激しく揺れる
震度6 家屋の倒壊は30%以下で、地割れを生じ、乳が上下左右に激しく揺れる
震度7 家屋の倒壊が30%以上におよび、山くずれ・地割れ・断層などが生じ、乳が形を保っていられない程度の地震
__________________________
868:名無しさん@そうだドライブへ行こう :2009/08/06(木) 18:33:13 ID:Z+nTCkQ2O [sage]
前の車のリアに
「赤ちゃんが乗るはずでした」
ってステッカー
いつも以上に車間距離をとった
_______________________
760 :名無しさんの初恋:2009/08/05(水) 11:18:20 ID:uszEcXHr
コピペじゃないが…
会社での連絡事項はメールの一斉送信を使っているんだけど、
「8月○日のソフトボール大会お疲れ様でした。みんなハリキってましたね。
次回は10月を予定しております。
健康に気をつけてまた皆の元気な( ゚д゚)、ペッ! を見せて下さいね! 社長」
と、全営業所に送っちまった('A`)
261 :本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 16:55:14 ID:Yd6UOhpJ0
ちゃねら社長w
________________________
216 名前:名無しさん@お腹いっぱい。(ネブラスカ州)[] 投稿日:2009/08/13(木) 08:52:09 ID:jhZggg0m
地震を異常に恐がるやつは西日本に多いな。
ま、東日本は慣れかな?
222 名前:名無しさん@お腹いっぱい。(関東)[] 投稿日:2009/08/13(木) 08:58:37 ID:UtBnC5Ql
>>216
いや・・・西日本は“あれ”のトラウマが・・・
227 名前:名無しさん@お腹いっぱい。(コネチカット州)[] 投稿日:2009/08/13(木) 09:01:05 ID:I9FH+/yc
>>222
応仁の乱か…
あれはひどかったな
______________________
7:名無しさん :2008/05/09(金) 12:43:54 ID:nYvBThdC
ジョイ君「奥さんのこっちのヌルヌルもちょちょいのジョイやで~」
ジョイ君「奥さんもキュキュット締めんかい」
ジョイ君「どや?わいの海綿活性剤の威力は」
ジョイ君「奥さん、乾く間無いなあ」
ジョイ君「アカン、液切れや」
ジョイ君「こすった瞬間ピュピュッと行くと思たら大間違いやで」
ジョイ君「奥さん、もうこんなに白く泡立ってまっせ」
ジョイ君「正JOYがええんか?騎JOYがええんか?」
ジョイ君「しょせんボクは使い捨てやったんやね」
ジョイ君「子供の手の届くところに保管したらあかんで」
ジョイ君「奥さん、目に入ったら痛いのなんて当たり前やんか」
ジョイ君「このくらいで泡吹いとるんやないで!」
ジョイ君「奥さん、泡たてるんわお手のもんやでw」
ジョイ君「奥さん、なんぼなんでもヌメりすぎやわ」
ジョイ君「そ、そんなに強くこすらなくても大丈夫やで…」
ジョイ君「混ぜたらあかんて!」
ジョイ君「えらいふっといボトル買うてきて、わいを詰め替えんかいな?奥さん底なしやな」
ジョイ君「汚れは落としても、恋に落ちたらあかんで」
ジョイ君「そうや奥さん…、ちゃんと最後の一滴まで搾り取るんや…」
ジョイ君「流石にシーツのしみまでは落とせへんわ」
ジョイ君「奥さんのたわし、泡立ちええな」
ジョイ君「そんなに音立てたら旦那が起きるで」
ジョイ君「ボクに落とせへんもんはないでぇ?どや」
ジョイ君「えっ!なんで!?すっごいすべるよ?すっごいすべるよ!ヌルヌルやわ。」
ジョイ君「奥さん、飲んだらあかん」
ジョイ君「奥さん、舐めたら苦いのは当たり前やんか?よしというまでよー味わったってや」
ジョイ君「奥さん、いくらワシでもその黒ずみの汚れは取られへんで」
ジョイ君「終わったら綺麗に拭くんやで。わかっとるな」
________________________
:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/07(金) 07:29:16
61:名無しさん :2008/06/30(月) 19:22:35 ID:NdhsIoq8 [sage]
俺「ラッキーストライクひとつ」
店員「お客様申し訳ありません、23時以降はお売りできないんです」
俺「ああそうだったね、じゃあ仕方ないや」
店員「でもお客様は顔見知りだしこっそりお売りいたしますよ、フフフ」
俺「そうかい、悪いねえ」
後ろにいた客(警官)「おい売ったらダメだろ、捕まえるぞ」
店員「す、すいませんこの人がどうしても、と。」
俺「なんと」
警官「まあいい今回は見逃すが以後気をつけるように」
警官「じゃあ俺はマイルドセブンね」
一同爆笑
その後3人で肩を組んで軍歌を歌った。
______________________¥
535 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/04(火) 09:00:18
妻が夫のために朝食の目玉焼きを作っていたら
突然、夫がキッチンに飛び込んで来て、叫び始めた。
「気をつけて・・・キヲツケテ!もっとバターが必要だよ!ああ、だめだ!
君は一度にたくさん作り過ぎだよ。作り過ぎだよ!ひっくり返して!
今ひっくり返して!もう少しバターを入れて!あーあー!
バターがもうないじゃないか!くっついちゃうよ!気をつけて・・・
キヲツケテ!気をつけてって言っているのが分からないのか!
君は料理をしている時は、絶対僕の言うことを聞いてないね!
いつもだよ!ひっくり返して!はやく!どうかしているのか?
おかしくなったんじゃないのか?塩を振るのを忘れないで。
君はいつも目玉焼きに塩をするのを忘れるから。塩を使って。
塩を使って!塩だよ!」
妻は彼をにらみつけた。
「一体何があったのよ?私が目玉焼きの一つや二つ焼けないと思っているわけ?」
夫は穏やかに答えた。
「僕が運転している時どんな気持ちか君に教えたかったんだよ。」
____________________________
252:名無しさん :2009/04/11(土) 17:30:43 ID:0dCRb3Z1 [sage]
今日昼間、ガラガラの電車の中ですげぇ巨乳の女がいて
その近くにおっさんがいたんだけどそのおっさん何を思ったか
その女の胸いきなり揉みはじめて
女が痴漢ですとか騒いだと思ったらそのおっさん
「こそこそしてねぇのに何が痴漢だ!!!!!!!!
これは挨拶だ!!!!!!!!
こんなおっぱい見せられて挨拶しないほうが
お前のおっぱいに対して失礼だろ!!!!!!!!
なめんま!!!!!!!!」
とか叫び始めて(胸はその間も揉んでた)
次の駅でどっかに連れてかれてた。
正直カッコイイと思った。
______________________
454 名前:彼氏いない歴774年[sage] 投稿日:2009/08/01(土) 16:58:32 ID:G1lhm/jl
男「おれはー 頑張れるー 不死身だぜー
いかすぜー 前向きだぜー 行くぜー
何度でも起き上がるぜ~ 何度でも~ 何度…」
サラリーマン。
歌っている途中で涙を拭いていた。
455 名前:彼氏いない歴774年[sage] 投稿日:2009/08/01(土) 17:06:23 ID:cd7ToiUw
(ノД`。)
456 名前:彼氏いない歴774年[sage] 投稿日:2009/08/01(土) 17:15:27 ID:GFPnBqwG
>>454
リーマン。・゚・(ノД`)・゚・。
____________________
416 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/07/31(金) 10:04:56
これマジうまいよ
ちくわを半分に切って溝にマヨネーズ引く。その上に小さく切ったチーズ(粉チーズ可)にパン粉を乗せてトースターで約5分。こんがり焼き色がついたら皿へ盛り勢いよく外へ放り投げる。外からア゛ヅーッッ!って声が聞こえたら成功
_________________________
96 名無しさん@八周年 :2008/05/04(日) 18:56:00 ID:qEyn6Cc+0
世界的に有名なメガロポリスの中心に神聖不可侵の巨大な森がある。
その森にはその国の最高司祭が住んでいて、国民の安寧と安らぎを祈願している。
司祭は同時に世界最古の王家の末裔であり、世界で唯一の皇帝でもある。
伝説の3つの宝物は『神器』と呼ばれ、それぞれが霊的な古い聖所で固く守られ表にでることはない。
司祭の住む巨大都市そのものもその成立時において、
何重にも念入りにある呪術者が守りを固めた人工魔法防御都市である。
空前の規模で、もはやこれほどの術を施された街は術の発祥の国にさえないのだ。
というファンタジーがこの国の21世紀のリアル。
120 名無しさん@八周年 :2008/05/04(日) 19:20:36 ID:YhDr03Tf0
»96
なにそのラノベ設定・・・ってあれ?
( `・ω・´)
_______________________
482 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ[sage] 投稿日:2009/08/11(火) 10:20:45 ID:FsIN/jXe
震度0 人体に感じないで地震計に記録される程度
震度1 静止している人や、Fカップ以上の乳がわずかに揺れる程度の地震
震度2 多くの人に感ずる程度のもので、Cカップ以上の乳がわずかに揺れるのがわかる程度の地震
震度3 家屋が揺れ、戸障子が鳴動し、多くの乳が揺れる程度の地震
震度4 家屋の動揺が激しく、歩行者にも感じ、多くの乳が揺れる程度の地震
震度5 壁に割目がはいり、墓石・石どうろうが倒れたり、乳が上下に激しく揺れる
震度6 家屋の倒壊は30%以下で、地割れを生じ、乳が上下左右に激しく揺れる
震度7 家屋の倒壊が30%以上におよび、山くずれ・地割れ・断層などが生じ、乳が形を保っていられない程度の地震
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868:名無しさん@そうだドライブへ行こう :2009/08/06(木) 18:33:13 ID:Z+nTCkQ2O [sage]
前の車のリアに
「赤ちゃんが乗るはずでした」
ってステッカー
いつも以上に車間距離をとった
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760 :名無しさんの初恋:2009/08/05(水) 11:18:20 ID:uszEcXHr
コピペじゃないが…
会社での連絡事項はメールの一斉送信を使っているんだけど、
「8月○日のソフトボール大会お疲れ様でした。みんなハリキってましたね。
次回は10月を予定しております。
健康に気をつけてまた皆の元気な( ゚д゚)、ペッ! を見せて下さいね! 社長」
と、全営業所に送っちまった('A`)
261 :本当にあった怖い名無し:2009/08/07(金) 16:55:14 ID:Yd6UOhpJ0
ちゃねら社長w
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216 名前:名無しさん@お腹いっぱい。(ネブラスカ州)[] 投稿日:2009/08/13(木) 08:52:09 ID:jhZggg0m
地震を異常に恐がるやつは西日本に多いな。
ま、東日本は慣れかな?
222 名前:名無しさん@お腹いっぱい。(関東)[] 投稿日:2009/08/13(木) 08:58:37 ID:UtBnC5Ql
>>216
いや・・・西日本は“あれ”のトラウマが・・・
227 名前:名無しさん@お腹いっぱい。(コネチカット州)[] 投稿日:2009/08/13(木) 09:01:05 ID:I9FH+/yc
>>222
応仁の乱か…
あれはひどかったな
______________________
7:名無しさん :2008/05/09(金) 12:43:54 ID:nYvBThdC
ジョイ君「奥さんのこっちのヌルヌルもちょちょいのジョイやで~」
ジョイ君「奥さんもキュキュット締めんかい」
ジョイ君「どや?わいの海綿活性剤の威力は」
ジョイ君「奥さん、乾く間無いなあ」
ジョイ君「アカン、液切れや」
ジョイ君「こすった瞬間ピュピュッと行くと思たら大間違いやで」
ジョイ君「奥さん、もうこんなに白く泡立ってまっせ」
ジョイ君「正JOYがええんか?騎JOYがええんか?」
ジョイ君「しょせんボクは使い捨てやったんやね」
ジョイ君「子供の手の届くところに保管したらあかんで」
ジョイ君「奥さん、目に入ったら痛いのなんて当たり前やんか」
ジョイ君「このくらいで泡吹いとるんやないで!」
ジョイ君「奥さん、泡たてるんわお手のもんやでw」
ジョイ君「奥さん、なんぼなんでもヌメりすぎやわ」
ジョイ君「そ、そんなに強くこすらなくても大丈夫やで…」
ジョイ君「混ぜたらあかんて!」
ジョイ君「えらいふっといボトル買うてきて、わいを詰め替えんかいな?奥さん底なしやな」
ジョイ君「汚れは落としても、恋に落ちたらあかんで」
ジョイ君「そうや奥さん…、ちゃんと最後の一滴まで搾り取るんや…」
ジョイ君「流石にシーツのしみまでは落とせへんわ」
ジョイ君「奥さんのたわし、泡立ちええな」
ジョイ君「そんなに音立てたら旦那が起きるで」
ジョイ君「ボクに落とせへんもんはないでぇ?どや」
ジョイ君「えっ!なんで!?すっごいすべるよ?すっごいすべるよ!ヌルヌルやわ。」
ジョイ君「奥さん、飲んだらあかん」
ジョイ君「奥さん、舐めたら苦いのは当たり前やんか?よしというまでよー味わったってや」
ジョイ君「奥さん、いくらワシでもその黒ずみの汚れは取られへんで」
ジョイ君「終わったら綺麗に拭くんやで。わかっとるな」
________________________
:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/07(金) 07:29:16
61:名無しさん :2008/06/30(月) 19:22:35 ID:NdhsIoq8 [sage]
俺「ラッキーストライクひとつ」
店員「お客様申し訳ありません、23時以降はお売りできないんです」
俺「ああそうだったね、じゃあ仕方ないや」
店員「でもお客様は顔見知りだしこっそりお売りいたしますよ、フフフ」
俺「そうかい、悪いねえ」
後ろにいた客(警官)「おい売ったらダメだろ、捕まえるぞ」
店員「す、すいませんこの人がどうしても、と。」
俺「なんと」
警官「まあいい今回は見逃すが以後気をつけるように」
警官「じゃあ俺はマイルドセブンね」
一同爆笑
その後3人で肩を組んで軍歌を歌った。
______________________¥
535 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/04(火) 09:00:18
妻が夫のために朝食の目玉焼きを作っていたら
突然、夫がキッチンに飛び込んで来て、叫び始めた。
「気をつけて・・・キヲツケテ!もっとバターが必要だよ!ああ、だめだ!
君は一度にたくさん作り過ぎだよ。作り過ぎだよ!ひっくり返して!
今ひっくり返して!もう少しバターを入れて!あーあー!
バターがもうないじゃないか!くっついちゃうよ!気をつけて・・・
キヲツケテ!気をつけてって言っているのが分からないのか!
君は料理をしている時は、絶対僕の言うことを聞いてないね!
いつもだよ!ひっくり返して!はやく!どうかしているのか?
おかしくなったんじゃないのか?塩を振るのを忘れないで。
君はいつも目玉焼きに塩をするのを忘れるから。塩を使って。
塩を使って!塩だよ!」
妻は彼をにらみつけた。
「一体何があったのよ?私が目玉焼きの一つや二つ焼けないと思っているわけ?」
夫は穏やかに答えた。
「僕が運転している時どんな気持ちか君に教えたかったんだよ。」
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252:名無しさん :2009/04/11(土) 17:30:43 ID:0dCRb3Z1 [sage]
今日昼間、ガラガラの電車の中ですげぇ巨乳の女がいて
その近くにおっさんがいたんだけどそのおっさん何を思ったか
その女の胸いきなり揉みはじめて
女が痴漢ですとか騒いだと思ったらそのおっさん
「こそこそしてねぇのに何が痴漢だ!!!!!!!!
これは挨拶だ!!!!!!!!
こんなおっぱい見せられて挨拶しないほうが
お前のおっぱいに対して失礼だろ!!!!!!!!
なめんま!!!!!!!!」
とか叫び始めて(胸はその間も揉んでた)
次の駅でどっかに連れてかれてた。
正直カッコイイと思った。
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454 名前:彼氏いない歴774年[sage] 投稿日:2009/08/01(土) 16:58:32 ID:G1lhm/jl
男「おれはー 頑張れるー 不死身だぜー
いかすぜー 前向きだぜー 行くぜー
何度でも起き上がるぜ~ 何度でも~ 何度…」
サラリーマン。
歌っている途中で涙を拭いていた。
455 名前:彼氏いない歴774年[sage] 投稿日:2009/08/01(土) 17:06:23 ID:cd7ToiUw
(ノД`。)
456 名前:彼氏いない歴774年[sage] 投稿日:2009/08/01(土) 17:15:27 ID:GFPnBqwG
>>454
リーマン。・゚・(ノД`)・゚・。
____________________
416 :名無しさん@お腹いっぱい。:2009/07/31(金) 10:04:56
これマジうまいよ
ちくわを半分に切って溝にマヨネーズ引く。その上に小さく切ったチーズ(粉チーズ可)にパン粉を乗せてトースターで約5分。こんがり焼き色がついたら皿へ盛り勢いよく外へ放り投げる。外からア゛ヅーッッ!って声が聞こえたら成功
_________________________
96 名無しさん@八周年 :2008/05/04(日) 18:56:00 ID:qEyn6Cc+0
世界的に有名なメガロポリスの中心に神聖不可侵の巨大な森がある。
その森にはその国の最高司祭が住んでいて、国民の安寧と安らぎを祈願している。
司祭は同時に世界最古の王家の末裔であり、世界で唯一の皇帝でもある。
伝説の3つの宝物は『神器』と呼ばれ、それぞれが霊的な古い聖所で固く守られ表にでることはない。
司祭の住む巨大都市そのものもその成立時において、
何重にも念入りにある呪術者が守りを固めた人工魔法防御都市である。
空前の規模で、もはやこれほどの術を施された街は術の発祥の国にさえないのだ。
というファンタジーがこの国の21世紀のリアル。
120 名無しさん@八周年 :2008/05/04(日) 19:20:36 ID:YhDr03Tf0
»96
なにそのラノベ設定・・・ってあれ?
2010年02月13日
笑ったコピペ 8
漢字
漢字というものにはナゾが多い。
親切 なぜ親を切って親切なのだろう。
豆が腐って豆腐、豆を納めて納豆逆なのでは。
車へんに楽しいと書いて轢く。なんと不謹慎だろう。
傘という漢字には人が4人いる。二人が限度じゃないか?
歩くという字は少し止まるとかく。止まらずに歩けよ・・・
接するという字は手偏に立つに女。手で、立たす、女。この字を考えた人は何をしていたのだろう。
嬉しいという字は女を喜ばす。この人は何をしていたのだろう。
突如という字は、突く、女、口。何をしていたのだろう。
姦という字は女が3人。どんなプレイをしていたのだろう。
_______________________
55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/07/25(月) 14:34:05 ID:ZS3DrlZU0
◆■DEATH NOTE 1巻■◆(5月 16日 22時 45分)
落札者は「 非常に悪い 」と出品者を評価しました。
コメント:取引はスムーズでしたし商品自体には何も問題ありませんでしたが、
何と言いますか、表紙と1ページ目の間に明らかに陰毛と思われるものが挟まってました。
きちんと発送前に確認していただきたかったです。(5月 22日 7時 32分)
返答:それは本当ですか?大変申し訳ありませんでした。
こんなことで許してもらえるか分かりませんが、私は20代前半の女性です。
証拠にメールの方に私の画像を送りました。 (5月 22日 22時 51分)
落札者は「 非常に良い 」と出品者を評価しました。
コメント:家宝にさせていただきます。 (5月 23日 10時 32分)
______________________
743 名前:名無しさん@おだいじに 投稿日:03/02/07 11:20 ID:YMEEQVa4
睡眠薬飲み過ぎると中毒になるってホントですか?
745 名前:名無しさん@おだいじに 投稿日:03/02/07 11:34 ID:???
>>743
デマ。俺もう22年間毎日飲んでるけどちっとも中毒になんかなってない
746 名前:名無しさん@おだいじに 投稿日:03/02/07 11:41 ID:???
>>745
言いにくいけどアンタ中毒だ
________________________
228 名前:おさかなくわえた名無しさん[] 投稿日:04/05/16 23:36 ID:5VA8S/SI
女→30代半ばくらいの男性
自分のことを大人だと感じますか?
その理由と一緒に教えてください。
曖昧な質問スマソ
231 名前:おさかなくわえた名無しさん[] 投稿日:04/05/17 00:06 ID:1iDTAZrG
>>228
子供。
理由は皮が被ってるから(´・ω・`)
232 名前:おさかなくわえた名無しさん[] 投稿日:04/05/17 00:11 ID:q8oU1xmr
>>228
大人。
理由は皮が剥けてるから(`・ω・´)
233 名前:228[sage] 投稿日:04/05/17 00:14 ID:XTJfBb15
出来れば皮以外の理由でお願いします・・
_____________________
537 名前:おさかなくわえた名無しさん - [ ] 投稿日:04/05/28 01:53 ID:zfd2yPka
みんな若いんだな〜。10代?
538 名前:おさかなくわえた名無しさん - [ sage ] 投稿日:04/05/28 01:58 ID:Tlnvarqz
もちろんガラスの十代です。
539 名前:おさかなくわえた名無しさん - [ sage ] 投稿日:04/05/28 02:03 ID:MtrWSzej
>>538
あんたおっさんだろ
______________________
478 名前:最低人類0号 投稿日:2005/05/02(月) 18:02:26 ID:2lLiQ6J3
とりあえず俺をけなしてくれ
479 名前:最低人類0号 投稿日:2005/05/02(月) 18:05:40 ID:CawMqjo+
>>478
お前の親は可哀相だ。
480 名前:最低人類0号 投稿日:2005/05/02(月) 18:06:26 ID:2lLiQ6J3
>>479
そういう心にくるのはやめてくれ
_______________________
64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/02(水) 11:37:24.82 ID:ahNKPZQQ0
高校ではレスリング部だったんだが
夜遅くまで練習して部室に戻ろうとしたら
俺しか居残ってなかったはずなのに
明かりがついてたからこっそり覗いたら、
顧問の体育会系教師にマネージャーが下着姿でフェラしてた
その時はとにかく驚いて制服に着替えることもできず立ち去り帰宅した。
家でどうしようかじっくり考え抜いて翌日マネージャーに
「昨日部室でやってたことを学校のみんなにバラされたくなければ
俺にも同じことやれ」と言ったらすぐにトイレ直行でフェラしてもらえた
だからお礼に俺もフェラしてやった
65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/02(水) 11:43:36.39 ID:rSPOLVhBO
( ゚Д゚ )
漢字というものにはナゾが多い。
親切 なぜ親を切って親切なのだろう。
豆が腐って豆腐、豆を納めて納豆逆なのでは。
車へんに楽しいと書いて轢く。なんと不謹慎だろう。
傘という漢字には人が4人いる。二人が限度じゃないか?
歩くという字は少し止まるとかく。止まらずに歩けよ・・・
接するという字は手偏に立つに女。手で、立たす、女。この字を考えた人は何をしていたのだろう。
嬉しいという字は女を喜ばす。この人は何をしていたのだろう。
突如という字は、突く、女、口。何をしていたのだろう。
姦という字は女が3人。どんなプレイをしていたのだろう。
_______________________
55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/07/25(月) 14:34:05 ID:ZS3DrlZU0
◆■DEATH NOTE 1巻■◆(5月 16日 22時 45分)
落札者は「 非常に悪い 」と出品者を評価しました。
コメント:取引はスムーズでしたし商品自体には何も問題ありませんでしたが、
何と言いますか、表紙と1ページ目の間に明らかに陰毛と思われるものが挟まってました。
きちんと発送前に確認していただきたかったです。(5月 22日 7時 32分)
返答:それは本当ですか?大変申し訳ありませんでした。
こんなことで許してもらえるか分かりませんが、私は20代前半の女性です。
証拠にメールの方に私の画像を送りました。 (5月 22日 22時 51分)
落札者は「 非常に良い 」と出品者を評価しました。
コメント:家宝にさせていただきます。 (5月 23日 10時 32分)
______________________
743 名前:名無しさん@おだいじに 投稿日:03/02/07 11:20 ID:YMEEQVa4
睡眠薬飲み過ぎると中毒になるってホントですか?
745 名前:名無しさん@おだいじに 投稿日:03/02/07 11:34 ID:???
>>743
デマ。俺もう22年間毎日飲んでるけどちっとも中毒になんかなってない
746 名前:名無しさん@おだいじに 投稿日:03/02/07 11:41 ID:???
>>745
言いにくいけどアンタ中毒だ
________________________
228 名前:おさかなくわえた名無しさん[] 投稿日:04/05/16 23:36 ID:5VA8S/SI
女→30代半ばくらいの男性
自分のことを大人だと感じますか?
その理由と一緒に教えてください。
曖昧な質問スマソ
231 名前:おさかなくわえた名無しさん[] 投稿日:04/05/17 00:06 ID:1iDTAZrG
>>228
子供。
理由は皮が被ってるから(´・ω・`)
232 名前:おさかなくわえた名無しさん[] 投稿日:04/05/17 00:11 ID:q8oU1xmr
>>228
大人。
理由は皮が剥けてるから(`・ω・´)
233 名前:228[sage] 投稿日:04/05/17 00:14 ID:XTJfBb15
出来れば皮以外の理由でお願いします・・
_____________________
537 名前:おさかなくわえた名無しさん - [ ] 投稿日:04/05/28 01:53 ID:zfd2yPka
みんな若いんだな〜。10代?
538 名前:おさかなくわえた名無しさん - [ sage ] 投稿日:04/05/28 01:58 ID:Tlnvarqz
もちろんガラスの十代です。
539 名前:おさかなくわえた名無しさん - [ sage ] 投稿日:04/05/28 02:03 ID:MtrWSzej
>>538
あんたおっさんだろ
______________________
478 名前:最低人類0号 投稿日:2005/05/02(月) 18:02:26 ID:2lLiQ6J3
とりあえず俺をけなしてくれ
479 名前:最低人類0号 投稿日:2005/05/02(月) 18:05:40 ID:CawMqjo+
>>478
お前の親は可哀相だ。
480 名前:最低人類0号 投稿日:2005/05/02(月) 18:06:26 ID:2lLiQ6J3
>>479
そういう心にくるのはやめてくれ
_______________________
64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/02(水) 11:37:24.82 ID:ahNKPZQQ0
高校ではレスリング部だったんだが
夜遅くまで練習して部室に戻ろうとしたら
俺しか居残ってなかったはずなのに
明かりがついてたからこっそり覗いたら、
顧問の体育会系教師にマネージャーが下着姿でフェラしてた
その時はとにかく驚いて制服に着替えることもできず立ち去り帰宅した。
家でどうしようかじっくり考え抜いて翌日マネージャーに
「昨日部室でやってたことを学校のみんなにバラされたくなければ
俺にも同じことやれ」と言ったらすぐにトイレ直行でフェラしてもらえた
だからお礼に俺もフェラしてやった
65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/05/02(水) 11:43:36.39 ID:rSPOLVhBO
( ゚Д゚ )
2010年02月12日
泣ける話 9 父親編
330 :おさかなくわえた名無しさん :2006/06/17(土) 22:05:08 ID:yX0VN6j+
今日一日早く父の日のプレゼントが実家に届いたらしい。
俺は事前に何にも言ってなかったし、今まであげたこともなかった。
けどこのスレ(をまとめたブログだけど)見ててあげようと思った。
品は親父様の好きなビール。
それもベルギーの地ビールとかいう普段はあまり呑まなさそうなの。
俺は成人はしてるがアルコール類さっぱりなのでそれが旨いのか不味いのかわからずに送るよう手配したのだが、それで今日電話があった。
「何?」(用件は判ってたがちょっと恥ずかしかった
「あのさ、ええと、ありがと。ビール」(親父も照れくさそう
「ああ、うん。旨かった?」
と聞いた瞬間照れくささが吹っ飛んだのか、電話の向こうで絶対(´∀`) みたいな顔して語りだした。
「美味いよ! いやーやっぱり地ビールだから独特の味がね…」
その口調が非常に珍しく電話越しにも浮かれているのが判って萌えたんだが、
「昼ごろ荷物来たんだけどさ、お母さんが勝手に開けちゃってさ、もー俺にきた荷物なのに勝手にあけちゃってさ」
とか語りだして、電話の向こうでオカンも
「おとーさんほとんど一人で飲んだじゃない!」とか言ってるの聞こえて更に萌え。
でも、「……お前と一緒に呑みたかったなあ」と言われてトドメのようにキュンときた。
あと何年かして呑めるようになったら、呑もう。
何ならそのベルギービールもう一度買うたるから。
何度も何度も「ありがと」って言われた。
思えば多分二十何年一度もあげてなかったもんな。
393 :おさかなくわえた名無しさん :2006/06/23(金) 14:37:37 ID:O7iQY3zM
二年前に母を亡くした我が家は娘二人と父の3人暮らし。
父は最近やっと一人でコンビニへ行けるようになった。
ある朝起きるとテーブルの上に菓子パン二つと
「食ってよし」のメモ一枚が置かれていた。
私も妹も全然好みじゃないすごいカロリー過多なパンだったけど、
仕事ばかりで全然父親らしいことをしない父のその行動に驚いた。
起きてきた父に「誰かがパン買ってきてくれてる!」と大げさに言うと
父は猫を抱き上げて「こいつが買って来たんだろ」と言った。
みんなでにやにやした。
417 :おさかなくわえた名無しさん :2006/06/26(月) 12:44:02 ID:RNK07K8i
先日私が二人目を妊娠している事が判り、早速実家に電話。
最初に出たのは父だったのだけど、
「そういう事はお母さんに言いなさい」
と、すぐに母に代わってしまった。
おめでとうくらい言って欲しかったなー(´・ω・`)
と思いながら母と話をしていたら、物凄い物音が。
どうやら長男が生まれた時に買った椅子などを取り出そうと
廊下の物置を開けて雪崩を起こしたらしい。
…夏に帰省する時にはまだまだお腹の中ですよ、パパン。
575 :おさかなくわえた名無しさん :2006/07/20(木) 11:11:41 ID:FnOoINE8
私が中学生くらいのころ、父が指に包帯巻いて帰ってきた。
私「どーしたのその指?」
父「ちょっと…ドアに挟んだ」
私「ふーん」
父はいわゆる頑固父。当時は年齢的にもあんまり父と話さなかった。
その数週間後、父の会社の部下が家に菓子折り持って訪ねてきた。
なんでもその部下が何かの病気の発作がおき
下手したら自分で舌を噛み切ってしまうので父がとっさに自分の指を噛ませたらしい。
で一命をとりとめたと。
そのとき父が誇らしく見えました。
今でも傷跡がはっきりと残ってます。
そんなこんなで今は父と仲いいです。無口で無骨なとこは相変わらずですが。
591 :おさかなくわえた名無しさん :2006/07/21(金) 19:49:37 ID:xPwDAKvr
高校生の頃、生まれて初めて渡した父の日のプレゼントは
センスのないポプリと素直になりきれなくてひねくれた感じの感謝の手紙。
父「お父さんこんなもの使わないよ(`・ω・´)」
私は腹立って部屋にこもった。
暫くしてそっと部屋の襖を開けると、手紙を読みながらプルプル震える父の背中。
時々 ぐすっぐすっと鼻をすする音がしてた。
もうポプリの匂いはないけれどお母さんの仏壇に飾ってある。
708 :おさかなくわえた名無しさん :2006/08/02(水) 01:29:38 ID:DXBRv2tF
普段口数が少なく、厳格な父。
私の結婚が決まった時、私達が挨拶に行く前に、母が父にそのコトを伝えた。
すると食べていたご飯を途中で全部残し
「風呂に入る」と言って風呂に行ってしまったまましばらく出てこなかったので、心配した母がコッソリ風呂場にいくと父が泣いていたらしい。
そして何事もなかったかのように振る舞い、「もう寝る」と布団にもぐりまた泣いていたらしい…。
パパン…
751 :おさかなくわえた名無しさん :2006/08/07(月) 19:09:32 ID:ft6+re0v
私が小学生クリスマス前後の時の話です。
いつもは厳しく、テストで良い点をとっても誉めてくれなかった父。
ホントに怖くて、いたずらをして夜外に出されたこともあり父が苦手でした。
そんなある日、学校帰りに、父がおもちゃ屋に入っていくのを見つけ、つけていくと小学生の女の子が好きそうな、おもちゃを手に眉間に皺を寄せる父。
考え込んでは近くにいる店員さんに何か話しかけ、たまに近くにきた私と同い年の子と話をしたりしていました。
父が帰った後、店員さんに、それとなく聞くと父は毎日、来てはクリスマスのプレゼントを吟味しているとのこと。
翌日も張っているときました。その次の日も、クリスマスイブまで毎日、考えていました。
752 :おさかなくわえた名無しさん :2006/08/07(月) 19:22:51 ID:ft6+re0v
思えば、父は毎日同じ時間に帰宅する人だったのに、ある時から急に遅くなりました。
それは、おもちゃ屋通いが始まってからです。
あんな堅物な父がと、当時はとても嬉しかったです。
クリスマス翌日、「サンタさんからプレゼントはあったか?」と聞く父に、
ニヤニヤしながら「サンタさんは〇〇〇屋で買ったんだよね、一ヶ月前に日本に来て、下見してから」
と言うと、 Σ( ̄□ ̄;)!!な顔をしていました。
もう、そろそろ父が逝って3回目の夏がきます。
懐かしくて書き込んでしまいました。
770 :おさかなくわえた名無しさん :2006/08/08(火) 07:29:09 ID:a+/am+Yj
私は父子家庭だから、離れて暮らしている今、父親の家にご飯を作りにいく。
きんぴらゴボウやひじきは小分けして冷凍して帰ってくる。
次回行ったら、いつも全て一個ずつ残ってる。
その日用に作ったサラダも、5日は保たせてちょびっとずつ食べてる。
行くたびに、「お父さんの事はいいから。自分の事だけ考えなさい。三番目くらいに思い出してくれたらいいから(=^▽^=)」と笑う。
でも私が作るご飯が一番おいしいと言い、いつも食べ過ぎてる。
ちゃんとまたすぐ作りに行くから、全部食べきっていいんだよ。(^-^)
なくなるのが寂しいみたい(´・ω・`)
895 :おさかなくわえた名無しさん :2006/08/16(水) 22:48:39 ID:xVX9ydWw
高校生の頃、母親の再婚した相手(義父)と喧嘩ばっかしてて、むしゃくしゃして
ちょっとした悪さをしていた時期があった。
で、それが義父にバレて1ヶ月ほど家を追い出された事があったんだけど
他に行くあてが無い私を、母親がみかねて別れた父親に連絡をとり
その父親の家で面倒見てもらうことになった。
当時の私には家を追い出された事がとってもショックで
実の父が迎えにきた車に乗った途端、号泣してしまったことがあった。
私が号泣してんの見て、父が運転しながらおろおろしてたのを未だに覚えている。
父の家に行ってから3日後。
私はバイトが休みだったので家に居たら、夜になって父が帰ってきた。
スーパーの袋に何故か猫缶。
左手に抱きかかえてたのは、なんと仔猫。しかもアメショー。
猫なんて飼えないアパートなのに、私を元気にしようと友人が里親募集してるのを
聞いてすぐさま貰ってきたらしい。
もちろん、「私を元気づけようと」なんて父は口が重い人だから言わないけど
あれから数年経って、やっとあの時の父の気持ちがわかるようになった。
最近あってないなぁ…
903 :おさかなくわえた名無しさん :2006/08/17(木) 01:21:54 ID:x2MvhAQm
お嫁に行く事になった。
結婚式場に向かう為に家を出る時、父が一つの小さな紙袋を渡してくれた。
「式場についたらあけなさい」
なんだろう?と不思議に思い式場につき、開けてみた。
お弁当だった。
小学生入学後初めての遠足の時、
母親は妹弟(双子)のお産の為入院してた。
祖母がお弁当を作ってくれるんだろうなって思ってたら、
普段は全く炊事をしない父が作ってくれた。
不器用な父が作ってくれたお弁当は、
卵焼きが焦げてたり、おにぎりの具がはみだしてたり、
不格好ながら、とっても嬉しかった。
お弁当の中身はあの時と一緒だった。
母に聞いたら、私が喜んだ事が嬉しくて、
お嫁に行く時に渡す!と練習してたそうだ。
ちょっと甘い卵焼き、あの時より綺麗に焼きあがってた。
今日一日早く父の日のプレゼントが実家に届いたらしい。
俺は事前に何にも言ってなかったし、今まであげたこともなかった。
けどこのスレ(をまとめたブログだけど)見ててあげようと思った。
品は親父様の好きなビール。
それもベルギーの地ビールとかいう普段はあまり呑まなさそうなの。
俺は成人はしてるがアルコール類さっぱりなのでそれが旨いのか不味いのかわからずに送るよう手配したのだが、それで今日電話があった。
「何?」(用件は判ってたがちょっと恥ずかしかった
「あのさ、ええと、ありがと。ビール」(親父も照れくさそう
「ああ、うん。旨かった?」
と聞いた瞬間照れくささが吹っ飛んだのか、電話の向こうで絶対(´∀`) みたいな顔して語りだした。
「美味いよ! いやーやっぱり地ビールだから独特の味がね…」
その口調が非常に珍しく電話越しにも浮かれているのが判って萌えたんだが、
「昼ごろ荷物来たんだけどさ、お母さんが勝手に開けちゃってさ、もー俺にきた荷物なのに勝手にあけちゃってさ」
とか語りだして、電話の向こうでオカンも
「おとーさんほとんど一人で飲んだじゃない!」とか言ってるの聞こえて更に萌え。
でも、「……お前と一緒に呑みたかったなあ」と言われてトドメのようにキュンときた。
あと何年かして呑めるようになったら、呑もう。
何ならそのベルギービールもう一度買うたるから。
何度も何度も「ありがと」って言われた。
思えば多分二十何年一度もあげてなかったもんな。
393 :おさかなくわえた名無しさん :2006/06/23(金) 14:37:37 ID:O7iQY3zM
二年前に母を亡くした我が家は娘二人と父の3人暮らし。
父は最近やっと一人でコンビニへ行けるようになった。
ある朝起きるとテーブルの上に菓子パン二つと
「食ってよし」のメモ一枚が置かれていた。
私も妹も全然好みじゃないすごいカロリー過多なパンだったけど、
仕事ばかりで全然父親らしいことをしない父のその行動に驚いた。
起きてきた父に「誰かがパン買ってきてくれてる!」と大げさに言うと
父は猫を抱き上げて「こいつが買って来たんだろ」と言った。
みんなでにやにやした。
417 :おさかなくわえた名無しさん :2006/06/26(月) 12:44:02 ID:RNK07K8i
先日私が二人目を妊娠している事が判り、早速実家に電話。
最初に出たのは父だったのだけど、
「そういう事はお母さんに言いなさい」
と、すぐに母に代わってしまった。
おめでとうくらい言って欲しかったなー(´・ω・`)
と思いながら母と話をしていたら、物凄い物音が。
どうやら長男が生まれた時に買った椅子などを取り出そうと
廊下の物置を開けて雪崩を起こしたらしい。
…夏に帰省する時にはまだまだお腹の中ですよ、パパン。
575 :おさかなくわえた名無しさん :2006/07/20(木) 11:11:41 ID:FnOoINE8
私が中学生くらいのころ、父が指に包帯巻いて帰ってきた。
私「どーしたのその指?」
父「ちょっと…ドアに挟んだ」
私「ふーん」
父はいわゆる頑固父。当時は年齢的にもあんまり父と話さなかった。
その数週間後、父の会社の部下が家に菓子折り持って訪ねてきた。
なんでもその部下が何かの病気の発作がおき
下手したら自分で舌を噛み切ってしまうので父がとっさに自分の指を噛ませたらしい。
で一命をとりとめたと。
そのとき父が誇らしく見えました。
今でも傷跡がはっきりと残ってます。
そんなこんなで今は父と仲いいです。無口で無骨なとこは相変わらずですが。
591 :おさかなくわえた名無しさん :2006/07/21(金) 19:49:37 ID:xPwDAKvr
高校生の頃、生まれて初めて渡した父の日のプレゼントは
センスのないポプリと素直になりきれなくてひねくれた感じの感謝の手紙。
父「お父さんこんなもの使わないよ(`・ω・´)」
私は腹立って部屋にこもった。
暫くしてそっと部屋の襖を開けると、手紙を読みながらプルプル震える父の背中。
時々 ぐすっぐすっと鼻をすする音がしてた。
もうポプリの匂いはないけれどお母さんの仏壇に飾ってある。
708 :おさかなくわえた名無しさん :2006/08/02(水) 01:29:38 ID:DXBRv2tF
普段口数が少なく、厳格な父。
私の結婚が決まった時、私達が挨拶に行く前に、母が父にそのコトを伝えた。
すると食べていたご飯を途中で全部残し
「風呂に入る」と言って風呂に行ってしまったまましばらく出てこなかったので、心配した母がコッソリ風呂場にいくと父が泣いていたらしい。
そして何事もなかったかのように振る舞い、「もう寝る」と布団にもぐりまた泣いていたらしい…。
パパン…
751 :おさかなくわえた名無しさん :2006/08/07(月) 19:09:32 ID:ft6+re0v
私が小学生クリスマス前後の時の話です。
いつもは厳しく、テストで良い点をとっても誉めてくれなかった父。
ホントに怖くて、いたずらをして夜外に出されたこともあり父が苦手でした。
そんなある日、学校帰りに、父がおもちゃ屋に入っていくのを見つけ、つけていくと小学生の女の子が好きそうな、おもちゃを手に眉間に皺を寄せる父。
考え込んでは近くにいる店員さんに何か話しかけ、たまに近くにきた私と同い年の子と話をしたりしていました。
父が帰った後、店員さんに、それとなく聞くと父は毎日、来てはクリスマスのプレゼントを吟味しているとのこと。
翌日も張っているときました。その次の日も、クリスマスイブまで毎日、考えていました。
752 :おさかなくわえた名無しさん :2006/08/07(月) 19:22:51 ID:ft6+re0v
思えば、父は毎日同じ時間に帰宅する人だったのに、ある時から急に遅くなりました。
それは、おもちゃ屋通いが始まってからです。
あんな堅物な父がと、当時はとても嬉しかったです。
クリスマス翌日、「サンタさんからプレゼントはあったか?」と聞く父に、
ニヤニヤしながら「サンタさんは〇〇〇屋で買ったんだよね、一ヶ月前に日本に来て、下見してから」
と言うと、 Σ( ̄□ ̄;)!!な顔をしていました。
もう、そろそろ父が逝って3回目の夏がきます。
懐かしくて書き込んでしまいました。
770 :おさかなくわえた名無しさん :2006/08/08(火) 07:29:09 ID:a+/am+Yj
私は父子家庭だから、離れて暮らしている今、父親の家にご飯を作りにいく。
きんぴらゴボウやひじきは小分けして冷凍して帰ってくる。
次回行ったら、いつも全て一個ずつ残ってる。
その日用に作ったサラダも、5日は保たせてちょびっとずつ食べてる。
行くたびに、「お父さんの事はいいから。自分の事だけ考えなさい。三番目くらいに思い出してくれたらいいから(=^▽^=)」と笑う。
でも私が作るご飯が一番おいしいと言い、いつも食べ過ぎてる。
ちゃんとまたすぐ作りに行くから、全部食べきっていいんだよ。(^-^)
なくなるのが寂しいみたい(´・ω・`)
895 :おさかなくわえた名無しさん :2006/08/16(水) 22:48:39 ID:xVX9ydWw
高校生の頃、母親の再婚した相手(義父)と喧嘩ばっかしてて、むしゃくしゃして
ちょっとした悪さをしていた時期があった。
で、それが義父にバレて1ヶ月ほど家を追い出された事があったんだけど
他に行くあてが無い私を、母親がみかねて別れた父親に連絡をとり
その父親の家で面倒見てもらうことになった。
当時の私には家を追い出された事がとってもショックで
実の父が迎えにきた車に乗った途端、号泣してしまったことがあった。
私が号泣してんの見て、父が運転しながらおろおろしてたのを未だに覚えている。
父の家に行ってから3日後。
私はバイトが休みだったので家に居たら、夜になって父が帰ってきた。
スーパーの袋に何故か猫缶。
左手に抱きかかえてたのは、なんと仔猫。しかもアメショー。
猫なんて飼えないアパートなのに、私を元気にしようと友人が里親募集してるのを
聞いてすぐさま貰ってきたらしい。
もちろん、「私を元気づけようと」なんて父は口が重い人だから言わないけど
あれから数年経って、やっとあの時の父の気持ちがわかるようになった。
最近あってないなぁ…
903 :おさかなくわえた名無しさん :2006/08/17(木) 01:21:54 ID:x2MvhAQm
お嫁に行く事になった。
結婚式場に向かう為に家を出る時、父が一つの小さな紙袋を渡してくれた。
「式場についたらあけなさい」
なんだろう?と不思議に思い式場につき、開けてみた。
お弁当だった。
小学生入学後初めての遠足の時、
母親は妹弟(双子)のお産の為入院してた。
祖母がお弁当を作ってくれるんだろうなって思ってたら、
普段は全く炊事をしない父が作ってくれた。
不器用な父が作ってくれたお弁当は、
卵焼きが焦げてたり、おにぎりの具がはみだしてたり、
不格好ながら、とっても嬉しかった。
お弁当の中身はあの時と一緒だった。
母に聞いたら、私が喜んだ事が嬉しくて、
お嫁に行く時に渡す!と練習してたそうだ。
ちょっと甘い卵焼き、あの時より綺麗に焼きあがってた。
2010年02月12日
泣ける話 8 家庭の味
No.529 (*`Д´)家族との思い出の味(´Д`*) より
85 :もぐもぐ名無しさん :03/06/27 08:25
俺が中学ぐらいの時、両親の仲が悪くて、俺もひねくれてて
みんなぎくしゃくして、家の中がすごい荒れてた
どんくらい荒れてたか今じゃわからない
その時の食事風景の記憶が怖いぐらいないんだよ
ただうっすら覚えてるのは会話が無かったことぐらい
親父が塩とってって言ってもみんな無視
ずっとこんな感じだったんだと思う
そんな時期に、幼馴染の家に呼ばれて晩飯食べにいった
その時のことがすごい印象に残ってるんだ
友達のおっちゃんが冗談言って、おばちゃんとか友達とかがつっこんで、笑って。
俺も一緒に冗談いったりして、すごい楽しかった
そんでさ、晩御飯食べ終わってもみんなテーブル囲んで座ってるんだよ
本当に楽しかった。
その後、自転車漕いで家に帰ったら、やっぱり親父とお袋の間の空気おかしくて
自分の部屋行ってから、耐え切れずに泣いちゃった
なんで、そうなんだよって呟いてたの今でも覚えてる
一番悲しかったさ
312 :もぐもぐ名無しさん :03/08/28 04:06
私が幼い頃に両親が離婚して、今は母親と2人暮らし。
母が1週間に1度取れる休みの日だった。
しかしその日は高校見学で、午前中は高校に、
そして午後は友人と突然決めた遊びの約束。帰りは7時頃になった。
テーブルには冷めた野菜炒めがあって、母はそれに口をつけず、私の帰りを待っていてくれた。
普段仕事のある日は朝と夜しか顔を合わせる事が無いので、
休みの日はできるだけ一緒にいようと決意した矢先、母に少なからずも寂しい思いをさせてしまった。
2人でその野菜炒め、ご飯、味噌汁を食べながら
その日にあった出来事を話していると、泣きそうになってしまった。
我慢して我慢して、必死に涙を堪え、面白おかしく喋った。
夕飯を食べ終えた後も、いつもの自分でいることができた。
自分が泣いている姿を母に見せずに済んだ。
つい最近の、よくあることだけど
一生忘れないと思える、冷たいけど美味しい野菜炒めだった。
私立の高校に行きたいなんてわがまま言ってごめんね、今までも散々わがまま言ってきたのに。
大人になったらいっぱい働いて、絶対親孝行するから。
これ打ってる途中で泣いてしまった。長文失礼致しました
90 :もぐもぐ名無しさん :03/07/06 12:05
俺が小さい頃、貧乏だったので中流家庭で食べるような物がご馳走だったよ。
ハンバーグ、焼肉、ケーキ等は何かのイベントの時だけ食べさせてもらえた。
友達の家で初めて手作りピザを食べて、家でも作ってくれってダダこねたら、
母ちゃんは料理の本見ながら、冷蔵庫にある材料でピザ作ってくれた。
キノコの代わりに椎茸、家庭菜園で作ったトマト、生ハムのかわりに薄切りハム。
給食の残りで貰ったチーズ。生地は小麦粉と塩を水で練ってフライパンで焼いた。
少し焼いた生地を持ちやすい大きさにカットしてその上に具をのせてオーブントースターで焼いた。
出来上がった頃に毎日のようにやっている夫婦喧嘩が始まり、なんだか悲しい気持ちでそのピザを食べた。
せっかく楽しい気持ちだったのにって泣きながら食べたのを覚えてる。
楽しい家族団欒を見ると、羨ましいと今でも思う。
440 :もぐもぐ名無しさん :03/10/19 16:28
私がまだ学生だった頃、父は突然会社を辞めて、自営を始めて家にいたんだよね。
その頃は私も反抗期の終わりかけで、勝手に会社を辞めてずっと家にいる父が鬱陶しくて無視したりしてた。
母は遅くまで外で働いていたので、夕食は父が作ったり、私が作ったりでいつも2人で食べてた。
でも、反抗期だったのもあって、父が作ってくれた夕食も、わざと時間をずらして食べたり、
階下にいる父が「○○〜玉子焼き食べるか〜?」とか「味噌汁飲むか〜?」
なんて声かけるたび「いらない。」なんて答えてた。
父は玉子焼きが大好きで、自分でも良く作ってた。正直、その玉子焼きは美味しかった。
父はその後、自殺した。興した会社がうまくいかず、すごい借金抱えて悩んでいたんだと思う。
でも、私はもちろん母さえも、事業がうまくいっていないと気づかなかった。
今思えば、会社を突然辞めたのだってリストラされたんだと思う。
父は私たちに気づかせないようにしながら一人で悩んで逝ってしまった。
今思うと、あの時の玉子焼き、ちゃんと食べておけば良かったと思う。
しばらくは階下から「○○〜玉子焼き食べるか〜?」って声が聞こえるような気がして
自分の行動を悔やんだ。
今ではそれはもう思い出だけど、夫に「玉子焼き焼くの上手いね」と言われる度に
「うちの父の焼く玉子焼きはもっと美味しかったよ。」と答えて、ちょっと泣きそうになったりする。
490 :もぐもぐ名無しさん :03/11/06 15:38
家庭の味ではないけど。
母が風邪で寝込んでいた時に、母の好物のうめぼしおにぎりを作ってあげた。
翌日、母が「おにぎりのお礼に、たこ焼き買っておいたよ!」
保温の為でしょう、そのたこ焼きは炬燵の中に入っておりました。
おかーさん、タコが変な味するよう!
口直しにコンビニでたこ焼きを買ってきて、母と二人で笑って食べました。
翌日の夜、母は40代の若さで脳梗塞で亡くなりました。
たこやきは、母から、私からの最後のおやつになりました。
今、子供がたこ焼きを食べたがるたびに思い出します。
768 :もぐもぐ名無しさん :04/01/31 23:17
ある夜、大量のお刺身が夕飯のテーブルに並んだ。
普段よりもずっとずっと多くて、「なんじゃこりゃ」って思った。
母が「お父さんが買ってきたのよ」って言って、食事ははじまった。
そのころは父とご飯を食べるなんて、もうなかった。
自分でも、もううちの両親はだめだろうって思ってたころだったし。
案の定、両親は離婚して。
でもさ、父ちゃん。
いなくなるならいなくなるって、そう言ってよ。
お刺身の次の日、父の荷物が根こそぎなかった。
何も言わずにいなくなるなんてずるい。
お刺身買って来てくれてありがとう、だって伝えてないのに。
その日の夕飯は、私の忘れられない食事になった。
85 :もぐもぐ名無しさん :03/06/27 08:25
俺が中学ぐらいの時、両親の仲が悪くて、俺もひねくれてて
みんなぎくしゃくして、家の中がすごい荒れてた
どんくらい荒れてたか今じゃわからない
その時の食事風景の記憶が怖いぐらいないんだよ
ただうっすら覚えてるのは会話が無かったことぐらい
親父が塩とってって言ってもみんな無視
ずっとこんな感じだったんだと思う
そんな時期に、幼馴染の家に呼ばれて晩飯食べにいった
その時のことがすごい印象に残ってるんだ
友達のおっちゃんが冗談言って、おばちゃんとか友達とかがつっこんで、笑って。
俺も一緒に冗談いったりして、すごい楽しかった
そんでさ、晩御飯食べ終わってもみんなテーブル囲んで座ってるんだよ
本当に楽しかった。
その後、自転車漕いで家に帰ったら、やっぱり親父とお袋の間の空気おかしくて
自分の部屋行ってから、耐え切れずに泣いちゃった
なんで、そうなんだよって呟いてたの今でも覚えてる
一番悲しかったさ
312 :もぐもぐ名無しさん :03/08/28 04:06
私が幼い頃に両親が離婚して、今は母親と2人暮らし。
母が1週間に1度取れる休みの日だった。
しかしその日は高校見学で、午前中は高校に、
そして午後は友人と突然決めた遊びの約束。帰りは7時頃になった。
テーブルには冷めた野菜炒めがあって、母はそれに口をつけず、私の帰りを待っていてくれた。
普段仕事のある日は朝と夜しか顔を合わせる事が無いので、
休みの日はできるだけ一緒にいようと決意した矢先、母に少なからずも寂しい思いをさせてしまった。
2人でその野菜炒め、ご飯、味噌汁を食べながら
その日にあった出来事を話していると、泣きそうになってしまった。
我慢して我慢して、必死に涙を堪え、面白おかしく喋った。
夕飯を食べ終えた後も、いつもの自分でいることができた。
自分が泣いている姿を母に見せずに済んだ。
つい最近の、よくあることだけど
一生忘れないと思える、冷たいけど美味しい野菜炒めだった。
私立の高校に行きたいなんてわがまま言ってごめんね、今までも散々わがまま言ってきたのに。
大人になったらいっぱい働いて、絶対親孝行するから。
これ打ってる途中で泣いてしまった。長文失礼致しました
90 :もぐもぐ名無しさん :03/07/06 12:05
俺が小さい頃、貧乏だったので中流家庭で食べるような物がご馳走だったよ。
ハンバーグ、焼肉、ケーキ等は何かのイベントの時だけ食べさせてもらえた。
友達の家で初めて手作りピザを食べて、家でも作ってくれってダダこねたら、
母ちゃんは料理の本見ながら、冷蔵庫にある材料でピザ作ってくれた。
キノコの代わりに椎茸、家庭菜園で作ったトマト、生ハムのかわりに薄切りハム。
給食の残りで貰ったチーズ。生地は小麦粉と塩を水で練ってフライパンで焼いた。
少し焼いた生地を持ちやすい大きさにカットしてその上に具をのせてオーブントースターで焼いた。
出来上がった頃に毎日のようにやっている夫婦喧嘩が始まり、なんだか悲しい気持ちでそのピザを食べた。
せっかく楽しい気持ちだったのにって泣きながら食べたのを覚えてる。
楽しい家族団欒を見ると、羨ましいと今でも思う。
440 :もぐもぐ名無しさん :03/10/19 16:28
私がまだ学生だった頃、父は突然会社を辞めて、自営を始めて家にいたんだよね。
その頃は私も反抗期の終わりかけで、勝手に会社を辞めてずっと家にいる父が鬱陶しくて無視したりしてた。
母は遅くまで外で働いていたので、夕食は父が作ったり、私が作ったりでいつも2人で食べてた。
でも、反抗期だったのもあって、父が作ってくれた夕食も、わざと時間をずらして食べたり、
階下にいる父が「○○〜玉子焼き食べるか〜?」とか「味噌汁飲むか〜?」
なんて声かけるたび「いらない。」なんて答えてた。
父は玉子焼きが大好きで、自分でも良く作ってた。正直、その玉子焼きは美味しかった。
父はその後、自殺した。興した会社がうまくいかず、すごい借金抱えて悩んでいたんだと思う。
でも、私はもちろん母さえも、事業がうまくいっていないと気づかなかった。
今思えば、会社を突然辞めたのだってリストラされたんだと思う。
父は私たちに気づかせないようにしながら一人で悩んで逝ってしまった。
今思うと、あの時の玉子焼き、ちゃんと食べておけば良かったと思う。
しばらくは階下から「○○〜玉子焼き食べるか〜?」って声が聞こえるような気がして
自分の行動を悔やんだ。
今ではそれはもう思い出だけど、夫に「玉子焼き焼くの上手いね」と言われる度に
「うちの父の焼く玉子焼きはもっと美味しかったよ。」と答えて、ちょっと泣きそうになったりする。
490 :もぐもぐ名無しさん :03/11/06 15:38
家庭の味ではないけど。
母が風邪で寝込んでいた時に、母の好物のうめぼしおにぎりを作ってあげた。
翌日、母が「おにぎりのお礼に、たこ焼き買っておいたよ!」
保温の為でしょう、そのたこ焼きは炬燵の中に入っておりました。
おかーさん、タコが変な味するよう!
口直しにコンビニでたこ焼きを買ってきて、母と二人で笑って食べました。
翌日の夜、母は40代の若さで脳梗塞で亡くなりました。
たこやきは、母から、私からの最後のおやつになりました。
今、子供がたこ焼きを食べたがるたびに思い出します。
768 :もぐもぐ名無しさん :04/01/31 23:17
ある夜、大量のお刺身が夕飯のテーブルに並んだ。
普段よりもずっとずっと多くて、「なんじゃこりゃ」って思った。
母が「お父さんが買ってきたのよ」って言って、食事ははじまった。
そのころは父とご飯を食べるなんて、もうなかった。
自分でも、もううちの両親はだめだろうって思ってたころだったし。
案の定、両親は離婚して。
でもさ、父ちゃん。
いなくなるならいなくなるって、そう言ってよ。
お刺身の次の日、父の荷物が根こそぎなかった。
何も言わずにいなくなるなんてずるい。
お刺身買って来てくれてありがとう、だって伝えてないのに。
その日の夕飯は、私の忘れられない食事になった。
2010年02月12日
心霊イイ話 祟られる
これはすっごい好きな話ですわー。
_______
96 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/03/31 00:40
ありゃたしか小3の頃だよ確か。10年くらい前
そん日はダチが誰も来なくて一人で山に行ったんだよ。
んで当時俺は、兄貴が持ってたビデオの仮面ライダーブラックが大好きだったもんで
ライダーキックやらパンチやらして遊んでたワケよ。一人で。
馬鹿丸出し。そんで俺は「ん?」と思った。
もう目をつぶってもダッシュで10往復くらいできるこん山になんか見知らぬ
側道があるわけ。つーか獣道。もー俺ワクワク。新境地大発見みてーな?
んだよここは。豆みてーな山なのに随分長げーな。舐めてんのかこの道は、なんて思って
歩いてると目の前になんかちっちゃい神棚?社?なんつーんだっけアレ。
とにかくなんか祀ってあんよ。
高さは当時の俺の身長の高さよりちょっとデカイくらいで、扉が開いてて
中にはなんか狐がいっぱいはいってんの。しかもこれが笑ってやがるんだ。
当時の俺はこれを即悪と認定。扉をおもむろに閉めてライダーキックを敢行。
意外と頑丈だったけど何度か繰り返すと餓鬼にも破壊可能なくらいには
ボロってたようで、程なく木でできた前面部は大破。
97 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/03/31 00:42
本当はもう全部壊したいみたいな感じだったんだけど暗くなったのでその日は帰ることに。
で、家帰ったらやっぱりお約束みたいに倒れたね。
熱が40度近く出た。新手の風邪かインフルエンザかと思って「やた!学校休める!」と大喜び。
でも結局死んだ方がマシ級に苦しんだんで直ぐに後悔。
んで夜中にトイレに起きたの。なんか犬が吼えてんの。
ウルセーなこんな夜中に。飼い主はナニやってんよ?と窓覗くとなんか
田んぼに無数の光が灯ってんの。つーか炎みたいのがういてんの。
なんか農家でやってんのかな?と思って更に
見てると窓越しになんか聞こえてくる「まだ」「入れない」とかイッテンの。
その声がまた変。TVでよくスローにした時に出る声。あれみたいな重低音な声と
俺と同じくらいのガキの声。あれが交互にボソボソ聞こえてくる。
さすがに怖くなってその日は布団に潜って寝てしまった。
数日しても熱下がらない。病院で調べてもなんか
風邪でもインフルエンザでもツツガムシとかでも無いらしい。
いわゆる原因不明の熱?県庁所在地にある大病院言っても同じ結果。
俺ヤバい。マジやばい。死ぬ。冗談抜きで。
んでちょうど夜中に起きて「またあの炎か」とかって窓見てると
親が丁度タオル代えに来て。何してるか聞かれたから
98 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/03/31 00:43
見た事を話すと、なんか真っ青になっちゃって次の日病人の俺を無理やり引き摺って
地元の昔からいる霊能者のババアんとこに連れて行かれた。
んで行くなり、アンタ稲荷に祟られてるって言われた。
さすがの俺も、先日の山中でのお茶目を思い出す。
んで御詫びに、その社を修復してオアゲでも供えなさいって事になったんだけど
どうもそっからがおかしな事になった。
だってそんな社最初ッから無かったんよ。
俺が言った場所には獣道なんてどこにも無かったんだって。そんな筈無いって
ダチに言って案内させようとしたけどやっぱそんなん無かったらしい。
ていうかそこの地主にもそんな無いって言われた。
したらその霊能者のババアが言うには、どうも厄介な事になったらしくて。
話を聞くと、どうやら「俺が社を壊したから」祟ったのではなく
「俺を祟るため」に社を「俺に壊させた」んだというんよ。
悪質なのに捕まっちゃったみたい。嵌められた。俺狐に嵌められた。
んで普通なら速攻憑り殺されてるんだけど、家守ってる動物がいるから
狐は入って来れないでいるって事らしい。
ババアの家を出ると流石に体力の限界が来たらしい。
貧血が真っ白んなるみたいに視界と意識がフェードアウト。
目が覚める。なんかもうボーっとしてる。体も動かない。
99 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/03/31 00:45
ん?と横目を見ると。
狐。狐に囲まれてる俺。
なんで?家には入って来れない・・・ってここ病院じゃねーか!
マジやばい。俺ヤバイ。「もらうもらう」とか言ってる。
俺タマ取られちゃう。金玉じゃなくてタマと書いて命と書くほうのタマ。
俺ピンチ。にはは。
したら不意に病院の壁から手が出てきたの。「ぬっ」て。
帝国軍人が。あれすか?親玉すか?とか思ってると狐を遮るように俺の前に仁王立ち。
そして帝国軍人はおもむろに日本刀を振り上げ殺戮開始。
エイヤーとばかりに狐たちを切り捨てていく。狐も応戦してるけど貫目が違う。
程なく狐は全部切り捨てられて消えてしまいまった。
んで振る帰ると、その軍人。俺を撫でてくれた。
そしたらその軍人さん、みるみる顔が年取っていって、見覚えのある顔に。
死んだ爺ちゃんだった。
俺なんかうれしくなっちゃって、涙出てきて。
100 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/03/31 00:46
したら爺ちゃんいきなり「泣くな」って頭をグーで殴りやがった。
間違いないね。もっとガキの頃、泣き止まない俺の口に飴玉を10個くらい
放り込んで「これやるから泣くな」って、そらもっと泣き喚きますよって感じの爺ちゃんに間違いない。
さらに見ると後ろにでかいセントバーナード。
爺ちゃんが飼ってた犬だ。ああそうか。お前が吼えて守ってくれたんだなって思った。
次の日目が覚めると熱はパーペキ治ってた。
帰りに味噌ラーメン大盛りとギョーザとライス食ったくらい治ってた。
しばらくしてから、その山でガケ崩れがあって、丁度俺が社があると思ってたあたりが完璧エグれて無くなったらしい。
うわーなんか長々書いちゃったよ。
思い出しながら時間忘却全快で。
でもあれはやっぱ夢だったのかな?
わーけわからん。
じゃ。
爺ちゃんありがとう。
_______
96 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/03/31 00:40
ありゃたしか小3の頃だよ確か。10年くらい前
そん日はダチが誰も来なくて一人で山に行ったんだよ。
んで当時俺は、兄貴が持ってたビデオの仮面ライダーブラックが大好きだったもんで
ライダーキックやらパンチやらして遊んでたワケよ。一人で。
馬鹿丸出し。そんで俺は「ん?」と思った。
もう目をつぶってもダッシュで10往復くらいできるこん山になんか見知らぬ
側道があるわけ。つーか獣道。もー俺ワクワク。新境地大発見みてーな?
んだよここは。豆みてーな山なのに随分長げーな。舐めてんのかこの道は、なんて思って
歩いてると目の前になんかちっちゃい神棚?社?なんつーんだっけアレ。
とにかくなんか祀ってあんよ。
高さは当時の俺の身長の高さよりちょっとデカイくらいで、扉が開いてて
中にはなんか狐がいっぱいはいってんの。しかもこれが笑ってやがるんだ。
当時の俺はこれを即悪と認定。扉をおもむろに閉めてライダーキックを敢行。
意外と頑丈だったけど何度か繰り返すと餓鬼にも破壊可能なくらいには
ボロってたようで、程なく木でできた前面部は大破。
97 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/03/31 00:42
本当はもう全部壊したいみたいな感じだったんだけど暗くなったのでその日は帰ることに。
で、家帰ったらやっぱりお約束みたいに倒れたね。
熱が40度近く出た。新手の風邪かインフルエンザかと思って「やた!学校休める!」と大喜び。
でも結局死んだ方がマシ級に苦しんだんで直ぐに後悔。
んで夜中にトイレに起きたの。なんか犬が吼えてんの。
ウルセーなこんな夜中に。飼い主はナニやってんよ?と窓覗くとなんか
田んぼに無数の光が灯ってんの。つーか炎みたいのがういてんの。
なんか農家でやってんのかな?と思って更に
見てると窓越しになんか聞こえてくる「まだ」「入れない」とかイッテンの。
その声がまた変。TVでよくスローにした時に出る声。あれみたいな重低音な声と
俺と同じくらいのガキの声。あれが交互にボソボソ聞こえてくる。
さすがに怖くなってその日は布団に潜って寝てしまった。
数日しても熱下がらない。病院で調べてもなんか
風邪でもインフルエンザでもツツガムシとかでも無いらしい。
いわゆる原因不明の熱?県庁所在地にある大病院言っても同じ結果。
俺ヤバい。マジやばい。死ぬ。冗談抜きで。
んでちょうど夜中に起きて「またあの炎か」とかって窓見てると
親が丁度タオル代えに来て。何してるか聞かれたから
98 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/03/31 00:43
見た事を話すと、なんか真っ青になっちゃって次の日病人の俺を無理やり引き摺って
地元の昔からいる霊能者のババアんとこに連れて行かれた。
んで行くなり、アンタ稲荷に祟られてるって言われた。
さすがの俺も、先日の山中でのお茶目を思い出す。
んで御詫びに、その社を修復してオアゲでも供えなさいって事になったんだけど
どうもそっからがおかしな事になった。
だってそんな社最初ッから無かったんよ。
俺が言った場所には獣道なんてどこにも無かったんだって。そんな筈無いって
ダチに言って案内させようとしたけどやっぱそんなん無かったらしい。
ていうかそこの地主にもそんな無いって言われた。
したらその霊能者のババアが言うには、どうも厄介な事になったらしくて。
話を聞くと、どうやら「俺が社を壊したから」祟ったのではなく
「俺を祟るため」に社を「俺に壊させた」んだというんよ。
悪質なのに捕まっちゃったみたい。嵌められた。俺狐に嵌められた。
んで普通なら速攻憑り殺されてるんだけど、家守ってる動物がいるから
狐は入って来れないでいるって事らしい。
ババアの家を出ると流石に体力の限界が来たらしい。
貧血が真っ白んなるみたいに視界と意識がフェードアウト。
目が覚める。なんかもうボーっとしてる。体も動かない。
99 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/03/31 00:45
ん?と横目を見ると。
狐。狐に囲まれてる俺。
なんで?家には入って来れない・・・ってここ病院じゃねーか!
マジやばい。俺ヤバイ。「もらうもらう」とか言ってる。
俺タマ取られちゃう。金玉じゃなくてタマと書いて命と書くほうのタマ。
俺ピンチ。にはは。
したら不意に病院の壁から手が出てきたの。「ぬっ」て。
帝国軍人が。あれすか?親玉すか?とか思ってると狐を遮るように俺の前に仁王立ち。
そして帝国軍人はおもむろに日本刀を振り上げ殺戮開始。
エイヤーとばかりに狐たちを切り捨てていく。狐も応戦してるけど貫目が違う。
程なく狐は全部切り捨てられて消えてしまいまった。
んで振る帰ると、その軍人。俺を撫でてくれた。
そしたらその軍人さん、みるみる顔が年取っていって、見覚えのある顔に。
死んだ爺ちゃんだった。
俺なんかうれしくなっちゃって、涙出てきて。
100 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/03/31 00:46
したら爺ちゃんいきなり「泣くな」って頭をグーで殴りやがった。
間違いないね。もっとガキの頃、泣き止まない俺の口に飴玉を10個くらい
放り込んで「これやるから泣くな」って、そらもっと泣き喚きますよって感じの爺ちゃんに間違いない。
さらに見ると後ろにでかいセントバーナード。
爺ちゃんが飼ってた犬だ。ああそうか。お前が吼えて守ってくれたんだなって思った。
次の日目が覚めると熱はパーペキ治ってた。
帰りに味噌ラーメン大盛りとギョーザとライス食ったくらい治ってた。
しばらくしてから、その山でガケ崩れがあって、丁度俺が社があると思ってたあたりが完璧エグれて無くなったらしい。
うわーなんか長々書いちゃったよ。
思い出しながら時間忘却全快で。
でもあれはやっぱ夢だったのかな?
わーけわからん。
じゃ。
爺ちゃんありがとう。
2010年02月12日
心霊イイ話 ロベルト!
こんなエピソードを知るのは大事です。私はそう思いますね。
_____
ロベルト!
927 5-1 04/11/28 21:31:41 ID:UtE+qDiS
これは俺が3~4年前の夏、イタリアのローマで体験した話です。
俺は大学でイタリア文学を専攻していて、大学4年の時に休学して半年間ローマに留学してたんだけど、
その時にローマの郊外にある、エウルっていう穴の開いたチーズみたいなビル(参照:
www.mediawars.ne.jp/~tanimura/a_map/foreign/form/italy/eur.html)を1人でブラブラ
見に行ったんだ。
直射日光が凄くてめちゃめちゃ暑い日だったんだけど、ビルが建ってる所が高台になってて、街が見渡せて
涼しい風も吹いてたから、建物の影になってる所に座って一服しながら景色見てたのね。そしたら、ちょっと
前まで誰もいなかったんだけど、いきなり3つ揃えのスーツをバシッと着た小さい90ぐらいの爺さんが俺の
肩を後ろから叩いて、「よう!ロベルト、久しぶりだな!」って声かけてくるんだよ。俺も、不意打ちだった
もんだから、一瞬ビクッとしたんだけど、すぐに人違いかなと思って、その歳の割には元気のいい爺さんに
「あの、人違いですよ。ぼくは日本人ですし、ロベルトという名ではありません。」ってキッパリ言ったの。
そしたら、爺さんの方は、凄い嬉しそうな顔して「やっぱりロベルトじゃないか!」って益々大きな声で言い
だしたんだ。俺は、いよいよこのジジイぼけてんのかな?って思ったけど、まとわりつかれても嫌だなと思っ
たから、「だから、ロベルトじゃないって。普通の日本人はそんな名前じゃないよ!」って言ったら、爺さん
は笑いながら「そんな事は知ってるわい!」みたいな感じで事の経緯を話しだしたんだ。
以下、俺と爺さん談(イタリア語だったので、それっぽい口調になおしました。)
928 5-2 04/11/28 21:32:52 ID:UtE+qDiS
爺「もちろん、君の本名がロベルトじゃないって事ぐらい知ってるさ。君は見たところ日本人っぽいし、
わしは今年で92になるが、まだそこまで耄碌してないつもりだよ。君は昔、イタリアとドイツと日本が
戦争で同盟を結んでいたって事を、学校かどこか勉強した事があるかね?」
俺「もちろん、知ってますよ。僕だけじゃなく、日本人なら大抵の人は。」
爺「よろしい。わしは第1次、第2次と2つの世界大戦に最初から最後まで海兵として従軍したんだが、
当時はドイツや日本からこの地に派遣された、若い将校や外交官なんかと親睦を深めるためによくつるんで
飲みにいったりしたもんだ。お互い、言葉も文化も違うが、当時の我々にとっては、そんな事は大して重要
じゃなかったし、とにかく共通の敵がいる味方どうし、若かったってのもあるが大いに盛り上がったもんだ
よ。そして当時は、わしらみたいにつるんでた連中は、イタリア兵もドイツ兵も日本兵もみんな、お互いを親
愛の情をこめてロベルトって呼びあったもんさ!」
俺「はぁ…。でもまた、なんでロベルトなんっすか?」
929 5-3 04/11/28 21:34:22 ID:UtE+qDiS
爺、にっこり笑って「わからんかね?ロベルト(ROBERTO)というは頭文字を合わせたものさ。
3国の首都 ローマ(ROme)・ベルリン (BERlin)・東京(TOkyo)の。だから、君を見かけた時、
日本人じゃないかと思ってロベルトと声かけたってわけさ!」
俺「へぇ~。なんか歴史を感じる話っすね~」
爺、急に笑顔から一変して渋い表情で「ところで、君のご家族やお知り合いの方で、第二次大戦に従軍された
方はいるかな?」
俺「うーん…。祖父は従軍しましたけど、もうとっくに他界したし… あ!親戚の爺さんでまだ1人生きて
ますよ!」
爺「そうか、そしたら今度あった時には、イタリアが途中で戦線を放棄したことに関しては、本当に遺憾
に思っており、わしの人生においてただ一点の心残りであり、日本の皆さんには謝っても謝りきれない事をした
と思っている。と伝えてくれ。」と目に涙を溜めながら、俺に訴えてきた。
930 5-4 04/11/28 21:35:32 ID:UtE+qDiS
俺「うーん、今さらそんなに怒ってる人もいないんじゃないかなぁ?あの小うるさかった俺の祖父でさえも、
イタリアの事で、ぼやいてた事は一度もないし…。」
爺「我々はあの時、誓って誰一人戦線を放棄したいと思ってる奴はいなかった。わしの海軍部隊では政治的に
戦争が終わった時でさえ、皆悔しさに泣き、同盟国を見捨てるのかと、誰もが断腸の思いだった。拳銃で自殺
をしたものだっている!でも、わしはあの時何も出来なかった…。昨日まで、同じテーブルで酒を飲み、
ロベルトと呼びあい、同じ敵を蹴散らそうと雄叫びを上げあった仲にも関わらず、同盟国の戦況が日に日に
悪くなっていくのが、ラジオで伝えられようと、何も出来なかったんだ…。特に、日本の方々が最後まで意志
を貫かれているという報道を聞くたびに、どれだけ5体が引き裂かれるような思いがしただろう。だから、
日本の方々には戦線を離脱した腰抜け、裏切り者と思われても止むを得まい。そして、イタリア人
はテレビで見るような、ちゃらついて女の尻を追いかけるだけの、軟派者と思われているかも知れない。
しかし、その後の半世紀以上、わしを含めた海兵全員は一日だってその事を悔いなかった事はないのだよ…。
だから、君のお知り合いには、是非すまなかったとお伝えください…。」
931 5-5 04/11/28 21:36:42 ID:UtE+qDiS
そういうと、爺さんは年甲斐も無く泣き崩れた。そしてよく見ると爺さんの胸には、会社の社章のような
小さいもので気付かなかったが、古びたイタリア海軍の所属部隊のバッジが着いていた。そして、急な展開に
戸惑った俺は、「わかりました、今度会ったら必ず伝えておきます。」とだけ言って、挨拶をしてその場を
去り、また炎天下の中に戻っていった。今まで、不思議ととても涼しく心地よかったのだが、その場を離れた
瞬間また砂漠のような猛烈な暑さに見舞われた。そして数メートル進んだ後、爺さんが何だか気になって振り
向くと、このテの話にありがちだが、もうそこには誰も居なかった。その爺さんが、幽霊だったかどうか
なんて、今となってはわからない。ただ俺は、爺さんと最後に交わした挨拶を思い出して少し、変だなと
思った。
爺「ここにいれば誰か日本の方が来ると思って、ずっと待っていたが、わしの話を聞いてくれた人はどれくら
いぶりだろう。皆、わしがまるで見えないかの様に、無視をして立ち去ってしまうのだから。ありがとう。」
俺「いいんですよ。でも、ここよりもっと街の中心の観光スポットに行った方が、日本人はいっぱいいるん
じゃないですかねぇ。コロッセオとか。それでは、お元気で。」
後日帰国して、久方ぶりに、家で寝たきりになって殆ど誰とも口をきかない親戚の爺さん(元海軍)を訪ね、
その話をした。爺さんは、何も言わず、ただ目に涙を溜めていた。そして、その話を聞いた1週間後に老衰で
他界した。世話をしていた従姉妹によると、俺が会った後の1週間は爺さんが妙に明るく、皆に積極的に話し
かけてたと言う。 長文・駄文スマソ。
_____
ロベルト!
927 5-1 04/11/28 21:31:41 ID:UtE+qDiS
これは俺が3~4年前の夏、イタリアのローマで体験した話です。
俺は大学でイタリア文学を専攻していて、大学4年の時に休学して半年間ローマに留学してたんだけど、
その時にローマの郊外にある、エウルっていう穴の開いたチーズみたいなビル(参照:
www.mediawars.ne.jp/~tanimura/a_map/foreign/form/italy/eur.html)を1人でブラブラ
見に行ったんだ。
直射日光が凄くてめちゃめちゃ暑い日だったんだけど、ビルが建ってる所が高台になってて、街が見渡せて
涼しい風も吹いてたから、建物の影になってる所に座って一服しながら景色見てたのね。そしたら、ちょっと
前まで誰もいなかったんだけど、いきなり3つ揃えのスーツをバシッと着た小さい90ぐらいの爺さんが俺の
肩を後ろから叩いて、「よう!ロベルト、久しぶりだな!」って声かけてくるんだよ。俺も、不意打ちだった
もんだから、一瞬ビクッとしたんだけど、すぐに人違いかなと思って、その歳の割には元気のいい爺さんに
「あの、人違いですよ。ぼくは日本人ですし、ロベルトという名ではありません。」ってキッパリ言ったの。
そしたら、爺さんの方は、凄い嬉しそうな顔して「やっぱりロベルトじゃないか!」って益々大きな声で言い
だしたんだ。俺は、いよいよこのジジイぼけてんのかな?って思ったけど、まとわりつかれても嫌だなと思っ
たから、「だから、ロベルトじゃないって。普通の日本人はそんな名前じゃないよ!」って言ったら、爺さん
は笑いながら「そんな事は知ってるわい!」みたいな感じで事の経緯を話しだしたんだ。
以下、俺と爺さん談(イタリア語だったので、それっぽい口調になおしました。)
928 5-2 04/11/28 21:32:52 ID:UtE+qDiS
爺「もちろん、君の本名がロベルトじゃないって事ぐらい知ってるさ。君は見たところ日本人っぽいし、
わしは今年で92になるが、まだそこまで耄碌してないつもりだよ。君は昔、イタリアとドイツと日本が
戦争で同盟を結んでいたって事を、学校かどこか勉強した事があるかね?」
俺「もちろん、知ってますよ。僕だけじゃなく、日本人なら大抵の人は。」
爺「よろしい。わしは第1次、第2次と2つの世界大戦に最初から最後まで海兵として従軍したんだが、
当時はドイツや日本からこの地に派遣された、若い将校や外交官なんかと親睦を深めるためによくつるんで
飲みにいったりしたもんだ。お互い、言葉も文化も違うが、当時の我々にとっては、そんな事は大して重要
じゃなかったし、とにかく共通の敵がいる味方どうし、若かったってのもあるが大いに盛り上がったもんだ
よ。そして当時は、わしらみたいにつるんでた連中は、イタリア兵もドイツ兵も日本兵もみんな、お互いを親
愛の情をこめてロベルトって呼びあったもんさ!」
俺「はぁ…。でもまた、なんでロベルトなんっすか?」
929 5-3 04/11/28 21:34:22 ID:UtE+qDiS
爺、にっこり笑って「わからんかね?ロベルト(ROBERTO)というは頭文字を合わせたものさ。
3国の首都 ローマ(ROme)・ベルリン (BERlin)・東京(TOkyo)の。だから、君を見かけた時、
日本人じゃないかと思ってロベルトと声かけたってわけさ!」
俺「へぇ~。なんか歴史を感じる話っすね~」
爺、急に笑顔から一変して渋い表情で「ところで、君のご家族やお知り合いの方で、第二次大戦に従軍された
方はいるかな?」
俺「うーん…。祖父は従軍しましたけど、もうとっくに他界したし… あ!親戚の爺さんでまだ1人生きて
ますよ!」
爺「そうか、そしたら今度あった時には、イタリアが途中で戦線を放棄したことに関しては、本当に遺憾
に思っており、わしの人生においてただ一点の心残りであり、日本の皆さんには謝っても謝りきれない事をした
と思っている。と伝えてくれ。」と目に涙を溜めながら、俺に訴えてきた。
930 5-4 04/11/28 21:35:32 ID:UtE+qDiS
俺「うーん、今さらそんなに怒ってる人もいないんじゃないかなぁ?あの小うるさかった俺の祖父でさえも、
イタリアの事で、ぼやいてた事は一度もないし…。」
爺「我々はあの時、誓って誰一人戦線を放棄したいと思ってる奴はいなかった。わしの海軍部隊では政治的に
戦争が終わった時でさえ、皆悔しさに泣き、同盟国を見捨てるのかと、誰もが断腸の思いだった。拳銃で自殺
をしたものだっている!でも、わしはあの時何も出来なかった…。昨日まで、同じテーブルで酒を飲み、
ロベルトと呼びあい、同じ敵を蹴散らそうと雄叫びを上げあった仲にも関わらず、同盟国の戦況が日に日に
悪くなっていくのが、ラジオで伝えられようと、何も出来なかったんだ…。特に、日本の方々が最後まで意志
を貫かれているという報道を聞くたびに、どれだけ5体が引き裂かれるような思いがしただろう。だから、
日本の方々には戦線を離脱した腰抜け、裏切り者と思われても止むを得まい。そして、イタリア人
はテレビで見るような、ちゃらついて女の尻を追いかけるだけの、軟派者と思われているかも知れない。
しかし、その後の半世紀以上、わしを含めた海兵全員は一日だってその事を悔いなかった事はないのだよ…。
だから、君のお知り合いには、是非すまなかったとお伝えください…。」
931 5-5 04/11/28 21:36:42 ID:UtE+qDiS
そういうと、爺さんは年甲斐も無く泣き崩れた。そしてよく見ると爺さんの胸には、会社の社章のような
小さいもので気付かなかったが、古びたイタリア海軍の所属部隊のバッジが着いていた。そして、急な展開に
戸惑った俺は、「わかりました、今度会ったら必ず伝えておきます。」とだけ言って、挨拶をしてその場を
去り、また炎天下の中に戻っていった。今まで、不思議ととても涼しく心地よかったのだが、その場を離れた
瞬間また砂漠のような猛烈な暑さに見舞われた。そして数メートル進んだ後、爺さんが何だか気になって振り
向くと、このテの話にありがちだが、もうそこには誰も居なかった。その爺さんが、幽霊だったかどうか
なんて、今となってはわからない。ただ俺は、爺さんと最後に交わした挨拶を思い出して少し、変だなと
思った。
爺「ここにいれば誰か日本の方が来ると思って、ずっと待っていたが、わしの話を聞いてくれた人はどれくら
いぶりだろう。皆、わしがまるで見えないかの様に、無視をして立ち去ってしまうのだから。ありがとう。」
俺「いいんですよ。でも、ここよりもっと街の中心の観光スポットに行った方が、日本人はいっぱいいるん
じゃないですかねぇ。コロッセオとか。それでは、お元気で。」
後日帰国して、久方ぶりに、家で寝たきりになって殆ど誰とも口をきかない親戚の爺さん(元海軍)を訪ね、
その話をした。爺さんは、何も言わず、ただ目に涙を溜めていた。そして、その話を聞いた1週間後に老衰で
他界した。世話をしていた従姉妹によると、俺が会った後の1週間は爺さんが妙に明るく、皆に積極的に話し
かけてたと言う。 長文・駄文スマソ。